活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

アラビア語とアラブ文字

2011-12-07 14:26:39 | 活版印刷のふるさと紀行
 

アブダビ・ドバイ・ラアスアルハイマとアラブ首長国を訪ねてみて
感じたことに1,2触れてアラビア紀行をひとまず終えることにします。

 7つの首長国どこへ行っても同じでしょうが、町のあちこちで必ず見か
けるのがそれぞれの国の王様の大きな肖像額です。ここに掲げたのはアブダビ
の王様です。
 エミレーツ・ヘリテージ・クラブの玄関横にありました。イスラム教の
偶像崇拝禁止との関係はよくわかりませんが、街中では男性の正装をあまり
見かけませんので、王様の額絵が子供のとき読んだアラビアンナイトの挿絵
と合致してアラビアにいる感じがしました。

 偶像禁止といえば、アブダビにはシェイク・サイド・モスクという豪壮な
モスクがあります。内部の見学はできませんでしたが、偶像禁止だから外部の
絢爛さに比べて内部は簡素だということでした。
 以前、イスタンブールのアヤソフィアを訪ねたとき、内部の美しさに驚か
されましたが、あれは、最初キリスト教の教会だったせいでしょうか。

 アヤソフィアではアラビア文字がデザインされた円形の装飾がありました。
やはり、アブダビのグランドモスクは見るべきだったと思います。

 ただ、もともとアラビア半島で生まれたというアラビア語にはあまり接触で
きませんでしたが、アラビア文字にはあちこちで出会いました。ホテルの
マニュアルも英語とアラビア語でしたし、お店でくれるショッピングバックも
併記でした。

 どうもアラビア文字はキリル文字と同様苦手です。右から書き出す、続け字が
あるというくらいしか知りません。しかし、アラブでもカリグラフィは盛んの
ようです。本当はアラビア文字と印刷について研究して来なくてはいけないのに
アラブ湾の海と真珠、ラクダと砂漠、124階のバージュ・バリファなどに
終始してしまったことに反省。



 
コメント
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