野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

盗まれた勝利!(12日・エンジェルスタジアム)

2006-03-13 19:26:28 | WBC
 そこまでして勝ちたいか? と思った。彼の国の特徴なのかもしれない。どんなことをしてでも勝つ。VTRで見ても、3塁のタッチアップは速くなかった。(8回表1アウト満塁)ちゃんとレフトが捕球したと同時にスタートを切っている。何の瑕疵(かし)もない。それを「OUT」にするとは……しかも後から判定を覆すとは! 

 レフトはランディー・ウィン(サンフランシスコ・ジャイアンツ)。昨シーズンまではシアトル・マリナーズだから、イチローの同僚。イチローならウィンの「弱肩」は知り尽くしていたから、あんなに慌てることもなかったのだが、しかしVTRを見れば見るほど、(3塁ランナーの西岡剛は)そんなに慌てている様子もなく、普通のタッチアップ。「誤審」と言うよりも作為的な判定だ。

 最後に打たれたのが、藤川球児(阪神タイガース)というのも「辛い」。今シーズンはこんな感じだろう。タイガースファンは、こんな球児を今シーズンは何度も見ることになるだろう。「覚悟」しなければならない。
 それにしても、2番手の清水直行(千葉ロッテ・マリーンズ)の人選も納得いかない。ここにきて中継ぎで「使えない」ピッチャーが続出しているのが「痛い」。調子の上がらないピッチャーばかりで、これでは2次リーグを勝ち進むのは困難に思える。

日本、判定変更に泣く 「見たことがない」王監督(MAJOR.jp)

多田野、悪夢の3失点!(6日・ポートセントルーシー)

2006-03-09 20:49:59 | Baltimore Orioles
 ニューヨーク・メッツのスプリングトレーニングの地、ポートセントルーシーのトラデションフィールドで行われたクリーヴランド・インディアンス戦。「3対3」同点の【6回裏】マウンドに上がったのは、背番号「49」多田野数人。いきなり先頭打者に右中間を破られて、ノーアウト2塁。背番号は確か「32」のはずだったが、「49」に格下げされているようだ。

 打ったのは、ジェフ・ケッピンガー。他ならぬ松井稼頭央とセカンドのポジションを争っている若手選手だ。3番サンデー・マルティネス(3A)に2球目(86MPH)を打たせて、ライトフライ。1アウトを確信したのだが、ライトが手を挙げているが、なかなか捕球体勢に入れない。太陽が目に入っているようだ。ボールを見失って、ノーアウト1,3塁。多田野の≪不運≫は続く。
 4番「主砲」クリフ・フロイドに初球(88MPH)ストライクを取り、2球目フォーク(80MPH)で空振り。3球目(88MPH)で振り遅れのファウル。4,5球目のフォーク(79MPH)を見送られ、決めに行った6球目(89MPH)が外に外れて、「3-2」。キャッチャーのサインに2度首を振って、投げたボールはフォーク(75MPH)。これが真ん中ストライクコースに決まったが、判定は「ボール」。
 フロイドも見送ったのではなく、手が出なかった「いい球」だったが、球審は第2打席にホームランをかっ飛ばした、昨シーズン34本塁打の強打者に肩入れした。これがイチロー(シアトル・マリナーズ)の言うマイノリティーへの差別、か? ノーアウト満塁。

 5番ザヴィアー・ネイデイに「0-3」。ショックが続いているか、多田野? 何とか「3-2」に戻して、ラストボールはアウトサイド低めに88MPH。これを見逃したネイデイ。判定は「ストライク!」。球審も人の子、良心の呵責に苛まれたらしい。マウンド上の若者に「いってこい」を授けた。1アウト満塁。
 6番(若い)ホアン・テヘーダ(2A)は2球目(90MPH)を打って、ショートゴロ。6-4-3と渡って、ダブルプレー、3アウトチェンジかと思われたが、意地悪なる審判が1塁にもいた。微妙な判定で1塁は「セーフ」。この間に1点入って、「3対4」。
 
 7番ヴィクター・デイアスには「90MPH」「89MPH」2球続けて空振りを取り、「0-2」に追い込むが、勝負球のフォーク(72MPH)の落ち際を叩かれ、センター前に落ちるヒット。これで2失点目。
 8番クリス・ウッドワードも「0-2」に追い込むが、3球目の外した球(90MPH)を巧くライトに流し打たれ、3失点目。9番タイク・レッドマンを歩かせたところで、多田野、無念の途中降板……。
 試合後、「気持ちが切れたところもあった」と反省していたが、この辺りか。いずれにしても≪不運≫が続いた。これも<ベースボール>だが。

多田野は負け投手 インディアンス(MAJOR.jp)

大塚、凱旋!(5日・東京ドーム)

2006-03-06 19:50:49 | WBC
【8回表】李承(読売ジャイアンツ)の逆転2ランで「2対3」リードを許した日本代表。【9回表】のマウンドには、クローザー大塚晶文(テキサス・レンジャーズ)が登場。下位打線7番からの攻撃だったが、宝刀スライダーが冴え渡り、3者連続三振! 見事なピッチング、だった。【9回裏】の攻撃に期待を繋いだが、相手の韓国代表もメジャーリーガーの朴賛浩(サンディエゴ・パドレス)をクローザーに投入。3人で打ち取られ、日本は完敗。アジア・ラウンド(1次リーグ)の2位通過が決まった。

 こういう「悔しい」敗戦を目にすると、やはり松井秀喜(ヤンキース)には出て欲しかったな、と思う。同僚のジョニー・デーモンもデレック・ジーターもA-RODも『WBC』に(アメリカ代表で)出るのだから、松井だけ出ないのは(返って)不自然。オープン戦で「3打数3安打」のニュース(5日)を聞いても虚しく聴こえる。

松井秀、3打数3安打 ブルージェイズ戦(MAJOR.jp)

野茂、ホワイトソックスへ(1日・トゥーソン)

2006-03-03 19:55:05 | Chicago White-Sox
 野茂英雄、シカゴ・ホワイトソックスへ、というよりも、スプリングトレーニングの地=トゥーソンへ行く、ということだけ、だろう。最初からマイナー契約。最初からメジャーは難しい。スターター(先発)が既に5人も揃っている≪世界一≫シカゴでは、チャンスが無い。エキシビションゲームで結果を残して、他球団に拾ってもらえる「朗報」を待つのみ。

 それにしても野茂は、昨シーズンは途中からニューヨーク・ヤンキースのマイナーに所属したし、その「ライヴァル」ボストン・レッドソックスに所属していたこともあったし、最初はロサンジェルス・ドジャースで、次がニューヨーク・メッツ。メジャーリーグの有名(名門)所は押さえている。
 新たにホワイトソックスで、同じシカゴのカブス(3A)のユニフォームを着たこともある。果して「次」は何処になるのか? 意外にロサンジェルス・エンジェルス辺りが「面白い」と思うが……

 そういえば、代理人の団野村氏はオリックス・バファローズと3週間に亘る交渉を続けていたそうだが、決裂。また大金を吹っかけたのだろう。野茂が日本球界に帰って来るのは見たいような「絶対」見たくないような……複雑だ。
 パイオニアだけに最後までメジャーリーグに拘って、骨を埋めて欲しい気もするが、日本球界で再生して欲しい気もする。再生、といえば、楽天(イーグルス)に打診はしなかったのだろうか? 

野茂、Wソックス入りへ マイナーのキャンプ参加(MAJOR.jp)