周囲の樹木が大きくなって、陽があまりささなくなった林道を歩いていました。林道沿いにソメイヨシノの並木がありますが、あまりきれいに咲きません。このソメイヨシノの幹の樹皮下に、大きなクモがいました。アシダカグモによく似ていますが、人家から離れた山中なので、コアシダカグモだと思いました。
コアシダカグモは、体長は♀で20~25㎜ですが、脚を広げているので相当大きく見えます。西日本の暖地の家屋内で見かけるアシダカグモに似ているため、よく間違えられています。富山県科学博物館の根来さんによると、富山県内には近年になってアシダカグモの記録はあるものの移入種の可能性が大きく、また、コアシナガグモの記録も多くないとのことです(もっとも、クモ類そのものも生息報告はほとんどありません)。
《コアシダカグモ 2013/05/21》