12月下旬、個人的年末年始休暇初日のことです。年内の店内営業最終日で、14時まで営業していたこちらに到着したのは、移動時間を読み違えたこともあって、13時59分。その時の行列は63人で2時間コース確定。夕方からの予定を考え、一瞬だけ躊躇しましたが、せっかくなので最後尾へ。その直後、越谷店の様子を活発にSNSに投稿している2人組が後続に。それから、その2人は、来客がある度に既に閉店した旨を伝え、その数は14人にのぼっていました。私が並んでから、お店より宣告人を依頼された形跡はありませんでしたので、その前に、店主さんと打ち合わせ済だったのだろうと。そうだとすると、ギリギリのタイミングだったことになります。結局、15時48分まで待って入店し、16時01分に注文の品が配膳されました。
大ラーメン、野菜脂カラメ+塩汁なし。
翌日の予定を考慮して、大蒜は自重。
7分前後の茹で時間だった麺は、1分強を要して、助手さんの賄い分1つを含めた6つの丼に振り分けられました。
プリっとした食感で、跳ねる様な弾力を持っていました。
奥まで火が入って、クッタクタの野菜は、自ら甘みを発していました。
豚。
弾むような歯応えを持ちながらも、簡単に噛み切ることの出来た豚。
ぷるっとした脂身に、しなやかな肉質の赤身。
どちらの豚も大きく、そして厚みがありながら食べやすく。令和5年を締めくくるにふさわしい品質でした。
深みのある塩気を感じた後に、柔らかな甘味が現われてきた塩だれは、時々、ブラックペッパーによるピリッとした辛味が効いていたことで、味の層が重なり合うように思い、単調さは無く。
カリッカリのフライドオニオン。
ほぐし豚がたっぷり入った固形脂からは、同時に注がれた塩だれの影響で甘みを感じました。
キムチ。大注文用の100円玉の手持ちがなかったので、両替も兼ねて、食券提示後に購入しました。玉ねぎと人参とニラがコクを持った辛味で束ねられていて、ビールに合いそうです。
生卵。卵白は最後に残ったスープと一緒に。
それぞれの具材をよく混ぜた後に、卵黄を丼に。
こうして食べると、ラーメンの時にはあまり必要性を感じない生卵も、汁なしには欠かせないな、と思いました。
既に調理が終わり片付け作業が始まっていましたが、店主さんにスープ割をお願いしました。
スープと同時にカラメだれが小さなレードル一杯分足されると、フライドオニオンや卵黄が馴染んで、さらに奥行きが増したように。
およそ14分を要して完食し、店主さんに年末のご挨拶を済ませ、退店しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます