活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

東京タワー遠景

2014-12-28 13:34:22 | 活版印刷のふるさと紀行

 


 いよいよ今年もあと4日、なにもかもが思うに任せないのに人並みにあわただしい気分に駆られています。このところ西片にはときどき顔を出すだけで、もっぱら豊洲で寝起きをしています。

 豊洲が気に入っている点は生まれてこのかたウォーター・フロントに縁がなかったものですから,晴海運河沿いや隅田川沿いを歩く心地よさ、高層ビルが多いだけに周辺緑地が多く意外に緑が楽しめること、ララポートやトリトンのようにウインドウショッピングのできる大きな施設が近いこと、ちょっと歩けば深川のような下町情緒にも触れられるし勝鬨橋を渡れば銀座という地の利も便利です。

 これは計算に入れていませんでしたが、夜、パソコンから目をあげるとベランダ越しに広がる夜景がきれいです。写真の中央の光が東京タワーです。ですからタワーをはさんで画面右の方が築地や銀座左が晴海、東京湾方面です。東京タワーの点灯時間が変則で真夜中に目をあげると消えていたり、夜明け近くまでついていたり、かなりこまめに色が変わるのも豊洲で知りました。この夜景、ニューヨークにも似ていますし、ドバイのクリーク越しの風景にも似ています。

 話は突然変わりますが、私はNHKラジオの「深夜便」ファンで、毎晩、聞きながらモノ書きをしております。たったいま、五木寛之さんの「歌の旅びと」で鳥取がとりあげられていました。それで思い出したのです。鳥取砂丘でモード撮影がありました。カメラは」佐々木照男さんでした。3日間の滞在中ホテルのそばの飲み屋に通いました。店まで自転車で通勤しているというかわいい娘さんはわれわれを砂丘で仕事をしていると信じて疑いませんでした。撮影の立会いで日焼けしていたから無理もありません。あの娘さんはいま、高校生ぐらいの母親になっているでしょう。遠くを見る思いで目をあげたら東京タワーは消えていました。





 

コメント
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