8月の祝日、臨時営業が行われた日に訪問しました。この頃、土曜日曜祝日は店内飲食営業は行わず持ち帰り用麺と豚等の販売のみだったのですが、この日は店内での飲食が可能に。告知は土曜日の午前中に公式twitterであったのですが、私が気付いたのは訪問日のお昼を過ぎた頃。慌てて身支度を整えてお店へ向かうも、常磐線に遅れが発生し一時は営業時間内の到着を諦めました。が、日頃の行いが良いのでどうにか14時55分にはお店前に。その時、店頭には5人が行列を成し後続に1人が並んだ15時03分に閉店となりました。
大ラーメン麺増し、大蒜脂。麺量は小2玉でお願いしました。
一本一本の麺の中に強弱はあるものの総じて硬めの麺は、表面が滑らかであることも手伝ってスルスルと。茹で加減とそれが有する特徴の両面がタフな食感を生み出しているように思いました。
終盤は一旦取り分けておいた卵黄を崩して麺と共に。
野菜は麺やスープとの絡みが良い、ややしんなりとした茹で加減。また、脂の影響もあってか艶やかさがあり、甘みも強めに伝わってきました。
豚。
一部崩れかけて。越谷店でこのタイプは珍しいです。
脂身少なめの、例えるなら筋肉質の肉体のような強健さを持つ豚。
こちらは表面にフワッとした脂身を纏うことで軟らかさが生まれていた豚。
スープは普段より甘さが強く、そして脂による厚みのある味わいで塩味はかなり遠くにある感じ。加えられた固形脂によって、純粋なものが変異したのだろうなと判断しました。
大蒜はあまり印象に残っていないので、風味は抑えられていたのでは。
越谷店の脂は他店の背脂とは異なり、野菜も混じった固形物。ここまでくるともはや豚の一部ですね。
生卵は女性助手さんのご配慮で、大きな丼で提供して下さいました。お店の手間は増えるのでしょうが、客の立場からすれば嬉しいお気遣いです。
店主さんからは残暑見舞いを。
水で締められたことで、表面は厚い膜が張ったように変化しゴワゴワと。
胡麻油の風味と僅かな酸味がありました。確か、恐らく、多分、きっと。
19分程で完食。困難な状況の中試行錯誤を繰り返し、お店と利用者と周辺住民の三者にとってより良い営業形態を模索しているように感じながら退店しました。
悶々とした思いを抱きながら毎日を過ごしていることを察してか「悩み事あるなら聞くよ。」と言って下さった店主さんと女性助手さん。その気になって「ではどちらに相談すれば?」と尋ねると、明らかに迷惑そうにお互押し付け合い、挙句の果てには「連絡なんかして来ないでよ。」って。今もサンタさんの存在を信じ、毎年クリスマスイブの夜には枕元に大きな靴下をぶら下げて、窓の鍵を開けたままにしておく私は、2人の大人に弄ばれた気がして目の前が真っ暗になりました。
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