落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

東京国立博物館【挂甲の武人 国宝指定50周年記念  特別展「はにわ」】その2

2024-12-05 16:45:25 | アート・文化

第二会場

エスカレーターを上がってきた偉そうな会社員の男性2名が「国宝の武人はどこだ?分からないのか?」と入り口のスタッフに大声出してた。きっと時間がないから有名な武人5人衆だけ見ようとしてたんだろう。若い人は、あんな大人にならないで欲しいな。

第4章 国宝 挂甲の武人とその仲間

入り口のビデオで、同じ工房で作成された可能性も指摘もある、兄弟のようによく似た埴輪が5体の挂甲の武人を、ゴレンジャー並みのヒーローに例えて紹介。うちの1体は、現在アメリカのシアトル美術館が所蔵しているので、確かに5体揃い踏みは貴重な機会だ。

5体離れて展示しているのと、各ガラスケースにリスト番号のみが振られていて(しかも番号順にならんではいない)、説明パネルはかなり離れた場所にまとめて展示しているので、正直、誰が誰か分からなくなった。なので、アップで撮った写真は、違う武人の可能性がかなりある。

 

↓ 57.奈良・天理大学附属天理参考館所蔵

 

↓ 59.アメリカ・シアトル美術館

 

↓ 55.東京国立博物館所蔵 たまに考古館の入り口に展示しているのだが

背負っているのは矢を収めた靫(ゆき)

 

↓ 56.相川考古館所蔵

 

↓ 東京国立博物館所蔵の彩色復元

中国の兵馬俑と比べるべきではないと分かってはいるけどさあ。向こうは2,200年前にあのレベルなのにかあ、と思ってしまう。

 

↓ 挂甲 発掘された本物

 

↓ 60.こちらも国宝の挂甲の武人

群馬県立歴史博物館で会ってるな。

 

第五章 物語をつたえる埴輪

「埴輪は複数の人物や動物などを組み合わせて、埴輪劇場とも呼ぶべき何かしらの物語を表現します。ここではその埴輪群像を場面ごとに紹介します。」

力士や踊る人や家形の埴輪を展示。

 

↓ 私が気に入った導水施設型埴輪

大阪の古墳で平成10年頃に相次いで発見されたそうだ。モロッコの砂の砦みたいだ。

 

エピローグ 日本人と埴輪の再会

↓ 帽子をかぶる男子

柴又で渥美清の命日に発見された事もある「寅さん埴輪」と呼ばれているそうだ。「寅さん」でピンとくる私達以上の世代も、そのうち歴史になってしまうんだろうか。

 

↓ 武人埴輪模型

明治天皇陵に埋められた埴輪の模型だそうだ。まだやってたんだと、ちょっとビックリ。

 

常設展 日本の考古(テーマ展示)

お客さん、こちらにも流れて来るかと思ったら、流れてこない。なんでだ? ここにいっぱいあるのに。ちなみに国立博物館所蔵の埴輪は、画像検索すると364点あるらしい。

↑ 入り口の展示は、今回は「重要文化財 埴輪 盛装女子」

↑ こちらも今回は宮城県遠田郡田尻町蕪栗恵比須出土の遮光器土偶

↑ 「僕らも見てよ~」と言っているに違いない。

↑ 石人もこんなに彫刻が残っている像がこっちにはあるのに。

物販コーナーも来た時には、レジ待ちの列が30m位。大人気だなあ。だったらこのエネルギーで、発掘作業がすすみますように。

 

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東京国立博物館【挂甲の武人 国宝指定50周年記念  特別展「はにわ」】その1

2024-12-04 10:31:32 | アート・文化

11月22日 金曜日

14:00頃上野駅到着。

なんだ?この混雑は?

