やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

スジモンヒトリ(ほたるの里公園/富山市[八尾町]三ツ松)

2013-06-15 13:52:37 | 昆虫類

遊歩道を歩いていると、ヒメジョオンの葉に何かがぶら下がっていました。ヒトリガの仲間でした。蛾はよくわからないので、写真で種名を調べることにしました。

写真の画像だけで種名を知ろうとしても、実は肝心な区別点が写っていない場合がよくあります(区別点がわかっているときは、すでに種名を知っているときです)。手当たり次第に絵合わせをして、見当をつけ、ヒトリガ科ヒトリガ亜科Spilarctia属にたどりつきました。セスジヒトリかスジモンヒトリかで迷いましたが、「前翅基部から前縁に沿う黒帯」があるように見えるので、スジモンヒトリと考えました(標本があれば簡単、確実に同定できると思いますが…)。

♂の触角は櫛歯状、♀は歯牙状なので、上が♀で、下が♂だと思います。

《交尾するスジモンヒトリ(下が♂) 2013/06/14》

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ツチガエル(富山市)

2013-06-15 10:06:21 | 両生類

トノサマガエルが繁殖している貯水槽には、ツチガエルもいました。

ツチガエルは、背中にいぼ状の突起が並んでいるため、イボガエルと呼ばれることもあります。

《貯水槽に浮かぶツチガエル 2013/06/12》

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ナナフシモドキ(幼虫)(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2013-06-14 22:59:36 | 昆虫類

寺家公園周辺では、ナナフシモドキをよく見かけますが、この付近に特に多いかどうかは、よくわかりません。探して見つけたのでもなく、たまたま見つけたものです。

ナナフシモドキは、エダナナフシとよく似ていますが、比べると触角が短いことで見分けられます。また、写真が鮮明ではありませんが、幼虫の脚には縞模様があります。

《ナナフシモドキの幼虫 2013/06/13》

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アマガエル(富山市)

2013-06-14 04:00:31 | 両生類

周りを人家や駐車場に囲まれ、孤立した1枚の水田があります。この水田に水が張られると、夜には必ずアマガエルの大合唱が始まります。小さな体でなんて大きな鳴き声が出せるのでしょうか。

この水田は、何度か中干し(水を抜いて田干しを行う)されます。中干しの間は鳴き声が聞こえませんが、水が張られるとまた大合唱が始まります。

《鳴嚢をふくらませて大声で鳴くアマガエル♂ 2013/06/11》

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オオオバボタル(幼虫)(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2013-06-13 18:49:38 | 昆虫類

立ち枯れしたアカマツの樹皮の下に、尾部が光る何かの幼虫のようなものがいました。富山市科学博物館の根来さんに写真を送ったところ、「オオオバボタルの幼虫」とのことでした。オオオバボタルは、以前、「頼成の森花しょうぶ祭り」のころに、さかんに飛び回っているのを見ていました。

本州・四国・九州に生息するホタルの仲間で、幼虫が放置木を生活場所にしているホタルは、オオオバボタルだけだで、幼虫は実際には貝類を食べず、ミミズを食べるそうです。

なお、オオオバボタルについての記述は『オオオバボタルー日本産ホタル科全図鑑ー日本ホタルの会http://www.nihon-hotaru.com/wiki/index.php?%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%AB』を参考にしました。

《立ち枯れしたアカマツ樹皮下のオオオバボタル幼虫 2013/06/11》

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アオスジアゲハ(幼虫)(太郎丸公園/富山市太郎丸)

2013-06-13 04:12:17 | 昆虫類

タブノキの根元近くのひこばえの柔らかな新葉に、アオスジアゲハの幼虫がいました。新葉は赤いので、緑色の幼虫は目立ちます。3齢か4齢のようです。

幼虫は、クスノキヤタブノキなど、クスノキ科植物の葉を食べます。

 《アオスジアゲハの幼虫 2013/06/08》

 《アオスジアゲハの幼虫 2013/06/08》

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ニトベナガハナアブ(立山山麓赤坂平/富山市[大山町]本宮?)

2013-06-12 06:15:02 | 昆虫類

伐採木に発生した硬質菌に、ハチに擬態したようなハナアブがとまっていました。富山市科学博物館の根来さんに尋ねたところ、(写真なのではっきりしたことは言えないが)ニトベナガハナアブではないかとのことでした。

《ニトベナガハナアブ 2013/06/07》

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ウラナミアカシジミ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2013-06-12 03:44:44 | 昆虫類

樹液が出ているコナラの木で、樹液を吸いにやってくるスズメバチなどの昆虫の写真を撮っているとき、何気なく少し上を見ると、赤っぽいチョウが幹の上を歩いていました。裏面がほかに見間違う種類のない特徴的な模様のウラナミアカシジミでした。

ウラナミアカシジミは、ゼフィルスと呼ばれる樹上性のシジミチョウの仲間の一種で、幼虫はコナラやクヌギなどを食べます。頼成の森ではこれまでに、ウラナミアカシジミのほかアカシジミ、ウラキンシジミの2種のゼフィルスを見かけています。

