落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「エンド・オブ・ホワイトハウス」

2013-06-20 23:06:30 | 映画

345215view002面白かったよん。ジャック・バウワー「24」のシーズン7を2時間で見た感じ。

ホワイトハウスが、13分で陥落。というか、結局、数名だけしか生き残らず、その他のホワイトハウスで働く百数十名は死亡という、大規模テロ。念入りに、倒れた人間の頭を銃で撃つという残虐さ。一体どんだけ、弾や武器を運び込んだんじゃい?

おまけに、ボロい輸送機が、アメリカの戦闘機に勝つ。

戦闘部隊40名で、ホワイトハウス占拠。強いなあ、北朝鮮。アジア人の、顔平たい民族特有ののっぺりした表情のなさが、不気味なテロ組織をかえって強く見せるのよねえ。

345215view004容赦なく人質達の頭を銃でぶっとばす。このテロリストは映画史上、かなり残虐な奴だ。しかも目標がでかい!

だから“プラグ”が無事に回収された時は、よっしゃ!と、ガッツポーズしたくなった。

ただ、アメリカの偉い人達(含むモーガン・フリーマン)、もうちょっと覚悟を決めろよ。何十万人、何百万人もの命がかかってるんだぞ。すでに、あんな大勢死んでるんだぞ。韓国の事も、ケルベロスコードの事も、腹くくって欲しかったなあ。「アメリカはテロリストと交渉しない」はずだろ。

345215view003映画観終わった後、ケルベロスコードの3つ目、回りに人がいなくなったんで大統領が教えたのか思ってたら、今、ネットでいろいろ見てたら、テロリストが自力で解いたらしい。場面が変わったら、突然3つとも解読されてたから、てっきり大統領が言ったのかと思っちゃったよん。だから、最後の感動のスピーチも、(ええっ!何こいつ言ってんの?)と思っちゃったよ。アーロン・エッカートが演じてるから、余計そう思ってしまった。

ジェラルド・バトラーの体は良かったよん。

「オブビリオン」のサリーが、ある意味大活躍してた。

345215view005 朝鮮半島のすぐ脇で、アメリカの顔色を常に窺う日本人としては、本当にこのテロが阻止されて良かった。ジェラルド・バトラー演じる、周りがどんなに死んでも絶対に弾が当たらないマイク・バニングに感謝しよう。

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姫路と大阪(出張のついでに)④

2013-06-19 17:09:27 | 旅行記・関西

6月3日 月曜日

仕事は、午後集合だったんで、午前中行ってみた。

灘波宮史跡公園

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地下鉄谷町四丁目駅を出て地図をみたら、灘波宮史跡公園の文字が。行ってみたら、ただっ広い公園だった。

302303が、ここに、「大化の改新」のあった壮大な建物があったなんて・・・。1,400年前だ。

そして、すぐそばに大阪城。

やっぱり、人間が住みやすい所は、ずっと住みやすいんだねえ。これが中東だと、イスラム教の聖地とキリスト教の聖地が重なっちゃうんだねえ。

人間の歴史の場所って、壮大なようで、結構狭い。

《大阪城》

おおっ!ここにこんなに巨石文明が!

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大阪城には全然興味がなかったんだが。石山本願寺の跡地に、まず豊臣秀吉が城を建てて、豊臣氏が滅んだ跡に、その上に2代将軍徳川秀忠が各大名に負担させて完成したんだそうだ。

やっぱ、上に建てちゃうんだ。ルクソール神殿の上にも、キリスト教の教会建ててたなあ。

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で、この石垣は、徳川幕府が割り当てた大名達の仕事だそうだ。

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謎の巨石文明ではないけど、各大名で石の大きさを競り合ったのかなあ? 石自体は薄く削ってあるそうだが、400年前にこれを作ったという事は・・・。クスコの石組みも、できちゃうよなあ。

310せっかくなので、天守閣にも登ってみた。うっかり階段で登ったら、8階まで階段で登り続けなければならなかった。

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姫路と大阪(出張のついでに)③

2013-06-16 22:21:45 | 旅行記・関西

6月2日 日曜日

《竹田城》

“日本のマチュピチュ”竹田城へ。

って、私も母も、ペールーのマチュピチュには行ったことあるんだけどね。

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このような、雲海の中に浮かび上がる景色は秋~冬の夜明けに見られるらしい。