国立西洋美術館では「モネ 睡蓮のとき」をやっていて館外にも列ができていた。

そして東京国立博物館。

表慶館で「ハローキティ展

入り口では30分待ちの表示もあった「はにわ展」だったが、平成館に着いたら待つことなく入場できた。

が、最初の展示「埴輪 踊る人々」の前でこの人々。写真撮影は自由なので皆、スマホで撮りまくる。

なので、混んでいる場所は抜かして「はにわ展」→常設の「日本の考古」→再び「はにわ展」の順序で見学。

第一会場

プロローグ 埴輪の世界

①「埴輪 踊る人々」

このキーホルダー(2体で1組)を前にここで買って、旅行用の財布に付けてたら、海外の空港のセキュリティーでハサミの刃に間違えられてBAGの中身を調べられた。

 

第1章 王の登場

常設展でもその仲間達が並んでる。

 

第2章 大王の埴輪

入って左側のガラスケース内は、宮内庁貸出品のため(なんでだ?)写真撮影禁止。

①水鳥形埴輪

 

②挂甲の武人、捧げ物をする女子、家形埴輪

【「挂甲(けいこう)」とは古代の甲よろいの一種で、革や鉄板の小札を革紐や組み糸で綴じ合わせ、身体を防御する騎兵用の武具のこと。 起源はオリエントにあると考えられ、中国では戦国時代以降に発達、5世紀中葉には馬・騎馬術とともに朝鮮半島を経て日本に伝わった。】そうだ。

 

第3章 埴輪の造形

舟形埴輪

これは国宝の模造だそうだ。立派だ。国宝納得。

 

②椅子型埴輪

椅子型は初めて見たような気がする。群馬県伊勢原市赤堀茶臼山古墳出土。

 

子持家形埴輪

 

天冠をつけた男子

 

あごひげの男子

外国人にしか見えない。

 

挂甲の武人

優しそう。ちょっと弱そう。栃木県真岡市 鶏塚古墳出土。

 

⑦武装石人

九州独自の墓の守。やっぱ、石はいいわ。こっちの方が好きだ。

 

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「モネ&フレンズ・アライブ」と日本橋三越で化石探し

2024-08-25 11:45:52 | アート・文化

8月20日 火曜日

1.「モネ&フレンズ・アライブ

3月に行った“ゴッホアライブ 東京”が良かったので、友人を誘って、ネットで10:30入場のチケットを購入して日本橋三井ホールへ。

入り口では、当日券も販売していたので、(あれっ?空いてるのかな?)と思ったら会場に入る通路は行列。通路の両脇には、印象派の各作家の紹介があるのでそれを読みながら少しずつ進む。で、ようやく前の方に行ったら・・・。

その先にあったのは

会場は、この手前を右に行った所だった。なんだよ~。会場スタッフ~。先に教えてくれよ~。おば(あ)さん2人で写真撮る訳ないじゃん。他の人も「なんだあ」と言いながら右に曲がってた。

で、会場に入る。

あっ、一部屋しかない。“ゴッホ・アライブ”よりかなり狭い。おまけになぜか、正面(?)の一番大きいスクリーンを前の方の人は座って、後ろの方の人は立って全員で見つめると言う、想像していたのとは違う雰囲気。

↓ 正面スクリーン

1回50分の映像。見ているうちに後側のスクリーンもなかなか良い事に気づいて、2回目は後方のスクリーンを見る。他のお客さんは正面を見ているので、そのお客さん全員の顔が見えるので、変な感じ。多分他の人も、後ろを見ている2人に違和感あったろうなあ。

1回しか見ない人は正面スクリーンから離れて後ろの方で全体を“引き”で見た方がいいかも。

あと、スクリーンに寄りかからないように注意する会場スタッフが、強面の年配の人で・・・。人を見た目でうんぬん言ってはいけない最近の風潮だけど、もっと若くて優しそうなスタッフの方がいいなあ。

筆跡が分かる巨大スクリーンで絵が見られるのはいいけど、ある程度この時代の画家の予備知識はないと内容は分かり難いかも。まあ、絵を見ているだけなら綺麗でいいかあ。

↓ 床もスクリーン

↓ もう一ヶ所のフォトスポット

 

2.コレド宝町

入場の際もらったコレド宝町のクーポン券から選んだレストランでランチ。食後のコーヒーが無料だった。その後、見学。

おおっ!三井が開発した東京の都会だあ!

