薄氷の殺人

1/15（木）雨
札幌は快晴。7時半に起床してバイキングの朝食をしっかり摂る。10時、郊外の大手ホームセンターの本社でプレゼン。ずらりと並んだ幹部社員の鋭い質問に何とか答えて薄氷を踏むような1時間半。空港のグルメゾーン（ラーメン道場）で味噌ラーメンをすする。13時半の便で無事帰京。東京は冷たい雨が降っていた。新宿で途中下車して武蔵野館で中国＝香港合作映画を鑑賞。都下単館。4割程度の入り。ベルリンで金賞を獲ったクライム・サスペンス。謎解きらしきものもあるが、メインストーリーは殺人事件を追う元刑事と薄倖の未亡人との歪んだ恋愛委である。挿入される登場人物の心象風景、華北の凍てつく街並みや意表をついた映画的なショットに痺れた。監督ディアオ・イーナンの映像センスとヒロイン、グイ・ルンメイに星献上。あの【藍色夏恋】の少女がおとなの女性になりました。

15年振りの札幌

1/14(水)晴れ
午前10時の羽田発ANAで札幌へ。久々の北海道上陸である。仕事の集合時間には間があるので空港内を見学。エアポートエクスプレスで琴似へ移動。駅前の広場でさっそく凍った雪に足元を払われ尻餅をつく。事務所での打ち合わせは1時間で終了。夜の懇親に備えてススキノのホテルへチャックイン。最近のビジネスホテルは本当に清潔で広くサービスも行き届いている。広々としたツインルーム。19時から兄弟会社の新年会に飛び入り参加。小一時間で抜け出して大通りから宿まで散歩がてらぶらつく。碁盤の目のような整然とした区画にイルミネーションが映える。

米国からのカード

1/13（火）晴れ
寒さが身に染みる連休明け。終日事務処理。おまけに残業して心身消耗。珍しいことに寄り道もせず真っ直ぐ帰宅。かつての同僚が難産の末に男子出産。めでたい。フェイスブックのお蔭でリアルタイムの状況がわかる。お祝いメールを送る。大昔の後輩もシンガポールからアメリカへ転勤になったそうな。やんちゃな万年少年も五十路を超えて貫禄あり。次回のリフレッシュ休暇は大陸横断旅行も良いかもしれない。

スーツの仕立て直し

1/12（月）晴れ
連休最終日。押入れの整理をしていると四半世紀前に誂え死蔵していた洋服が出てきた。現在より10㌔以上体重のあったころのダブルのスーツである。ネットで調べて自転車に跨り隣町のリフォーム店に持ち込む。齢８０を超えているという店主の対応宜しく寸法直しをお願いする。前金11,800円也。本当はシングルにして普段着としたいのだが、それは無理な相談であった。量販店に押されてオーダー需要も減り、還暦をとうに過ぎた仲間のテーラーは皆直し専門だそうな。近所をぶらついて夕刻帰宅。日本代表のサッカーがパレスチナに快勝。夜は珍客とビーフシチューの晩餐。昨夜のTVドラマの後編を見て日付が変わる。

オリエント急行殺人事件

1/11（日）晴れ
三連休の中日。愛犬に起こされ定刻起床。朝食後に本日は家に誰もいないことに気付く。大掃除でやり残したソファーのワックッス塗りであるとか玄関床をやっつけて午前終了。午後は床磨きと愛犬との散歩。TVで高校女子のサッカー決勝中継を観戦。両校とも優勝の常連校のようだが、エースの面構えで宮城県を応援。夕刻、余りモノでカレー南蛮を作り孤食。故老が返ってきたのでバトンタッチをしてジムで遠泳。夜はCX55周年記念ドラマを観る。40年前に原作を読み映画を観て、いたく感銘した作品のリメイク。オリジナルの時代背景や設定をそのまま日本に移しての力作。今夜の前半で事件はほぼ解決したが、後半の明日はそのプロセスを描くのだろう。あまりに有名な原作と映画にオマージュを捧げて、更にはチャレンジもしている。換骨脱胎の好例だろう。

シン・シティ 復讐の女神

1/10（土）晴れ
晴朗なれど冷え込み強風。8時前に愛犬に起こされる。朝食後にシネコンで本日初日の米国映画を鑑賞。さすがに9時台の客足は悪く2割程度の入り。フランク・ミラーのグラフィック・ノベルを映画化した２００５年の前作から約１０年ぶりの続編。そんなになりますかな。劇画そのもののモノクローム画面に描かれるのは暗黒社会のバイオレンスと復讐譚。ジェシカ・アルバに精彩ないが、エヴァ・グリーンの脱ぎっぷりは良し。ミッキー・ロークが一番の儲け役だったか。その他、曲者役者をズラリとそろえてテンポ良く展開するがだから何だと共感も感動もなし。後半は眠気に誘われた。インドアで白球を打って愛犬と散歩。夕刻にはジムで遠泳して定期身体測定。前月比2ポイントのダウン。正月の暴飲暴食が呪われる。先日忘れていた映画のテーマ音楽を家人に聞いてTOUTUBEで検索。夜は芋づる式にクラシックを聴いて過ごす。