だが、今は梅雨時の昼間だ。

104 8:41に姫路駅出発。播但線は2両編成の赤い電車。 しかも無人駅が多いので、運転席の後ろにバスのような料金表示表と料金入れの箱が・・・。

途中の検札で、スイカで入場した私も「竹田駅は無人駅だから」と、料金を車内で払った。

←寺前駅

9:31に寺前という駅で、9:46発の電車に乗り換える。

寺前という駅は、昔は採石で栄えたのか、錆びた設備が見えるけど、なぜここで乗換なのかはよく分からん。でも、トイレ休憩ができた。

106 そして、10:26に竹田駅着。

←竹田駅

竹田駅の後の山に、竹田城がある。

駅から登山ルートもあるんだが、私達は、全但バス運営の、土日祝日のみ運行の【天空バス】に乗車。

10:40発で、11:00に竹田城のバス停着。

108109ここから、もう一つ駐車場を経由して、舗装された広い道をのんびり登る。これは楽だ。

15分程歩くと、“竹田城跡”という石碑があって、そこから土の道と急な階段が始まる。

そして、竹田城!

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確かに、マチュピチュの雰囲気がある! 山の上に石垣で、木が生えてる感じが似てる!

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しかも、高山病にならないで行ける!これはポイントがでかい。

母は、マチュピチュの、広場みたいな所に生えてる木の下で休んだんだ。クスコより標高が低いから、高山病の人は行った方が楽だからと行ったのだが、標高が低い駅からマチュピチュに上がったとたん、また具合が悪くなった思い出が・・・。

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107←この地図が一番分かり易いかな?

マチュピチュと同じ頃出来上がって、実は歴史がよく分かってない等共通点も多い。

400~500年前、山の上まで石を運んで、積み上げたのは事実なので。

人間はその気になれば、集団の力でなんでもできると言う事でしょうか?

12時のサイレンを聞き、南千畳からの帰りの近道を通ったら、12:15分の帰りのバスに間に合った。

ちょっと走ったけどね。

GWは、すごい人混みだったらしいが、この日は梅雨にはいっていたせいか、そんなに人がいなかった。駐車場も空きがあった。雨は、時々霧雨程度だった。

《昼食》

117116駅前の町屋通りの、「竹田町屋カフェ寺小屋」で。

ランチは一種類だけだったけど、但馬牛の鍋に蟹飯、卵もこだわりの卵で甘かった。

デザートとコーヒーが付いて、1,500円位だったような記憶が。美味しく、ゆっくりいただけました。

《寺町通り》

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小さな踏切を渡って、駅の裏側(竹田城側)へ。

小さな竹田川に鯉がいて、江戸時代の橋がかかる善證寺、常光寺、勝賢寺、峰樹寺を見て回る。のんびりした城下町だった。

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で、14:23の電車に乗り、姫路に戻る。母は、そのまま帰り、私は大阪で友人と夕食。

茶すり山古墳

本当はここにも行きたかったのよん。竹田駅の観光案内所で確かめたら、片道、タクシーで1,300円位というのまで、確かめたんだが。近畿最大級の円墳で、結構復元されてるんだよね。

まあ、しょうがないかあ。まだ、行く機会があるかも知れないし。

後で聞いたら、母親は竹田城跡に、「25年前位に行った」と言っていた。ブームになる遥か前じゃん。

だから、茶すり山古墳にも、私もそのうち行くと思う。

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姫路と大阪(出張のついでに)②

2013-06-16 11:50:55 | 旅行記・関西

6月1日(土)午後。

《好古園》

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姫路城隣の《好古園》へ。姫路城の西御屋敷跡庭園で、平成4年に開園。ここの“活水軒”というレストランで、ゆっくり庭園を眺めながら昼ごはん。シンプルな、1,300円の「ざる夢そば・穴子天ぷら」で。

その後、庭園を散策。入園料300円の割には、いろんな趣向が凝らされていて、時間がある時にゆっくり観るのにいいかもね。

書写山園教寺

好古園》から、タクシーでロープーウェイ乗場まで行こうと思ってたが、空車が捕まらず、結局《好古園》向かいの駐車場先のバス停から、「書写ロープーウェイ行き」のバスに乗る。バスは1時間に3本位あった。途中、頭に「姫路高校」とつくバス停が3つか4つあって驚いた。どんだけ巨大な高校なんだ?