福徳神社(芽吹稲荷)

お参りする若い女性が多い。友人によると「三井のすずちゃん」のCMで話題になったらしい。由緒はあるけど、一時はビルの屋上に追いやられていて、三井の再開発で平成26(2014)年にこの場所・この社殿に移転したらしい。

拝殿横に三方に乗った雅楽鈴があって、三方に友人は財布を、私はスマホを置いて、鈴を振ってみた。ご利益はあるのだろうか?

 

3.日本橋三越

日本橋三越はチャンスがなければ行かない店舗だ。今日がチャンスだ。見学だ!

天女像

大きい!

↓ 5階でゴジラの何かをやっているらしい。が、イベント自体は終了していた。

化石探し

ネットで「化石探検MAP」を手に入れ(三越の人に「ください」というのが恥ずかしかった)探してみた。

小学生だったら夏休みの自由研究にしたかった。

目が化石に慣れてきたら、マップに載ってない化石も見つけられるようになってきた。

楽しい。今度、一人で行っちゃおうかなあ。

楽しい東京見学の一日だった。

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「チームラボボーダレス」麻布台ヒルズ

2024-07-24 10:11:34 | アート・文化

7月22日 月曜日

同い年の友人と。

麻布台ヒルズって、どこにあるのかと思ったら、私らが子供の時勢いがあった霊友会の釈迦殿を取り囲むように立ち並んでいた。ここだったのかあ。

10時からのチケットで10時に入場。2年前に「チームラボプラネッツ」豊洲に行った時は、素足になって、施設内持込もスマホのみだったんだが、今回はそんな縛りもない。

噂によると滞在時間4時間だそうだが、「若い人は映え写真撮るから時間食うんだろうねえ」と話してたおばさん(友人は孫がいるし、私達はおばあさんかな?)も、しっかり4時間滞在&満喫した。

で、びっくりしたのが客層。ほとんど、8割以上が外国人。たま~に日本語が聞こえてくるとホッとする。そして、電気代高騰の今、ありがたい程、冷房が効いている。

 

①滝の部屋(←ネーミングは全て私が勝手にしている)

人間が壁に寄りかかると、滝行をしているように滝の水が人を避けるように映像が変わる。やっぱり不思議~。

真ん中の山みたいな所に座ってみてると、滝から映像が変わる。この花も触ると反応する。

鳥獣戯画みたいな、蛙や兎の行列も通っていく。

そしてスタッフさんもしっかり見張っているので、真ん中の山でテンションマックスで遊ぶ子供は、優しく注意されていた。

 

②宇宙の部屋

なぜか一番前に行く事ができたので、一巡するまでしっかり観た。ライトたちが一生懸命働いて、スモークと合わせて、次々と作品が変わる。

偉いなあ。黙々と働くライト達。人間にはできない技だ。

 

③小さな部屋 その1

 

③小さな部屋 その2

 

③小さな部屋 その3

ここは部屋の真ん中に椅子があった。

ここらあたりで、チームラボボーダレスのコンセプトを思い出す。『チームラボボーダレスは、アートコレクティブ・チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」』

そう、本当に地図がないので、見残した部屋があるのではないかと不安になった二人。そこで、効率は悪いけど確実な、右手を壁に付けて(実際は付けないけど)歩き出す。すると小さいカーテンや厚いビニールのシートの向こうに、どんどん部屋が現れる。

 

④ミストの部屋

ミストでカーテンを作って、そこに映像(日本のような中国のような武士や演奏者や妖怪みたいの)を投影。ここだけ、4分の1位が故障中で修理の人がいた。

 

⑤球体の部屋

入り口のスタッフが持っているパネルには「滞在時間は3分で」とあったけど、口頭では「5分」に延びてた。部屋は広いんだが、球体が結構ビッシリあるので、人間が立っていられるスペースがあまりない。

 

⑥紫陽花の部屋

途中から、雨の熊笹の部屋になった。実際、雨は降らないけど。

 

⑦角のある部屋

入り口でスタッフの方に(四角形の)角があるからと注意を受ける。ここはあんまり・・・。

 

