8月下旬の土曜日のことです。店頭への到着は14時57分となり、これまでの土曜日の傾向に加えお盆休み明けということもあり、宣告済では?と恐る恐る22人の列に接続することに。それから16時08分に入店するまでに後続に続いたのは18人のみと、終始20人前後の待ち人で推移していたようです。結局、16時29分に店外に19人が列を成す時点で、店主さんから助手さんに閉店するよう指示がありました。ただ、twitterで閉店の告知があったのは、16時44分のこと。この間に来店された方はどうなったのでしょう?
大ラーメン、大蒜脂。
麺丼。
私のロット分の調理開始直前に、5~6本の豚が投入された寸胴からお玉によって掬われた後に、平ざるで濾された固形脂。その後、もう一度お玉で掬い上げた液体は、今度は濾されることなく麺の上に。
2分間隔で3回に分けて投入された麺は、一回目の投入から6分経った頃から3分間を掛けて、5つの丼に振り分けられました。このように、厨房内はかなりのんびりとした雰囲気に覆われていました。
全体が滑らかな食感でしなやさを有しており、「硬め」との違いがはっきりと分かりました。そして、箸を通じて重量感が伝わり、持ち上げると暴れまわってスープを周囲にまき散らしていました。
単純な味の好みを言えば「普通」が一番なのですが、提供が早い=時間を稼げる、ということで最近は「硬め」をお願いしていたのです。
野菜丼。
豚。
繊維質が大半を占める端豚は最初コンビーフのように感じるも、脂身とタレを持ち合わせていたことで、苦になることなくちゅるちゅると。
大部分を構成する外側の赤身の層はしつこさのない深みを持っていました。
脂身が少なくとも繊細、温めることでよりその特長が際立って、かつしっとりとした肉質で、最初に抱いた印象のとおり「当たり」だと断言。
色鮮やかに茹で上げられたホッコリとしたキャベツとシャキッとしたもやしの上にもたっぷりの固形脂。
こちらの脂には味が付いていたよう。
濃い目の色合いのスープ。
醤油の風味を強く感じた直後に、それを掻き消すように現れたグルと、恐らく豚の旨味と推測される円やかさによって単調な味わいには感じず。
ちょこんと添えられた大蒜は麺や野菜にまぶすようにして。何となく、大蒜をスープに混ぜると酸味等の不要な味わいが増してしまう気がします。
13分強で完食。次ロットの盛付作業中の店主さんと助手さんにお礼を言い、小雨振る中入店を待つ人々を横目に退店しました。
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