春のクラッシク界を彩る名古屋国際音楽祭
今週はバイオリン・ガラ・コンサートです。
ガラというのは祝祭というような意味で、
普通の演奏会より軽くて、いろんな楽しい催しがあることが多いですよ。
それと、今回は新進気鋭のヴァイオリニストの技を競うという意味の
~若いヴィルトゥオーゾ~という副題も付いている。
それぞれに色んなコンクールで優勝を一杯かっさらってるヴァイオリニストばかりです。
長尾春花、(美しい弦の魅力をきかせてくれます。)
山根一仁(日本音楽コンクールで26年ぶりの中学生優勝をかさっらった高校2年生。映画「カルテット」にでました。)
細い細いまだ少年の様な容姿から、かねでる、
すごいテクニックのロマ(ジプシー)音楽、ツゴイネルワイゼンは圧巻でした。
「ツゴイネルワイゼン」はサラサーテがジプシー―音楽をヒントに描き上げた
バイオリのための最高傑作の一つと思うのです。
作曲された時には演奏不可能とまで言われた難解な曲です。
この曲は父の大好きな曲で、
「死んだら、御経はいらない。代りに、ツゴイネツワイゼンをかけてくれ。!』といわしめた曲です。
ええ!通夜の席にはずっとこの曲を流し続けました。
でも、生で聴くのは今回が、初めてでした。
こんなかんじに舞台が見える一番前の席でしたので、
生の音がバンバンつたわってくるんですね。
感激がひとしお
また山根さんの容姿や演奏する雰囲気が丸でバイオリンの妖精のようでした。
次の演奏の、カルメンもワザ・技を感じさせるテクニックで
まさしくブラボ~!!でした。
クララ=ジュミ・カン(韓国系ドイツ人バイオリニスト)ダイナミックで優雅、バイオリンて、こんな奥の深い音が出るんだと聞きながら思いました。
レイ・チェン(その演奏は”金色に輝くがらんがうちたてられた!、”すがすがしさを湛えた明晰な構築力”マスコミに評価されています。)
この方たちが今後さらに、世界で活躍されるヴァイオリニストになると思うと
たまらない感激のコンサートでした。
素敵な春の午後でした。
サクラはもう葉が出ていますが
白い山桜の一種でしょうか
また違う感じで楽しませてくれます。
読んでくださってありがとう
12.チゴイネルワイゼン/サラサーテ(Sarasatey Zigeunerweisen)