⑧魚の部屋

私達はやらなかったが、自分達が塗り絵した魚が、部屋の中、そしてこの部屋の外の廊下にも泳ぎ出す。

で、この魚も叩く(触る)と反転して逃げていくんだよ。二人で小学生高学年のように、壁を触りまくった。

 

⑨光ファイバーの部屋

豊洲にもあったけど、居心地が良くて結構長い時間いた。

動画でないと、さっぱり良さが分からないなあ。笑

という訳で、たっぷり4時間楽しんだ。4,000円なんて、ちっとも惜しくない内容だった。見残した部屋がないかが、ちょっと不安。やっぱり地図が欲しいなあ。

 

ランチは麻布台ヒルズのタワープラザ3階にレストランがあるのだけれど、そこはランチとディナーの間は閉ってしまうタイプ。

チームラボボーダレスの入り口のあるB1のお店で、ゆっくり食べたあと、麻布台ヒルズの探索。

いやあ、東京は凄い都市だなあ。

追記

もう一部屋あったのを思い出した!

⑩二日酔いで入ったら、リバースする部屋

映像が床から天井まで、グルグル動く部屋。スタッフさんの身長が大きくなったり小さくなったりして見える。皆、入口より先には行かない。気持ち悪くなるから。

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「ゴッホアライブ 東京」

2024-04-01 17:03:31 | アート・文化

3月25日 月曜日

ゴッホ アライブ展 東京」に行ってきた。3月31日に終了してしまうからだ。チケット代3,000円。場所は天王洲の寺田倉庫。

行きは品川駅からバス、帰りは京急の新馬場まで歩いた。

冷たい雨の1日。

3,000円取って、倉庫の外観はこんな ↑ 感じなのに、入り口が ↓ 昭和のライブハウス・・・。おいおい。

非常階段を2階まで登ると受付&ショップ。トイレはこの2階のみなんだが、女子トイレの個室は2つしかない。なんか不安なイベントだなあ・・・。

5階までエレベーターで上がるとそこが会場。

まずは映像に使われた、絵の説明パネル。まだ不安は解消されない。

春休みに突入したからか、来場者は多い。

↓ 3Dになっている「ファンゴッホの寝室」

椅子に座って写真を撮って良いはずなんだが、誰も撮ってない。

で、いよいよメイン会場へ。

ゴッホの生涯になぞって、有名絵画が次々とスクリーンに映し出される。スクリーンの種類なのか、プロジェクターの種類なのか、やたらくっきりしている映像も何ヵ所かあった。40分の映像が流れるんだが、私3回観ました。結局、楽しみました!

若干座れる場所(会場に用意された椅子が少々と勝手に座れる鉄骨が少々)があって、そこに座って1回みたけど、どうしても座った場所の真正面のスクリーンしか見えないので、やっぱり動き回って観た方が楽しい。

当たり前なんだがスクリーンが大きいので、本物の絵画よりじっくり観られる。筆跡も分かり易い。

フォトロケーションエリアは、空いてたら楽しいだろうが、結構な人出なので・・・。

それに結局「鏡」。鏡の威力って凄いなあ、21世紀の科学とか技術とか関係なく「錯覚」を起こさせる。

と文句を言っている割には、7月から始まる「モネ&フレンズ」東京展には、早々に行こう! 今度は日本橋三井ホールだし。

ランチは、T.Y.HARBORさんへ。店の雰囲気も店員さんも、料理も、コスパも良かった! 国際都市TOKYOのレストラン!って感じだった。

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東京国立博物館 建立900年 特別展「中尊寺金色堂」

2024-02-08 17:13:13 | アート・文化

2月7日 水曜日

建立900年 特別展「中尊寺金色堂」

平泉では、ガラスの向こうに、遠くにしか拝めない仏像が、上野でガラス越しとはいえ50cm位の距離で会えるのだ。東京ってなんて素晴らしいんだろう。

中央壇に安置される国宝の仏像11体すべてと、金色堂内を荘厳していた工芸品が展示されるのだ。

あれっ?平泉の金色堂は、改修工事中だっけ? 中尊寺自体のHPを見ると、「お知らせ」の次ページに昨年に「東京国立博物館出展にかかわる金色堂拝観について」とはあるけど。「通常と異なる仏像安置構成」かあ。なんか、寒い中、岩手まで行ってる方に申し訳ないような。でも、前に平泉に行った時、実際に現地で見ても、仏像が並んでる事しか分からないからなあ。

