くちびるに歌を ／幕が上がる

2/28(土）晴れ時々曇り

8時起床。傍らにはいつの間にか愛犬が寝ている。朝食後にシネコンへ出向いて本日初日の邦画を鑑賞。観客は4割程度。主演のポッキー娘もデビューから10年。大切にされてほぼ年1本、厳選された作品にしか出演していない印象。芝居の良し悪しは別として華はある。本作も彼女を引き立てる格好の企画。予告編でラストまで容易に想像がつく。着目すべきは圧倒的な五島列島のロケーションと因業を背負わされたふたりの子役のエピソード。クライマックスの合唱シーンとシンクロして素直に泣けました。帰宅して午睡、愛犬との散歩、ジムでエクセサイズをして歯科治療。夜には隣町のシネコンでこちらも初日の邦画をスーパーレイトショウで鑑賞。観客20名強。ほぼ全員男性。ももクロは好きでも嫌いでもなし。元気をもらったなんて云う中年の知人もいるが、まぁアイドルはいつの時代にも必要だろう。青年団を率いる平田オリザの原作は未読だが、芝居は何本か観たことはある。予想以上の出来栄えでうれしい誤算。まずシナリオが良く出来ている。ついで演劇にかける女子高生のスケッチが自然で微笑ましい。脇では黒木華がさすがの貫禄。サービス精神旺盛の監督の小ネタも良し。芝居好きにはたまらぬ一本。深夜の街道を心地よい余韻のまま帰宅。