山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

誰も言わないワイナリーの名前

2020-06-01 19:30:53 | ワイン四方山話

ニュー山梨ワインの、フリーラン甲州の一升瓶ワインが入荷です。

1度終売したワインです。

フリーランとは、葡萄果汁を採る時に、圧力をかけずに、葡萄の重みだけで、採れる果汁のこと。

葡萄のエグミなどが無く、きれいな葡萄果汁です。

きれいな果汁からは、きれいなワインができるのですが、圧力をかけた方(プレスラン)が多く果汁が取れるので、コストは安くなります。

フリーランは、その分価格は高いのですが、綺麗なワインができるので、販売する時にはウリの1つになります。

終売になったのは、甘口だからです。

最近、甘口のワインは売れません。

しかし、終売したところ、お客様の復活を望む声が多く、再発売したそうです。

ところで、今日納品されたとき、このラベルだったのです。

前の写真とほとんど変わらないのですが、こちらは2017年となっています。

ちょっと古いと思い、ワイナリーに問い合わせたところ、以前のラベルを間違って貼ってしまった、ということで、すぐに正しいワインを持って来てくれました。

今のラベルにはビンテージ表記がありませんが、2019年のワインです。

ところで、ニュ-山梨ワインは、ユイットビンヤードミサカ、と名称を変更したいらしいのですが、誰も呼ばない、または覚えられないので、まだ名称変更になりません。

みんな「みさかワイン」と呼びます。

長い間、御坂農協の直営だったからです。

「御坂ワイン」という社名はありませんでした。

「ニュー山梨ワイン」と呼ぶ方も、業界人だけです。

諸事情があっての、ユイットヴィンヤードですが、開き直って「御坂ワイン」に変更したら、と思います。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一升瓶ワインの感想は | トップ | お遊びですね、このワイン。 »
最新の画像もっと見る

ワイン四方山話」カテゴリの最新記事