サンフーズ製造、マツムラ酒販販売の、富士山ウイスキーが、東京ギフトショー2021春、ビバレッジ部門で大賞を受賞。
富士山という名前ですが、富士山周辺で製造はされていません。
富士山天然水を、加水で使用しています。
ギフトショーに出品するくらいなので、お土産需要を見込んでのウイスキーです。
ウイスキーブームの中、日本でもジャパニーズウイスキーの定義が制定されようとしています。
中身は輸入ウイスキーなのに、日本ウイスキーとして発売されているものと、日本で作られているウイスキーを区別するものです。
しかし、この富士山ウイスキーの味は中々です。
私はこのウイスキーを全否定しません。
駄目なのは、誰かを騙そうとしている点。
富士山の水を使っているから良いではないか、と言っても、富士山の水を使う前から、名称は富士山でした。
批判されて、富士山の水を使うようになったのです。
製造のサンフーズは、一般には無名ですが、アルコール商品を製造するしっかりしたメーカーです。
原酒のモルトにちなむ名称にするとか、社名をウイスキーの名前にする、または抽象的な「琥珀の時」などの名前にしたらどうでしょうか。
初めは売れませんが、良い商品は必ず残ります。