販売することになった、笛吹ワインの在庫過多のワイン。
人が好い醸造家の矢崎さんが言うには、
「マスカットベイリA種が最も余っています。デラウェアも甲州種も余っていますが」
え、マスカットベイリAが余っている?
他のワイナリーでは、赤ワインのマスカットベイリAは余っていないはずだが・・・。
マスカットベイリAは、日本在来品種では、甲州種に続き、栽培量の多いワイン醸造品種。
食べても美味しいので、親会社のグレープハウスでは、マスカットベイリAは力を入れているそうです。
生食用では、シャインマスカットや巨峰が有名ですが、そこまで価格が高くなく、生食では知名度の低いマスカットベイリAは、観光客に試食を進めると、甘くて美味しい、と言ってよく売れる品種との事。
よって、グレープハウスでは、生食の販売用として、マスカットベイリAをたくさん栽培しています。
こちらは、グレープハウスの茂手木さん。
畑作業の忙しい中、手を休めて丁寧に葡萄や、コロナ禍の現状を説明してくれました。
こちらが、グレープハウスの近くにあるマスカットベイリAの畑。
ずっと奥まで同一の畑で、広さは3町歩、収穫量は10トンとのこと。
コロナ禍でなければ、観光客がここでぶどう狩りをするそうです。
その葡萄がすべて、ワイン用に回ってきた、と矢崎さん。
余っているワインのマスカットベイリAを50%。
次に余っているデラウェアと甲州種をそれぞれ20%。
この割合だとワインの色が薄くなるので、赤ワインの色の濃いベリーアリカントを10%ブレンド。
この裏ラベルは、以前笛吹ワインが販売していたもので、今回のワインにも使えるという事で、こちらになります。
プレジールはフランス語で、楽しみ、快楽、気晴らしという意味ですが、今回のワインには直接関係ありません。
長くなってしまったので、続きは後日。