6月22日は、朝の予報では午後には天気がよくなるはずだったのに、昼からも時々大雨が降る一日になりました。天気がよくなると思って出かけた樹木園では、昆虫の姿をほとんど見かけません。仕方がないので、葉陰に雨宿りしている虫がいないか、探すことにしました。
ウラジロノキの葉を裏から見ていると、何とも奇妙な形をしたものがいました。近づいてみると、シャチホコガの幼虫でした。雨滴を体につけています。幼虫が鯱(しゃちほこ:想像上の海獣)のようなポーズをすることからシャチホコガ(「鯱鉾蛾」) と名付けられたようです。
写真では、何が何だかわかりませんが、4対の腹脚で葉につかまり、頭部(右側)と尾部(左側)を大きく反らせてくっつけています。下の右側の3対の細い枝のようなものが胸脚で、下の左側の1対は尾端の突起です。
《シャチホコガの幼虫 2013/06/22》