男はつらいよ 寅次郎純情詩集

1/9(木)曇り時々晴れ
連日の直行で埼玉・戸田に集合。次いで池袋・新宿と挨拶回り。日暮れ前であるが早めにフェイドアウトして池袋に戻り新文芸坐でかつての松竹の屋台骨を支えた大ヒットシリーズの1本を鑑賞。76年製作。ハタチそこそこの壇ふみが清々しく、ちょうど30才年長の京マチ子と母娘でダブルマドンナを演じていた。堅牢なストーリーラインは毎度同じ。安心して観て笑って少し涙ぐんだ。まぁ名人芸でありましょう。役者もシナリオも演出も。終わって古本屋で人気シナリオライターが初監督作に挑んだドキュメント本を購入。カフェで精読。

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

1/8（水）晴れ時々曇り後雨
天気予報が午後から雨ということでビニール傘持参で早朝から挨拶回り。日比谷・銀座・麻布十番と周り、夕刻には新宿・武蔵野館でヴァンパイア映画を鑑賞。尖がった単身者が過半で観客数は20名前後。ホラー？ゴシック？いやいやこれは紛れもないジャームッシュ印の異端映画である。役者良し、こだわりの小道具やら引用も良し、音楽良し、ロケーション良し。起伏の乏しい展開で観客のテンションを維持させる演出手腕は流石である。不老不死で永遠に生き続けねばならぬ選ばれし者の倦怠と恍惚。単館アート系の王道の如き傑作なり。夜は毎度のメンバーで年度初打ち。詰まらぬチョンボで勝機を逃がしてマイナススタート。意気消沈して雨のなか帰宅。