今日もいいお天気のみっちゃん地方
紅梅八分咲とこぶしはちょっと早いのですがさき始めました

友達のうちへ行くのにいつも車なのですが
一人でで行こうと決めて。地下鉄で栄に
始発の栄から終点の泉楽通り4丁目まで40分のバス旅行でした・
初めてこんな長いことバスのりました。
ヤッパリ高齢者の方の利用が多かったですね
景色もバスから見るのは初めてで新鮮な気分でした。
どうしてバスの一人旅か!
1月の中旬長いお付き合いをしてる友達に何となく電話しました
彼女は私よりずいぶん年上なんですが、絵の仲良し友達
教室は一緒になったことはないのですが同じ先生の指導を受けてました
合同展覧会で顔見知りに
その先生指導のフランス旅行も
私は通訳代わりです
現地ではモデルさんを囲んでのデッサン教室に参加したりでした
そういうことがきっかえで長いお友達付き合いをしてます
彼女は母と同じ静岡の出身でその静岡人気質が私は母をだぶらせて大好き
夫婦でお茶屋さんをなさってました。
おいしい本場のお茶で何より旦那様はお茶いじりが大好き
面倒見のいい気っぷのいい下町のおかみさんの店はこじんまりとしてはいますがいつもはやっていました
旦那様も90歳を前に免許を返納してお茶屋の商売も閉めようとなさってました。
電話で「主人がなくなったの。昨日お葬式だった。親類も高齢だから家族葬
隣近所にも知らせずだったの」と
旦那様は12月の中旬に店のシャッターを閉めるとき滑って頭を打ち
救急車で病院へ
幸い軽くてすぐ直ったのだが
「心臓がひどく弱ってるから入院していただきます」とお医者様
毎日見舞いに行っていた
頭もしっかりしていた。
独りで何でもできるのにおむつでベッドから動かないようにしてあったとか
「ひとりでトイレも行けるでしょう」と彼女が言いますと
「若い女の看護師さんが抱きかかえてくれるからこれ楽しみなんだよ」と笑っていた
とか
しかし日に日に衰えていくのがわかった
一か月ほどたったある朝
「旦那様がなくなった」と病院から電話があった
昨日行った時じゃ元気だったのに、びっくりした。
本人もまさか死ぬとは思ってなかったと思う
死因は老衰って書いてあったと
医者が大嫌いでいったことなんぞない、健康そのもので高齢者表彰されていた人だった
胸がいたいとシップを張っていたから
お医者へ行ったほうがいいといっていたんだけどねえ
私はそれを聞いて、すぐにでも飛んでいきたかった
しかし「落ち着くまでそっとしておいたほうがいいんだよ」という息子
そうか49日過ぎるまでは我慢しようと決心し
お彼岸の今日、行ったのです
「何もする気もなく、食欲もないい・
部屋の中、くちゃくちゃだから来なくていい」という彼女の言い分を無視
彼女の好きなビール、チンライスや冷凍のおかずなどすぐ食べられるものを
よっコラショと持ってです
スーパもすぐ近くでお弁当を買ってきて食べてるといっていただけれど
久しぶりに会う彼女は口では元気な振りをして舞うが
明らか憔悴していて。耳が遠くなり反応もいまいち。
同じことを繰り返す、
「わたしゃぼけちゃて何でも忘れてしまうだよ」
というのに私は反応ができませんでした。
一時間ほどのつらい滞在でした
帰りのバスを見送って手を振ってくれましたが
その儚げな姿に涙が出てきました。
いってよかった
会えてよかった
初めての長旅バス旅行でした。
マンションのしだれ梅です

同じく彼岸桜


読んでくださってありがとう