30分位で、ロープーウェイ乗り場へ。ロープーウェイには、バスで終点まで一緒だった、他4名位と乗り込む。ロープーウェイはガイドさん付(往復900円)で、「園教寺の建物の扉は16:30に閉まるので奥之院から見た方がいいですね。」と言われて焦る! だって、乗りこんだロープーウェイは。15:45分発。

016 ロープーウェイの山上駅そばから、摩尼殿まで行くバスもあるのだが、1,000円も取るし、発車まで時間があるので、徒歩で《摩尼殿》へ。

1km。結構、アップダウンもあり思ったよりキツイ!

「あと000m」という表示があるんだが、アップダウンがあるので、思ったより進まない。

さすが、「西の比叡山」と呼ばれるだけある。敷地が広い!

017018_2 《摩尼殿》は、さらに階段の上。

こんな山の上なのに立派な建物だ。(とはいえ、舗装はしてないが車道みたいな道もあり、御堂の裏手には住職さんの自動車が駐車してある。)昭和8年の再建だが、京都の清水寺みたいな舞台の造りになっているので、登ると高い! 手すりが低い!高所恐怖症の私は、端っこに行けなかった。

それから、大講堂・食堂・常行堂からなる《三つの堂》へ。

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019_2020 ここが主に映画「ラストサムライ」のロケ地

渡辺謙の住居だったり、あの村として結構使われたらしい。映画、見直さないと。

木造の、素晴らしい建物だ。「食堂」の2階が宝物殿になっている。あっ、ここは全て無料です! 私達が出ると、扉が閉められた。

023奥之院の《開山堂》へ。

ここの軒下に左甚五郎作の力士の像が三体あるのだが、修復中のため二体しか確認できす。さすが、日光の「眠り猫」の作者らしく、小さいぜ。

《展望公園》から、瀬戸内海を眺め、《鐘楼》を見て、ゆっくりロープーウェイ乗り場に戻る。17:30のロープー・ウェイに乗る。短時間に駆け足だったが、一応だいたいは見学。

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《夕飯》

026夕飯は駅に戻り、山陽百貨店6階のひろ峰へ。

リーズナブルに、観光客向けの名物料理がいただけました。

←「御もてなし御前」1,500円。

《ホテル》

ネットで探した、「姫路グリーンホテル立町」。駅のすぐそばで、シングル2部屋をコネクティングルームで使用。9階には、小さいけど女性が夜9時まで使用できる大浴場があり、姫路城の天守閣建屋がライトアップされているのが見える。朝ごはんは、まあ・・・・。

でも、これで、2名で1万円しなかった。

生まれて初めてビジネスホテルに泊まった母は、「こんなに安いくて、せまいけど全部身近に必要な機能が揃ってる!」と感激してた。

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姫路と大阪(出張のついでに)①

2013-06-15 23:45:21 | 旅行記・関西

6月3日月曜日の午後着で大阪出張だったんで、土曜日から関西に。

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土曜日は、今しか見られない姫路城の修理見学、映画「ラストサムライ」のロケ地で有名になった園教寺。日曜日は、日本のマチュピチュと最近言われている竹田城。月曜日午前中は大阪城。と、仕事が始まる前に疲れた私であった。しかも、土日は母親が付いてきた。上の写真は竹田城(跡)。

6月1日(土)11時頃姫路駅着。

《姫路城》

途中のホテルに荷物を預けて、徒歩で姫路城へ。姫路城自体は、2~3回来ている。

予めネットで、天空の白鷺(姫路城大天守修理見学施設)を12時~13時を予約。

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敷地内に入って、すっぽり修理施設に覆われた天守閣の写真などを撮っていたら、添乗員らしき女の子に「チケット売り場どこですか?」と聞かれる。新人かなあ?大丈夫かなあ?

Photo

で、チケット売り場に到着するとネット予約してる人は別の入り口へ。入場料が400円。天空の白鷺入場料が200円。別の入り口と言っても、単にチケット売り場の左右の差だけだったけどね。

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天守閣修理中なので、せっかく来てくれた観光客のために、忍者がいた。また、《りの一渡櫓》も公開していた。古墳から掘り出され石垣に利用されてた《石棺》も展示されていた。おおっ、エジプトの第一ピラミッドの中にある石棺と言われている箱にそっくりじゃん。しかも昔の遺跡を再利用するなんて、ラムセス2世か、トルコ・イスタンブールの地下宮殿のメデューサの頭を思い出した。

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そして、いよいよ《天空の白鷺》へ。

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入り口は、天守閣の時と同じ場所。中にはいると、普通の近代的建物。エレベーターに乗る時、ネット予約の人が優先になる。この日は空いてたので、予約がなくても、5分も待たなかったと思う。

0070068階へ。天守閣の大屋根がすぐ目の前。不思議な感じ。黒い瓦を白い漆喰で固めてる。

反対側の外を見ると、窓のガラスに、天守閣の模様のステッカーが貼ってあった。7階は、壁面修理が目の前に。

ただ、修理工事はほとんど終わっているらしい。次は50年後だって。今回勉強した若い職人さん達。50年後に、また頑張ってね!

