活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

バリアブルデーターの強み2

2014-10-21 13:53:04 | 活版印刷のふるさと紀行

 このところ秋色が濃くなるとハローウィーンの飾りをあちこちで見かけるようになります。以前はディズニーランドのイベントぐらいにしか思っていなかったのに身近かになってきたことに驚かされます。

 10月31日は11月1日の諸聖人の祝日の前の日だからハローウィーンというのだそうですが、カトリックでもプロテスタントでも行事暦に入っていません。とすると、アイルランドやスコットランドあたりで生まれた日本のお盆行事のようなものでしょうか。それにしてはアメリカでもイギリスでもかなり盛大な季節イベントの一つになっているのはどうしてでしょうか。

 ところで前回のバリアブルデータ印刷の続きですが、つい、最近、こんなことがありました。私は10年ぐらい前からウイルコムのPHSを愛用してきました。10日ほど前でした。ワイモバイルと社名の変った元ウイルコムから私宛てにDMが舞い込みました。

 A42つ折り4ページに私の名前が4か所も印刷されているまさにバリアブル印刷そのもののDMでした。しかも、そのうちの1か所はゴチックの白抜き文字。「青山様 今、スマホとPHSをお使いならワイモバイルのスマホ1台でも今よりお安くご利用いただけます」とあり、私のここ3か月の平均利用料金のデータが添えられ、自宅近くのワイモバイルショップの所在地図まで印刷されていました。私のアドレスを含め4か所の可変データを折り込んだDMでした。

 こうまでターゲットにされると悪い気はしません。さっそくショップへ行ってみました。なんと、DM片手にお客さんの長蛇の列。恐らく、バリアブルデータ印刷のDM効果です。

 今朝の新聞に製紙会社の塗工紙減産が報じられています。原因はDMやちらしの印刷需要減です。バリアブルデータの強みを活かした印刷に目をつけるべきです。





コメント (1)
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