やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

センノカミキリ(富山市婦中町羽根)

2013-06-23 07:18:37 | 昆虫類

小雨のなか、左右の灌木に何かとまっていないかと林道(農道?)を歩いていると、芽を摘まれたタラノキにカミキリムシの影がありました。予想どおり、センノカミキリでした。

センノカミキリは、ハリギリやタラノキなどウコギ科の植物の若い枝の皮や葉柄を食べる、体長20~36mmのカミキリムシです。食樹の一つであるハリギリが、センノキ(栓の木)とも呼ばれ、特に木材としては「栓(せん)」と呼ばれるところから名づけられたものです。

 《タラノキの葉柄をかじるセンノカミキリ 2013/06/21》

 《タラノキの葉柄をかじるセンノカミキリ 2013/06/21》 

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シャチホコガ(幼虫)(森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2013-06-23 04:03:17 | 昆虫類

6月22日は、朝の予報では午後には天気がよくなるはずだったのに、昼からも時々大雨が降る一日になりました。天気がよくなると思って出かけた樹木園では、昆虫の姿をほとんど見かけません。仕方がないので、葉陰に雨宿りしている虫がいないか、探すことにしました。

ウラジロノキの葉を裏から見ていると、何とも奇妙な形をしたものがいました。近づいてみると、シャチホコガの幼虫でした。雨滴を体につけています。幼虫が鯱(しゃちほこ:想像上の海獣)のようなポーズをすることからシャチホコガ(「鯱鉾蛾」) と名付けられたようです。

写真では、何が何だかわかりませんが、4対の腹脚で葉につかまり、頭部(右側)と尾部(左側)を大きく反らせてくっつけています。下の右側の3対の細い枝のようなものが胸脚で、下の左側の1対は尾端の突起です。

《シャチホコガの幼虫 2013/06/22》 

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