山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

驚愕のコストパフォーマンス

2011-10-10 12:52:24 | ワイン四方山話

勝沼の麻屋醸造は、家族的経営のアットホームなワイナリー。

麻屋醸造の一升瓶ワインは、840円から3000円までのラインナップ。

え、840円?一升瓶ワインが?

外国の750mlのワインの価格ではありません。

大手ワイナリーの紙パックのワインでもありません。

1、8㍑の一升瓶ワインが840円なのです。

それも原料は、国産葡萄100%。

720mlワインでも、この価格はありません。

他の追随をまったく許さない、絶対的安さです。

葡萄1キロから、720ml1本のワインが出来ると言われています。

一升瓶ワインには、2、5キロの葡萄を使います。

葡萄の価格が1キロ250円とすると、一升瓶の原料葡萄の価格は625円です。

これは原価の話。

それに人件費、設備費、瓶代、流通費、広告費など諸々の経費が上乗せされるのですが、840円には、上乗せされていないようです。

そのワインの名前は「サンデーワイン」。

ネーミングやラベルデザインに関しては・・・。別にいいじゃあないですか。名前は関係ないです。

絶対的安さの凄いワインなのです。

いままで、白(辛口)と赤の2種類だったのですが、2011年秋、白ワインの甘口が新発売。

価格は900円(税込み)。

ん?840円では?

今までの白辛口と赤はそのまま840円、新発売の白ワインの甘口は900円です。

900円でも安すぎです。

麻屋醸造さんは、このワインは儲からない、と言っていました。

そう思います。

ちなみに、一升瓶3000円のワインは、甲州種の30年古酒です。

こちらも驚かせられる価格設定です。

30年の年月の価値が、価格に反映されていません。

麻屋醸造さんは、アットホームなワイナリーですが、ビックリさせるワイナリーでもあります。

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