ニホンカモシカの母と仔、ヤブカンゾウの花

　　　　［一目散に走り去る］

「カモシカのような」という形容詞のつく、険しい斜面を軽々と移動する姿。
じつはそんな姿を見る機会は滅多に無く、たいていはのんびりと採餌する姿やこちらを凝視していることが多いのですが・・・。
この日は素早く走る姿を、それも母と仔で一目散に走り去る姿を見ることができました。
これまで人の眼につかないように大切に育ててきた子どもがようやく連れて歩けるように成長したのでしょう、まだまだ危険は多々あるでしょうが子育ての第一関門は突破したようです。

　　　　［遠くの斜面にニホンカモシカ］

昨日はキツネが出没するという山里で、そのキツネとの出会いを願い待っていましたが残念ながらキツネとは会えませんでした。
ただ待っている間に遠い斜面で採餌するニホンカモシカを見つけました。
近寄ってみると立派な体躯の成獣、そして写真には入っていませんが可愛い仔を連れていました。
子連れでなければたいていの場合はしばらくはモデル役を買ってくれ、即席の撮影会となるのですがこの日はこちらに気づくと同時に上の写真のように子供とともに一瞬のうちに走り去りました。

　　　　［ヤブカンゾウの花］

山里にはカンゾウの花が咲き始めました。
山野草にも詳しくないのでニッコウキスゲによく似たこの花が「ヤブカンゾウ」なのか「ノカンゾウ」なのかは定かではないのですが・・・、竹林で見たので「ヤブカンゾウ」としました。
ニホンカモシカが去った後には夕明かりのなかにこの花が立っていました。

今日は天然記念物指定の「ニホンカモシカ」とカンゾウの花の写真三枚アップしてブログ［写真師の新カメラ日記］更新しました。



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