ユコリンのさんぽ日記

山歩き大好きなユコリンの日記です。
※コメントは承認制です。
多少のタイムラグをお許しください。

GW涸沢2泊

2016年05月06日 | 山のはなし
2016年4月28日夜~5月1日のち
ゴールデンウィーク前半、涸沢でテント2泊して、
奥穂高岳は技術不足で諦めて、涸沢岳を目指しました。

28日午後8時過ぎ自宅を出発、平湯には午前1時半ごろ到着し、
平湯キャンプ場の駐車場で、前夜泊しました。
朝4時半に起きたので、2時間半ほど寝ただけです。
雨は上がっていますが、どんよりしたお天気です。

29日曇りのち晴れ
5時50分のバス、お天気がもう一つなので空いています。
上高地につくとなんと雨ではなく雪がふっていました。


河童橋からは少し青空ものぞいて、天気は回復傾向です。


冬靴で重い荷物を背負って、明神、徳沢園、横尾と単調な林道歩きが3時間、
うんざりな道ですが、天気が段々回復していったので、気持ちは明るいです。


2か所ほど雪が残っていましたが、夏道で本谷橋に11時到着します。


例年ならこの辺りは雪の谷で橋ゲタもどこにあるかわからにそうですが、
今年は立派な橋がかかっていました。
ここでアイゼンを付けて、雪の夏道を登っていきます。
涸沢ヒュッテが見えてきましたが、ここからが長かった


午後1時半ごろやっと到着です。テント設営、
しっかり整地して、ブロックも積み上げました。
風が強くテントが飛ばされそうです。


寒いので雪上訓練は無し、早めに夕食を食べて午後6時には就寝です。

30日(土)晴れのち雪
3時起床、雪は昨夜のうちに止んで、星空がでています。
雪山初心者もいて、装備を付けるのも時間がかかり
出発は5時20分です。
モルゲンロートがきれいだったようですが、準備に手間取って写真が撮れませんでした。


予想外に人が少ないと思っていたら、後を振り返ったら
私の後が大渋滞、アリの大行列になってます。汗ッ!
最近息切れが激しい・・
ゆっくりゆっくり登って、何とか奥穂高山荘に到着です。
山荘の中でホットレモンをいただいて復活しました。

山荘前から見た奥穂高への登り、梯子を登った後、
雪壁を四つん這いになって登っています。


私たちは反対側の涸沢岳に向かいます。


雪と岩のミックス状態です。30分ほど登ると山頂です。


山頂からは360度の展望、遠くまでよく見えます。

北穂高岳から槍ヶ岳、遠くは白馬岳や立山、剱岳もはっきり見えます。

真っ白な山は薬師岳でしょうか。まだまだ雪たっぷりです。


すぐ隣の奥穂高岳、この後滑落事故があって、ヘリが来ていました


山荘の横でアイゼンワークの練習をしてから下山開始します。


正午ごろには戻ってきたので、滑落停止やビレーの練習をします。
午後1時ごろになると急に冷えてきたので、テントに戻りました。


しばらくすると雪が降り始めました。すぐ止むだろうと思っていたら、
翌日まで雪が降り続きテントは雪の重みでだいぶ狭くなっていました。
この時あちこちの稜線で遭難事故が多発していたようです。

5月1日雪のち雨のち曇り
朝起きると雪はまだ降っていて、20cmほど新雪が積もっていました。


標高が下がると当然雪は雨です。今日は下山でよかった!
徳沢園まで来るとやっと雨が上がりました。


来るときはつぼみだったニリンソウが、咲き始めています。




10時25分、上高地着
10時30分発の平湯行きに乗車できました。
駐車場で靴を履きかえていたら、底がパカンとはがれました。

経年劣化です。よく帰りまで持ってくれました。

平湯の森で日帰り温泉に入って、バス停横でお蕎麦を食べて帰ってきました。

※30日の天候の急変で北アルプスの穂高や剱岳で遭難が相次ぎ
ヘリコプターで救助されましたが、5人の死亡が確認されています。





コメント
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