山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

マルスワインから一升瓶ワイン。新発売!

2018-11-13 15:50:02 | 新商品インプレッション

マルスワインの本坊酒造(笛吹市石和町)から、マルスブラン、マルスルージュの2種類の新しい一升瓶ワインが発売されました。

どちらも山梨産葡萄100%使用した日本ワインです。

マルスブランです。

甲州種を主体に、その時々のワインをブレンド。

やや辛口。

マルスルージュです。

マスカットベイリAとベリーアリカントのブレンド。

程良い渋さのミディアムボディです。

マルスワインは、いくつかの一升瓶ワインを発売していますが、すべて外国産とのブレンド。

ワインの原料不足のなか、100%山梨県内栽培葡萄の一升瓶ワインを発売するとは、ワイナリーの強い意志を感じます。

マルスワインは、昨年韮崎市に穂坂ワイナリーを誕生させ、ブドウ産地の穂坂の葡萄供給が充分あるのでしょうか。

このワインの発売は、今後のマルスワインが、日本ワインをしっかり供給していく、という意思と受け止めました。

どちらも税込で3000円弱。

今までの一升瓶ワインの価格水準から見ると、価格は少し高めです。

それでも720ml換算では、1130円くらいです。

今後の一升瓶ワインの価格高騰は仕方がありません。

今までが安すぎました。

葡萄栽培農家の方も、ワイナリーもしっかり利益が取れ、消費者が納得してもらえる環境が良いですね。

売る我々も、3000円近いワインのコストパフォーマンスが高いことを、しっかり広めなければなりません。

ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーといった主要酒類の中で、ワインだけは水が使われていません。

日本でつくる酒の中では、ワインはどうしても価格が高くなります。

その点も含め、しっかりアピールしていきます。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list4.htm#honbo


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矢作ワイン 一升瓶白ワインは日本ワイン

2018-11-12 18:36:28 | 新商品インプレッション

矢作洋酒(笛吹市)の一升瓶の白ワインです。

左が新しいラベル、右が今までのラベルです。

中身は変わりません。

ラベルに日本ワインと明示されています。

ここが変わりました。

このワインは甲州種辛口です。

ラベルがそっくりの甲州種甘口の一升瓶ワインもありますが、ただいまワイナリー欠品です。

甲州種の辛口と甘口は、辛口の方が少し安い価格です。

その理由は不明です。

一升瓶の赤ワインは外国産の原料が入ります。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list5.htm#yahagi

 

 


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七賢 一番搾り

2018-11-10 17:58:18 | 新商品インプレッション

七賢の山梨銘醸(白州町)から、今年の新米新酒で作られた、一番搾りが発売です。

米は、新しい酒米の夢山水。

醸造家の北原氏は、常に今までのやり方を考察し、改良を重ねています。

一番しぼりは毎年発売されますが、進化し続ける日本酒になっています。

香り立つほんのり甘さも感じるフレッシュな酒。

是非、冷やしてお楽しみください。

 


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日川中央、北野呂の山梨ヌーボー 入荷

2018-11-09 17:03:55 | 新商品インプレッション

日川中央葡萄酒、北野呂醸造(ともに一宮町)から、甲州種の新酒が入荷。

どちらも一升瓶です。

まずは日川中央の新酒。甲州種とマスカットベイリAの2種類です。

以前は「いちのくらわいん」という名称でしたが、今回から「ノビス」に変更。

いちのくらわいんは、ワイナリーがある一宮町市之蔵から付けられていたのですが、法律の改定により、商品名に地名をつける場合、その地域で栽培された葡萄を85%以上使う事になったため、名称変更です。

白は甘辛中間、赤は軽い渋さ。

1800mlで1944円(税込)。

安いですね。720ml換算で、777円です。こんな価格の新酒ワインはありません。

次に北野呂醸造の甲州種の新酒。

白の辛口。1800mlで2160円。こちらも他社と比較すると随分お得です。

北野呂さんの新酒は、デラウェア、アジロンダックに続き、3つ目。

新酒のラベルはすべて似ているので、気をつけましょう。

日川中央さんと北野呂さんは、ともに生産量の半分を一升瓶ワインが占める老舗ワイナリー。

国産ワインブームで、ワインの価格が上昇するとともに、原料葡萄の不足から一升瓶ワインの見直し、縮小が続いています。

この2社には是非頑張っていただきたいと思います。

この2社は、生産量


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塩山洋酒 山梨ヌーボー2種類

2018-11-08 10:39:01 | 新商品インプレッション

塩山洋酒から、2種類の新酒が入荷。

まず甲州種の新酒、おりがらみ。

ろ過をせず、酵母を残すので、濁っています。

澱があるということで、おりがらみ。

甘辛中間の味わい。

萩原社長の挑戦的なワインですね。

つぎにベリーアリカントの新酒。

11月3日に行われた日比谷公園での新酒祭では、このワインの試飲に長蛇の列。

ベリーアリカントは、明治末期、新潟の富農、川上善兵衛氏が品種改良した葡萄。

山梨では塩山洋酒さんが作っていたからこそ、現在他社も栽培できている品種。

塩山洋酒さんの看板ワイン。

裏ラベルのフルボディ表示は、新酒なのでちょっと大げさかと感じますが、色の濃い、しっかりしたワインに間違えはありません。

独特なラベルも有名です。

御注文の方、下記で購入できますが、備考欄に、新酒、と記してください。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list1.htm#enzan

 


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