活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

アズレイジョはヨカね

2007-04-03 22:22:22 | 活版印刷のふるさと紀行
 ポルトガルの町を歩いていると、ビルや家、家の外壁のブルーの絵タイルが目をひきます。アベイロ駅やポルト駅でうっとり見入ったのも思い出のひとつです。
 そのアズレイジョには、こんどの紀行でも天草の河浦のコレジヨ跡でおめにかかりました(既述)。臼杵ではサーラ・デ・うすきにもありましたが、今日、臼杵で見たのはもっと本格モンでした。

 たまたま、野上弥生子文学記念館から、おいしい味噌せんべいにひかれて長居した醸造店を出て、角を曲がったら、なんと、4~5間はある白壁一面がアズレイジョで埋め尽くされておりました。
 中ほどに大友宗麟さんが鎮座ましましていますのは、土地柄、当然ですが、少年使節の肖像やヴァチカンにあるシスト五世の戴冠式に向かう少年使節が馬に乗った有名な行列図、日本からリスボンまでの彼らの旅程地図などがところ狭しと青一色のタイルで表現されているではありませんか。

 うれしかったな。嬉々として大友宗麟とツー・ショットしたのでしたが、それは部外秘、NO IMAGEとさせていただいて、ごくごく一部を掲載しておきましょう。

 このAzuleejo,アズレイジョはちょうど、天正使節がポルトガルに行っていた頃から製作されはじめたといいますから、彼らの目にも間違いなくとまったことでしょう。もっとも、そのころの絵タイルの値打ちモンは国立タイル博物館入りしているでしょうが。


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