活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

あんかけスパゲッティ

2013-03-27 07:35:57 | 活版印刷のふるさと紀行

 何年ぶりかに名古屋に長期滞在する以上旨いものが食べたい、それは食いしん坊の私にとっての当然の欲求。 さわさりとて、私は今、流行りのグルメ にあらず単なる食いしん坊であることを再度お断りして。 ところが不思議なもので新規開拓とはいかずに、ついつい記憶の泉をたどってしまうのです。

 まず浮かんだのが「あんかけスパゲッティ」、かつてこの街で働いていた頃はちょうどあんかけスパゲッティの萌芽期だったと思うのです。目玉焼きの上に太いスパがのっかっていて、それにトマト味のえもいわれぬ濃厚なソースがかかっていました。東京にはない味で会社に近いこともあって錦のYという店によく通ったものです。 そのYではありませんが飛び込んんだのはその名も「あんかけ」というズバリの店。メニューを見て驚いたのはその種類の多いことでした。 どうやらトッピングによって20種類以上あるようです。

 ここであんかけスパゲッティを知らない方のために、もうちょっと説明しますと、私がその日選んだトッピングはエッグベーコン、 ウエータにソースは辛目か甘めか聞かれ、麺は太麺か平麺かを聞かれました。タバスコで調整すればいいと辛いのはやめ、太麺を選択、まつことしばし、目の前にドンと出されたのが今や名古屋名物あんかけスパゲッティでありました。

 ソースの色と香りが「早く召し上がれ」と催促してくれているようにうまそうです。何種類もの野菜を長時間煮たソースはトマトベースでしょうが濃厚でいて柔らかで深みのあるデリケートなすばらしい味でした。 そのソースが軽く炒めた太麺にたつぷりからんでいる上に自家製であろう歯ごたえのしっかりあるベーコンと半熟焼きのエッグをかき混ぜて口へ運べば「ウマイ」と思わず口走りそうでありました。

 そしてお隣のこれも中京圏では有名なコメダ珈琲店のブレンドで止めを刺したのでありました。「ハワイにもあるでよう」といわれそうですが。  

名古屋にいるうちに追い追い各種トッピングをためしてみましょう。

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