関東地方の梅雨明けが発表された、8月の第一週の土曜日のことです。この後の予定を考え、11時の開店前に到着したかったのですが、寝坊して12時27分に10人が入店を待つ店頭に。約20分後に入店、そしてそこから10分が経過した頃ラーメンが配膳されました。そうそう、品川店ってレンゲが備えられていたんですね。前回は気が付かなかったので、この日もレンゲを持参していました。
小ブタ、大蒜脂。
黄色がかった見ための麺。
表面はツルッンと滑らか。
ふっくらとしたその身はしなやかな食感で、弾力は弱め。茹で加減も加味すると、総じて軟らかめに思いました。
豚は6つ。+100円で3~4個増えた計算です。
中心までタレの味が染みた、硬さとは異なる抵抗力をもつ豚。
少し筋繊維が歯に残る肉質の赤身が大半を占める、他の二郎にはあまり見られない煮豚タイプ。
食べ進めていると、脂を多く含んだ鮪の煮物の姿が浮かんできました。
野菜はややシャキの茹で加減。かなり少なく感じましたので、これなら増量をお願いしても良かったです。
液体油と思われるものに覆れて提供時点では白濁していた表面は、レンゲを差し入れると茶色に変化しました。
真っ先に醤油と糸を引くような液体油の影を感じ取り、その後には豚の旨味に裏打ちされた甘味が表れてくるも、油の後味が終始舌に残ったスープ。
細かく刻まれた大蒜は特有の風味は控えめ。
固形脂はプレーンな背脂と液体油に少々の肉片。
約11分で完食。麺もスープも高いレベルで安定した印象の一杯も、脂をお願いしたことで液体油の影響力が必要以上に強まってしまったかな、とも。次は慎重に判断したいです。