公式ブログから画像取りました。ごめんなさい。

会場全体図はこんな感じ。一部屋です。で、結構、私のような老人で混雑していた。

 

↑ 微妙に顎の角度が違う。

藤原清衡の棺桶まで飾ってた。じっくり、近くで見られただけで感激。

金色堂のレプリカがあって、それだけは写真撮影OKでした。

折角。1,600円払ったので、常設展へ。こちらは半分以上の来場者が外国人。

もちろん、考古学館へも。

今回は遮光器土偶君でした。

庭園にも行ってみる。

まだ、残ってる雪に、インド人が大はしゃぎだった。

 

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特別展「古代メキシコ」東京国立博物館

2023-08-02 12:50:14 | アート・文化

7月19日 水曜日

おおっ、なんて見やすい展示なんでしょう!

メキシコに添乗員付きツアーで行ったのは、1990年11月なので、ほんの33年前・・・。その時はルチャリブレ(プロレス)を観たいという友人に付き合い、メキシコ国立人類学博物館をキャンセルしてしまったのだ。で、10年位前に別のスペイン語を話せる友人と個人でメキシコ行きを計画したんだが、発掘が進んだテノチティトラン大神殿とオアハカに行こうとしたら、日程的に金額的にも合わなかったので諦めた。そんなメキシコの古代文明・・・。

展示品は公式HPの展示概要の写真が素晴らしい。写真撮影OKの展示会だったので、私が撮ったつたない写真を貼っておきます。

恐竜もそうだけど、古代文明も、科学の力が加わって時代と共にいろんな事が分かってくるのが面白い。

 

第一章 古代メキシコへのいざない

前1500年頃、メキシコ湾岸部に興ったオルメカ文明と「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」に通底する展示。

 

①オルメカ様式の石偶

オルメカヘッド(巨石人頭像)も現地で観てみたいなあ。

 

②球技をする人の土偶

まわしをつけたお相撲さんにも見える。

 

③貴人の土偶

マヤ時代の土偶。色がきれいに残っている。

 

④儀礼用ナイフ「テクバトル」 

なんて装飾だあ! さすが、アステカ文明だ。

 

⑤装飾ドクロ

これも、アステカ時代。

 

⑥チコメコアトル神の火鉢(複製)

アステカの火鉢? どんな使い方をしたんだろう?

 

第二章テオティワカン 神々の都

紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した文明。私が行った時にはまだあまり“ケツァルコアトルの神殿“の発掘は進んでなかった。

①首飾り

歯型のデザインをポイントにした首飾り。さすが、ドクロの世界。

 

②モザイク立像

12人の生贄と共に発見されたそうーだ。

 

③小座像

なんか言いたそうな、すでに言ってそうな小さな像。

 

④トランペット

宇宙船の絵に見えないか? 一時、そんな説が流行ったよねえ。

そう言えば、水晶のドクロの展示はなかった。19世紀欧米の金持ちが買いたがったので、ドイツの村で製作されていたというのが最近分かっちゃったからなあ。20年位前、大英博物館まで、わざわざ水晶のドクロを見に行った私なんだが。

 

⑤鳥形土器

貝を使った、可愛い装飾。でも、意外とエグいモノを入れてたかもね。

 

第三章マヤ  都市国家の興亡

紀元前12世紀頃から16世紀まで栄えた文明。中心地は結構いろいろと移動してるけどね。

①赤の女王

今回のメインは、パレンケ遺跡で発見された、7世紀後半の「赤の女王」のマスクや首飾り。その石棺のフタが「ロケットに乗り操縦桿を握った宇宙飛行士」とも見える絵が浮彫りされていると話題の、パカル王の妃らしい。

1994年には発見されたんだが、発見時はこんな感じで・・・。

こんなバラバラ状態から、ここまで復元して・・・。DNA鑑定もして、パカル王と血縁がないから王妃だろうとなったらしい。凄いなあ、考古学って。

 

②香炉

マヤのコーナーでは、いろんな香炉が展示されていたんだが・・・。いったいどんな使い方をしてたんだろうか? どんな香りがしたんだろうか? どの位の煙の量だったんだろうか? とっても不思議だった。

 

③96文字の石板

マヤ文字って、30年前は解読が大変だったんだが、今はコンピューターがあるからなあ。

付けペンで書いたみたいに、線に強弱があるのが凄いと思わないか!