《ウラナミアカシジミ 2013/06/11》

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ムカシヤンマ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2013-06-11 21:51:41 | 昆虫類

頼成の森では、この時期、よくムカシヤンマを見かけます。原始的な特性を持っているので、「ムカシ(昔)」ヤンマと名付けられたようです。大きなトンボですが、地面などに翅を広げてベタッという感じでとまるので、残念ながら風格が感じられません。

幼虫は、水がしたたるような斜面に穴を掘ってすみます。2年間、ここはという場所で幼虫を探しましたが、見つけることはできませんでした。

《ムカシヤンマ 2013/06/11》

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トノサマガエル(交接)(富山市堀川町)

2013-06-11 04:24:31 | 両生類

毎年トノサマガエルが見られる小さなコンクリート製の貯水槽があります。いつもなら、アマガエルとは明らかに違う鳴き声が聞こえるはずなのですが、今年は夜にアマガエルの大合唱が聞こえるだけでした。気になって、何度か貯水槽を見に行きましたが、トノサマガエルには会えませんでした。

昨日(6月10日)、出かける途中に期待せずに貯水槽の中を覗き込むと、交接中のトノサマガエルがいました。人の気配に敏感で、すぐに水の中に潜ってしまうので、なかなかよい写真が撮れません。

昨年のブログ(2012/07/24)にも書きましたが、この小さな貯水槽の近くにトノサマガエルの棲めそうなところはありません。この先、この孤立した(ように思える)トノサマガエルの個体群は、生き続けることができるかどうか、気になります。

 《トノサマガエル(交接) 2013/06/10》

  《トノサマガエル(交接) 2013/06/10》 

《トノサマガエルの生息する貯水槽 2012/07/22》

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ニセシラホシカミキリ(立山山麓赤坂平/富山市[大山町]本宮?)

2013-06-10 15:40:52 | 昆虫類

ミズナラ林の下草に、ニセシラホシカミキリがとまっていました。

ニセシラホシカミキリはシラホシカミキリとよく似ていますが、上翅(前翅)先端が単純な切断状になっています(シラホシカミキリは、上翅先端が尖ります)。

《ニセシラホシカミキリ 2013/06/07》

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シマサシガメ(氷見市稲積)

2013-06-10 03:34:37 | 昆虫類

最近、枯れ木や切り株、積まれた薪などをみかけると、ついつい何かおもしろい虫などはいないかと覗き込んでしまいます。

このシマサシガメも、枯れ木にいました。ヨコヅナサシガメと似た黒色に白色の縞模様のあるサシガメですが、比べると少し小さく細めです。

《シマサシガメ 2013/06/06》

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ボウズナガクチキ(氷見市稲積)

2013-06-09 20:04:37 | 昆虫類

カイガラタケのようなキノコの発生した枯れ木に近づくと、何頭かの甲虫が落ちてきました。写真に撮って調べると、ボウズナガクチキのようです。全身黒色ですが、各肢に黄色の部分があり、これが特徴のようです。

 

《ボウズナガクチキ 2013/05/28》

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シジュウカラ(営巣)(立山山麓赤坂平/富山市[大山町]本宮?)

2013-06-09 06:31:37 | 鳥類

赤坂平で腰をおろして休んでいると、シジュウカラが警戒の鳴き声を出しながら、近くの木の枝を飛び移っています。口に青虫を加えている(写真下)ので、近くで営巣していることがわかりました。見回してもそれらしい樹洞はありません。念のため、近くにあった標識の鋼製ポールを覗くと、暗くてよくわかりませんが、1メートルくらい下に雛らしきものがいました(写真上、中)。

巣の傍からは早々に離れましたが、いくつか疑問に思いました。
① ポールに蓋はないので、雨水が入り込まないのでしょうか?(木の葉が雨水を遮るのでしょうか?)
② 雛が巣立つとき、直径10センチほどのポールの中、1メートルもの高さを飛び出していけるのでしょうか?

何はともあれ、富山県地方の梅雨入りはまだ、降水量も少ないので、梅雨入り前に雛が無事巣立てるよう祈っています。

《シジュウカラの営巣していた標識のポール 2013/06/07》

《ポールの底にあった巣の中のシジュウカラの雛 2013/06/07》

《餌を運ぶシジュウカラ 2013/06/07》

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アカスジキンカメムシ(富山市[大山町]才覚地)

2013-06-08 05:44:33 | 昆虫類

道端のススキの葉に、アカスジキンカメムシがとまっていました。たまたま車をとめた路傍で、何かの気配を感じて見つけたという感じで、意識して探して見つけたわけではありません。アカスジキンカメムシは、キンカメムシ科のきれいなカメムシで、「歩く宝石」とも言われているようです。

アカスジキンカメムシは、2012年版『レッドデータブックとやま』で「生息生育地が県内において局限されており、希少である」として、富山県では準絶滅危惧に位置付けられています。 

《ススキの葉にとまるアカスジキンカメムシ 2013/06/07》

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