勝沼の麻屋醸造は、家族的経営のアットホームなワイナリー。
麻屋醸造の一升瓶ワインは、840円から3000円までのラインナップ。
え、840円?一升瓶ワインが?
外国の750mlのワインの価格ではありません。
大手ワイナリーの紙パックのワインでもありません。
1、8㍑の一升瓶ワインが840円なのです。
それも原料は、国産葡萄100%。
720mlワインでも、この価格はありません。
他の追随をまったく許さない、絶対的安さです。
葡萄1キロから、720ml1本のワインが出来ると言われています。
一升瓶ワインには、2、5キロの葡萄を使います。
葡萄の価格が1キロ250円とすると、一升瓶の原料葡萄の価格は625円です。
これは原価の話。
それに人件費、設備費、瓶代、流通費、広告費など諸々の経費が上乗せされるのですが、840円には、上乗せされていないようです。
そのワインの名前は「サンデーワイン」。
ネーミングやラベルデザインに関しては・・・。別にいいじゃあないですか。名前は関係ないです。
絶対的安さの凄いワインなのです。
いままで、白(辛口)と赤の2種類だったのですが、2011年秋、白ワインの甘口が新発売。
価格は900円(税込み)。
ん?840円では?
今までの白辛口と赤はそのまま840円、新発売の白ワインの甘口は900円です。
900円でも安すぎです。
麻屋醸造さんは、このワインは儲からない、と言っていました。
そう思います。
ちなみに、一升瓶3000円のワインは、甲州種の30年古酒です。
こちらも驚かせられる価格設定です。
30年の年月の価値が、価格に反映されていません。
麻屋醸造さんは、アットホームなワイナリーですが、ビックリさせるワイナリーでもあります。