[のびやかに]
私の好きな歌人がこの花を詠っています。
『のびやかにこころのままに居たい日の想いのままの大文字草 鳥海昭子』
『のびやかにこころのままに居たい日の想いのままの大文字草 鳥海昭子』
秋が深まると金沢市南部の山里の谷川の橋を渡った湿った崖の斜面で春先に咲く「ユキノシタ」に似た「大文字草」が咲きます。
先日ほんの少しの時間でしたが橋を渡ってみると今年も大手を広げ、支えあうようにこの花が咲いていました。
先日ほんの少しの時間でしたが橋を渡ってみると今年も大手を広げ、支えあうようにこの花が咲いていました。
[フリーダム(自由)]
「自由」はこの花につけられた花言葉でもあり、私が夢中で読んだ詩集に記された「フリーダム」という言葉。
詩集の内容はもちろんそのゴツゴツとした語感から伝わってくる自由を求めて闘った詩人の思いがいまも残っています。
[岩肌に咲く]
夏までは草も生えなかった岩肌の窪みにしっかりと根を張って茎や葉を増やして可憐な花を咲かせる。
風雨に流されないように小さな花たちが互いに腕を組みあうように咲く「大文字草」の姿に少し勇気をもらってきた私です。
風雨に流されないように小さな花たちが互いに腕を組みあうように咲く「大文字草」の姿に少し勇気をもらってきた私です。
秋の深まる山里で今年も出会った「大文字草」、早春の花ユキノシタとよく似た可憐な花たちの写真三枚をアップして[写真師の新カメラ日記]を更新しました。