 

④土偶

リアルで可愛い。部屋に飾り易い大きさだ。

 

⑤猿と神とカカオの土器蓋

 

第四章 アステカ テノチティトランの大神殿
14世紀から16世紀に栄えてスペイン人に滅ぼされた文明。テノチティトランの大神殿はメキシコシティの広場の下にあって、私が行った時は、まだ広場で、スペイン人が神殿を埋め立てて建てた聖堂が、その重さで傾いていた。今は、大々的に発掘されている。確かライトアップされたこの現場を見ながらメキシコ料理が楽しめるお洒落なレストランもあるらしい。
 
①鷲の戦士象
1m強ある。アステカには、人間の生贄の皮を剥いで着る風習があって、絵には良く見ると皮の手や足が、着てる人の手足のそばにあるんだが、これもそんな風に鷲の皮を剥いで着てるから、鷲の爪がこんな所にあるのではないかと思う。
 
 
②トラロク神の壺
私にとってはトラロック神でお馴染み。オルメカ文明からずっと信仰されている雨の神様だ。
 
 
③ウェウェテオトル神の甲羅形土器
こちらは火の神。釉薬がかかってのるか、テカテカ光ってた。
 
④金のペンダントヘッド
写真はボケてる・・・。この他にも5点位展示されていた。エルナン・コルテスの略奪を逃れた金製品だ。そう思うと感慨深い。
 
もう1回メキシコ行きたいけど、フリーで行くには危険そうだし、ツアー料金はまだ高いし・・・。
 
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国立科学博物館 特別展「恐竜博2023」

2023-06-02 19:12:36 | アート・文化

6月1日 木曜日

特別展「恐竜博2023」を見に、上野の国立科学博物館へ。土日のチケットは結構埋まってたけど、平日は前日のネット予約でOKだった。

ここの記事が見やすい。

全体像は ↓ こんな感じ。写真撮影は、映像以外はOK!

第1章 装盾類の進化

↓ 骨1コでこの大きさ。原寸大のパネルはあった。全長35m。

↓ メガロウーリサスの卵 群馬県立自然史博物館 蔵

 

第2章 鎧竜ズールのすべて

この恐竜だけ、ズールという恐竜っぽくない名前。本当に映画「ゴーストバスターズ」から取ったらしい。ロイヤルオンタリオ博物館 蔵

レプリカとは言え、いや、れぷりかだからこそのなかなかの迫力!

後から見るとちゃんとズールの尾が、ゴルゴサウルス脛を攻撃している。この影は尾っぽが動いてるんだよ。面白い!

共にロイヤルオンタリオ博物館所蔵。

 

第3章 北半球における獣脚類の進化

ティラノサウルスが2体。向こう側が「タイソン」君。半分以上本物の骨だそうだ。所蔵しているのは、“タイソン ティラノサウルスレックス合同会社”だそうだ。どんな会社だ?

手前は「スコッティ」君。産出はカナダだが、所蔵はむかわ町穂別博物館。むかわ町? むかわ町恐竜ワールドというページは見つけたけど。「スコッティ」って、ちょっと目まで恐竜博の目玉だったんじゃん。世界に3体レプリカがあるらしいが、なぜむかわ町の博物館が所蔵しているかは、分からなかった。

ホロタイプ標本”という言葉を初めて知る。

未就学児を連れた家族連れの中、1時間半位いた。あと、20年位たったら、同じ化石からさらにいろんな事が分かるんだろうなあ。科学の力って面白い。

その後、常設展をフラフラ。

 

地球館

ホアンホアン発見!

