第二会場
エスカレーターを上がってきた偉そうな会社員の男性2名が「国宝の武人はどこだ?分からないのか?」と入り口のスタッフに大声出してた。きっと時間がないから有名な武人5人衆だけ見ようとしてたんだろう。若い人は、あんな大人にならないで欲しいな。
第4章 国宝 挂甲の武人とその仲間
入り口のビデオで、同じ工房で作成された可能性も指摘もある、兄弟のようによく似た埴輪が5体の挂甲の武人を、ゴレンジャー並みのヒーローに例えて紹介。うちの1体は、現在アメリカのシアトル美術館が所蔵しているので、確かに5体揃い踏みは貴重な機会だ。
5体離れて展示しているのと、各ガラスケースにリスト番号のみが振られていて(しかも番号順にならんではいない)、説明パネルはかなり離れた場所にまとめて展示しているので、正直、誰が誰か分からなくなった。なので、アップで撮った写真は、違う武人の可能性がかなりある。
↓ 57.奈良・天理大学附属天理参考館所蔵
↓ 59.アメリカ・シアトル美術館
↓ 55.東京国立博物館所蔵 たまに考古館の入り口に展示しているのだが
背負っているのは矢を収めた靫(ゆき)
↓ 56.相川考古館所蔵
↓ 東京国立博物館所蔵の彩色復元
中国の兵馬俑と比べるべきではないと分かってはいるけどさあ。向こうは2,200年前にあのレベルなのにかあ、と思ってしまう。
↓ 挂甲 発掘された本物
↓ 60.こちらも国宝の挂甲の武人
群馬県立歴史博物館で会ってるな。
第五章 物語をつたえる埴輪
「埴輪は複数の人物や動物などを組み合わせて、埴輪劇場とも呼ぶべき何かしらの物語を表現します。ここではその埴輪群像を場面ごとに紹介します。」
力士や踊る人や家形の埴輪を展示。
↓ 私が気に入った導水施設型埴輪
大阪の古墳で平成10年頃に相次いで発見されたそうだ。モロッコの砂の砦みたいだ。
エピローグ 日本人と埴輪の再会
↓ 帽子をかぶる男子
柴又で渥美清の命日に発見された事もある「寅さん埴輪」と呼ばれているそうだ。「寅さん」でピンとくる私達以上の世代も、そのうち歴史になってしまうんだろうか。
↓ 武人埴輪模型
明治天皇陵に埋められた埴輪の模型だそうだ。まだやってたんだと、ちょっとビックリ。
常設展 日本の考古(テーマ展示)
お客さん、こちらにも流れて来るかと思ったら、流れてこない。なんでだ? ここにいっぱいあるのに。ちなみに国立博物館所蔵の埴輪は、画像検索すると364点あるらしい。
↑ 入り口の展示は、今回は「重要文化財 埴輪 盛装女子」
↑ こちらも今回は宮城県遠田郡田尻町蕪栗恵比須出土の遮光器土偶
↑ 「僕らも見てよ~」と言っているに違いない。
↑ 石人もこんなに彫刻が残っている像がこっちにはあるのに。
物販コーナーも来た時には、レジ待ちの列が30m位。大人気だなあ。だったらこのエネルギーで、発掘作業がすすみますように。