写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

芸術村に春が 木瓜と辛夷と柳の芽吹き

2017年03月27日 | 写真日記
    [赤は木瓜]

金沢市の文化活動の一つの拠点となっている「金沢市民芸術村」は旧紡績工場の跡地を利用しています。
広場にはできるだけ立木やレンガ造りの倉庫などを残していてもうすぐ桜の名所として市民がたくさん訪れる場所です。
この場を春一番に赤く彩る木瓜(ボケ)が今年も咲きました。

    [白は辛夷]

間もなく咲きはじめる桜の花に先駆けて辛夷(コブシ)の樹が白い花をつけました。
紡績会社で働いていた女工たちもまだ冷たい日もある早春に咲くこの白い花を見てもうすくに暖かくなる本格的な春の日と工場周りに咲く桜の花を楽しみにしたのでしょうか。

    [青は柳の芽吹き]

市民芸術村の管理等の前に大きな柳の樹があります。
ちょうど芽吹き始めた枝々に細かい青い若葉が出始めました。

  やはらかに柳あをめる 北上の岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに 石川啄木

歌集「一握の砂」に納められた一首です。
石を持て追われるように捨てた故郷ですが折に触れて思い出す故郷の光景。
短い生涯を生活苦と病苦のなかで社会進歩の思いと故郷への思いを胸にくすぶらせていました。

今日は金沢市民芸術村で早春を知らせる木々の写真を3枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



当ブログの親サイトは[ぎゃらりーたちばな]です。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
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