96時間／レクイエム

1/9(金)晴れ
年始明けの1週間は長く感じた。少し寝坊して地下鉄の遅延もあって時間ギリギリで田端に到着。朝一番で懸案事項をやっつける。ファミレスで喫茶をして午後は千葉の五井でこれも懸案事項を片付ける。業務終了して夕刻帰京。新宿で途中下車してピカデリーで本日初日の邦画を鑑賞。スマッシュヒットしたシリーズの三作目。劇場は3割程度の入り。製作＆脚本リュック・ベッソン、主演リーアム・ニーソンは変わらず。鮮度の落ちは派手なアクションでカバーといったところか。ご都合主義は家族愛で相殺。時間つぶしの爽快感を得るには格好の一作。ジムで遠泳2キロをこなして定刻帰宅。愛犬と遊んで居間で深夜までうたた寝。

上司の愚痴を聞き流す法

1/8(木)晴れ
午前中に大森の取引先で大事な打ち合わせ。税務と会計は別物。午後は池袋の客先で失注の通達。同業他社によるものとの説明に納得いかず。夜は水天宮のホテルで賀詞交換会。昨年と同様に大盛況。70過ぎのオーナーの朗々たる歌唱を拝聴。有名な映画音楽であるが曲名が出てこない。2次会は帯同メンバーと。愛想笑いをせねばならぬところが宮使いの辛いところ。

初打ち一人負け

1/7(水)晴れ
午前中は徒歩圏内の日比谷の兄弟会社へ年始あいさつ。重要キーマン不在で30年来腐れ縁が続く不良社員が対応。しょうがない、今年も頑張る（素振りをみせる）か。中華のランチの後は懸案事項も終わって秋葉原の取引先へ契約書を届けてフェイドアウト。新宿のカフェで一服して夜は年度初の定例会。ツキにも恵まれ初回は飛ばすが後半は息切れで終わってみれば独り凹み。終電間際の地下鉄に揺られて帰宅は午前様。寒さが身に沁みます。

暮れ逢い

1/6(火)曇り一時雨
起床時から肌寒さを感じなかった一日。曇天、強風（但し南風？）、一時雨。早朝の打ち合わせで難件も山場か。終日社内で各署と調整。定刻退社して銀座まで徒歩移動。久々にシネスイッチで仏＝ベルギー合作を鑑賞。観客は単身ばかりの5名と超閑散。名匠・パトリス・ルコントの新作は舞台が第一次世界大戦前のドイツを舞台にした古典的なよろめきモノ。英/米役者が英語で話すのは違和感あり。しかし、渋い。渋すぎる。小道具や衣装の荘厳なこと。21世紀の現代にツヴァイクの短編小説を忠実に再現する意義はあるか？挑戦的かつ野心的な作品なのかもしれない。雨の上がった銀座の裏通りをのんびり散策して帰宅。

あと1センチの恋

1/5（月）晴れ
憂鬱な仕事始め。退屈な訓示に欠伸をかみ殺す。午後からゆるゆると挨拶回り。田端の回転鮨で昼食。帰社して雑用を少々。定刻退社して新宿で途中下車。武蔵野館で映＝独合作を鑑賞。若年女子グループやカップルで9割の入り。スマッシュヒットですな。すれ違いをテーマにした恋愛モノは星の数ほどあれど、男女の友情にやや重点を置いた造り込みと、欧州風味がスパイスとなって聖林あたりのラブコメとは一味違っている。役者やサウンドトラックも良し。これは年明けにいいものを見せて頂きました。帰宅すると愛犬が口紅を齧ったとかで大騒ぎ。口の周りを紅色にした我が仔と居間でうたた寝。

正月気分も本日まで

1/4(日)晴れ
連休も本日で最終日。ジムで初泳ぎ。水着を忘れてレンタル料金発生。これも初ボケ。午後は愛犬とのんびり散歩。夕刻、関東ローカルの音楽番組で70～80年代のフォーク・ニューミュージックを観る。その昔、年寄りが演歌の花道なんぞという番組を見るのを冷やかに思ったものであるが、あの心境と同じである。夕食はさっぱりと野菜ラーメン。居間で愛犬とダラダラとTVを眺めていると偏頭痛が酷くなった。明日から仕事、早めに寝よう。

走水で初鯵釣り

1/3（土）晴れ
深夜1時半に就寝して3時半に起床。おせちの残りで弁当を作り、4：40お迎えの車に乗って横須賀を目指す。7：00出船。天気晴朗、波穏やかなり。遠くに雪化粧を纏った富士山がきれいに見える。水深４０～８０メートルへ仕掛けを下して竿をしゃくる。4時間半の釣果は大中小各々2匹づつのアジ。喰いは悪かったがこんなもんだろうと同じような結果の帯同者と帰路に就く。2時前に帰宅して夕方まで午睡。夜は釣果を刺身にして楽しむ。カンパチを思わせる食感。美味なり。

実家で狼藉

1/2（金）晴れ
明け方就寝、9時起床。昨日と同じ雑煮に同じおせち。午後は実家へ出張って1年振りに兄弟姉妹が揃う。両親亡きあと子供を連れてくることもなくなったが、甥や姪の成長は早い。夕方からダラダラと宴会続く。新たに来る者、早めに帰る者。12時近くにバイクに跨り帰宅。

謹賀新年

1/1(木)晴れ
例年通りの新春。9時に一族揃って雑煮とおせち。小一時間で団欒終了。昼まで居間で年賀状やTVを眺めてダラダラする。午後、愛犬と散歩がてらの初詣。近所の氷川神社は参拝者で長蛇の列。一家の無病息災を祈念して賽銭を投げる。夕刻、これも例年通り駅前の喫茶店で読書。夜は高級和牛のすき焼き。