 

日本館

前回行った時は、修学旅行やら遠足やらの子供で大混雑。今回もそれほどではないが、子供の団体が多い。中学生はさすがに節度あるが、小学生は楽しい遠足でテンション上がっててうるさいなあ。

「シアター36○」も見てみた。んんっ? 前観た時よりも迫力がない。私の感性が鈍くなったのかな?

 

日本の隕石

日本は、他の国に比べて、領土が狭いのに発見されている隕石の割合が多いそうだ。日本は隕石に興味ある人が多いから、探しだすらしい。

 

川下由太郎コレクション

川下由太郎さんという人が北海道でアンモナイトを掘りまくって、そのコレクションだそうだ。なんか川下さんに対する世間の評価が低いなあ。

で、国立科学博物館の日本語のHPって、なんか古臭いなあ。HPが始まったころ作成して、そのまま書き足しだけしてるみたいな・・・。ちょっとなあ。

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「ルーブル美術館展 愛を描く」国立新美術館

2023-03-18 13:10:26 | アート・文化

3月9日 木曜日 12:00~

当日券もまだ売ってたけど、会場内は平日とは思えないほど人がいた。土日はどれほど混むのだろう?

“愛”には興味ないけど、フランソワ・ブーシェの作品が4点展示されているので行ってみた。

公式HPはこちら

絵画の解説パネルが小さいなあ、と思ったら、スマホで見られるようになってた。さすが令和の時代だ!

全体的に“アモル”題材の絵画がいっぱい!

アモル=ギリシア神話の恋の神エロスのラテン語名で、愛を意味する。ローマ神話の女神ウェヌス(ヴィーナス)の息子クピド(キューピット)もエロスと同一神である。

今回の展示会のアモルはローマ神話の中の登場人物らしい。日本語表記だと“アモル”なんだが、英語表記だとCupidとなっている。キューピットだと日本では、恋の魔法にかかる矢を射る子供の天使のイメージだから、“アモル”にしてるのかな? この展示会では、“アモル”はヴィーナスに心配されながら成長して立派な成人になって結婚していた。

 

プロローグー愛の発明

フランソワ・ブーシェの《アモルの標的》

 

Ⅰ.愛の神のもとにー古代神話における欲望を描く

令和の時代、男(神)の欲望のままに誘拐されてしまう女性が題材として好まれた時代の絵画を、見に来ている若い女性はどう思うのだろうか?と、心配になる位、略奪される美人達の絵画が10点程並ぶ。

セバスティアーノ・コンカ《オアレイデュアを略奪するボレアス》

 

フランソワ・ブーシェ《ブッシュケとアモルの結婚》

 

16世紀後半にヴェネツィアで活躍した画家《アドニスの死》

愛の女神ヴィーナスの恋人、美青年アドニスが狩りにいって猪に突き殺されてしまって、ショックを受けて倒れるヴィーナスとそれを取り囲む三美神を描いた絵で、構図が素晴らしい。が、その猪を3人の天使がかたき討ちしているシーンが遠景に見えるんだが、これが後から付け足したのが見え見えで。三美神の袖の上に、絵の具が乗ってるんだよ。誰かに命令されて、慌てて書き足した感じがなんか面白くてさ。

 

Ⅱ.キリスト教の神のもとに

昭和育ちの私でさえ、《略奪》にうんざりしてたので、聖家族コーナーの絵画を見てホッとする。

サッソフェラート(本名 ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ)《眠る幼子イエス》

 

Ⅲ.人間のもとにー誘惑の時代

ここは見慣れた風俗画。人間の男と女、どっちもどっちって感じなので親しみが湧く絵が並ぶ。ユベール・ロベールの「かつてヴィーナスに捧げられた神殿」があった。

ジャン=オノレ・フラゴナール《かんぬき》

今回のメインらしい。ジャン=オノレ・フラゴナールって誰?と思ったら、ワシントン・ギャラリーにある「読書をする娘」や、「ぶらんこ」の人だ。ちょっと知ってる。この人もブーシェもロココ美術の作家は晩年は恵まれなかったらしい。

 

フランソワ・ブーシェ《褐色の髪のオダリスク》

この絵のそばに、凄く地味な額に入ったブーシェの「アモルを支える三美神」があった。解説もなく、絵の具も薄塗だったので習作なのかなあ?

