野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

凄いゾ、岡島! パーフェクト・リリーフ!(25日・フェンウェイパーク)

2007-10-26 22:32:32 | Post Season
 初戦(GAME-1)を「13対1」で圧勝して、これはボストン・レッドソックスが圧倒的に強い、クリーヴランド・インディアンスとの<アメリカン・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ>が≪事実上≫の<ワールドシリーズ>だったかもしれない、と錯覚しかけたが、第2戦(GAME-2)は初回にコロラド・ロッキーズが先制して、ボストンが追いついて、勝ち越して「2対1」の僅少差。

【6回表】先発(スターター)の「ベテラン」(40歳)カート・シリングが、1-OUT_1,2塁のピンチを迎えたところで、2番手に「エース」セットアッパーの左腕・岡島秀樹を早くも投入! 
 5番ギャレット・アトキンズと対したが、得意のチェンジUpでタイミングを外して、ボテボテのファーストゴロ(2-OUT_2,3塁)。「左」対「左」の6番ブラッド・ホープには初球カーヴで入り、2球目に速球(141km)で懐を突き、最後は2球目の残像を活かしながら、スプリッター(フォーク)で見逃し(3球)三振! 見事なリリーフ!! 

 続投した【7回表】には先頭のトロイ・トゥロウィッキーをライトフライ、8番ヨーヴィット・トレアルバをショートゴロ、9番ライアン・スピルボークスには「2-0」からチェンジUpとカーヴでカウントを整え、最後はイン・ローに速球(141km)をズバッと決め、見逃し三振! ボストン・フェンウェイパークの観衆の熱狂を呼び込む。

 更に続投した【8回表】には、先頭のウィリー・タヴェラスを「意表を突く」3球ストレート勝負で見逃し三振! そして……(記念すべき)2番・松井稼頭央との「日本人」ワールドシリーズ「初対決」を迎えるが、「3-2」フルカウントからスプリットを落として、空振り三振! “アンタッチャブル”な(触れさせない)岡島。
 ここで交代指令が来て、守護神(クローザー)ジョナサン・パペルボンにバトンタッチ。異例の2イニングス3/1を投げて(4奪三振)パーフェクトに抑えた岡島。レギュラーシーズン同様、キッチリと役割を果たして、「2対1」チームに辛勝を齎(もたら)した。ボストンの影の≪MVP≫は、岡島だ。岡島に≪MVP≫を! 

岡島、松井稼との日本人初対決を制す Rソックス連勝 (MAJOR.jp)