 

Ⅳ.19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇

この部屋だけ、撮影OK。なので、どーせ上手には撮れないけど、スマホで撮影してみる。

 

フランソワ・ジェラール《アモルとプシュケ》、または《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》

やっぱり最後の部屋も“アモル”だ。

フランソワ・ジェラールってナポレオンの絵を描いた人かあ。この人は新古典主義らしい。

 

アリ・シェフェール《ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊》

 

ウジェーヌ・ドラクロワ《アビドスの花嫁》

ドラクロワ、このコーナーで一番小さな絵だった。

 

クロード=マリー・デュビュッフ《アポロンとキュパリッソス》

ボーイズラブだ。

 

テオドール・シャセリオ―「ロミオとジュリエット」

ロココ美術のキラキラした愛の絵を見て頭がパステルカラーになっていたので、この絵(ロマン主義らしい)を見たら気分が落ち着いた。

 

ルーブル美術館に行くと、ブーシェの部屋があるそうだ。ルーブルに行った時はブーシェを知らなかったからなあ。また、行けるかなあ。

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国立科学博物館 特別展:毒

2022-12-09 17:47:53 | アート・文化

12月9日 金曜日

国立博物館附属自然教育園に昨日行って、今、東京・上野の本館では特別展「毒」をやっていると知ったので行った。

ネットでチケット購入だが、前日でもすべての時間帯が○だった。

が、行ったら結構な人。展示物が小さいので、どうしても人が行列ができてしまう。行列しなくてもいいのに。

皆毒好きだなあ。特に「トリカブト」は手軽に飲む・飲ませられる可能性があるので、皆覚えておこうと一生懸命写真を撮っていた。

写真撮影は動画以外は禁止マークがなければOK。

「毒」と言う切り口から所蔵品を展示してるんだが、定義が広いし、私は長く生きてて「毒」は昔から興味があったので、目新しさはあまりなかったかなあ。

特に海洋生物の毒は、ダイバーなら習う事ばかりだし、海藻のガヤで一ヵ月位痒かった私は、是非、ガヤも入れてくれ!と思った。

面白かったのは、実際ハチに刺されて見てその痛さを「シュミット指数」で分類したジャスティン・シュミット博士のコーナー。来場者皆大喜び!

あと、個人的にはフリッツ・ハーバー博士。第一次世界大戦時に毒ガス開発したドイツの化学者。まあ、ご時世やら研究の場やチャンスをどう掴むかなど、いろいろあったんだろうが。

日本に来て、星一(ほしはじめ)に会ってたのかあ。星一はSF作家の星新一のお父さんだ。こんな所で、お名前をパネルで見るとは。

最後のグッズ売り場で、“おおきなベニテングタケ”という50㎝のぬいぐるみを11,000円で売ってるんだが。売れるのか? 売れるなら、日本経済、まだまだ大丈夫だ。

 

せっかくなので、地球館へ。

6600万年前に、カリブ海に隕石が衝突して、恐竜が絶滅して中生代が終わったのは有名な話だ。

が、展示を見てたら、2億5220万年前のペルム紀末にも原因はまだ分からないけど地球上の全生物の9割以上が大量絶滅した事件があったそうだ。怖い!

次は、日本館へと思ったが、地球館でも小学1年生から中学生までの社会科見学(と言うのだろうか?)の団体が多かったんだが、さらにどんどん子供たちが入場してくる。

日本語以外を話す、若者達の団体もどんどんやってきて、日本館の入り口は大混雑。なので、見学は辞めて帰宅。

もう、コロナ、そんなに気にしなくてもいいんだよね。だったら混んでもいいよね。

 

投稿しようとしても「本文に不正な書式が含まれています」と表示が出て、拒否られてる。検察するとリンクを外すとなんとかなるらしいのでやってみる。

リンク先のアドレスが変だとはねられるみたいだ。

 

コメント
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