008009天守閣を出て、《西の丸》に行ってみた。ここは初めて。天守閣から見た時には、単なる《塀》みたいに見えたのに、ずっと廊下になっていて、右側に部屋が連なってる。ただ《塀》として機能もあって、右側には敵に石を落としたりする窓もあった。ここに千姫暮らしていたらしい。約240mmあった!

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「オブリビオン」

2013-06-12 23:44:44 | 映画

344646view002オブビリオン=忘却 らしい。

トム・クルーズ主演で、ハードSFかと思ったら、2070年の滅亡寸前の地球が舞台の、あま~い、ベタベタの恋愛映画だった。

なので、じんわり温かい気持ちになるけど、ちょっと退屈。ストーリーも先がバッチリ読めちゃったし。SFとしては、雰囲気はあるけど、設定が弱い。

ラスト、彼が出てくるのも読めるし。

放射能で荒れ果てた地球がさあ、なんか見慣れてしまってて。目新しさがない。

344646view003バイクに乗って汚染地域に行く姿は「AKIRA」っぽいし、ステルス製ヘルメットを鎧のように着用している姿は「スター・ウォーズ(エピソードⅣと言わねばいけないらしい)」のサンド・ピープルかと思った。

ジャック(トム・クルーズ)が乗ってた、パトロール機「バブルシップ」はカッコ良かったけどね。

侵略者も、マザーコンピューターみたいのだけで、あそこまで地球をメチャメチャにしたらしいが、やっつけたとはいえ、正体がさっぱり分からん。

344646view004でも、生き残った人類はあの結末でホッとしたらしく、あんまり活躍しなかった女戦士のゾーイ・ベルは、最後フリルのついた洋服着てたなあ。

ジュリアを演じたオルガ・キュリレンコは、「007/慰めの報酬」でもカッコ良かったのに、なんかあんまりパッとしないねえ。この映画をきっかけにブレイクすればいいのにねえ。

で、登場人物の少ないこの映画で、良かったのはヴィクトリアを演じたアンドレア・ライズブロー。ヴィクトリアはずっ~と前から、ジャックが好きだったし、消されたはずの記憶も、その恋心から、ずっと前から戻っていたんだろうなあ。

344646view005 ジャックがジュリアを見るまでは記憶が戻らなかったにもかかわらず。だから、あの写真を飾っていたり、ジャックの記憶が戻りそうになると体を張って、たとえ偽物の関係で維持するのに必死だったんだろうなあ。自分達が操られているのも分かってて、それでも、2人の、2人だけの関係を続けていきたかったんだろう。

キャー、ベタベタの恋愛映画だわい。

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「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」天才の肖像

2013-06-09 22:10:07 | アート・文化

上野:東京都美術館

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11  「イタリア・ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452‐1519)。
本展は、アンブロジアーナ図書館・絵画館が所蔵するミラノ時代のレオナルドの傑作《音楽家の肖像》(日本初公開)と、レオナルドのメモや素描を編纂した『アトランティコ手稿』に収められた22葉を一堂に集め、レオナルド作品の魅力とその思考の過程を探るとともに、ベルナルディーノ・ルイーニやジャンピエトリーノら、レオナルドの追従者たち(レオナルデスキ)の油彩、および同図書館・絵画館が所蔵する素描コレクションから精選した珠玉の素描群を通して、レオナルド作品の反響と、イタリアのルネサンス以降の素描の歴史における素描家レオナルドの重要性を明らかにします。」

ということで、ダ・ヴィンチの油彩は「音楽家の肖像」のみ。これは顔、恐かった。『岩窟の聖母』とかエルミタージュの『ブンワの聖母子』とかも顔、恐いよね。

07 あとは『手稿』。

『手稿』の字、私、読めません。なので、ダ・ヴィンチのありがたみを感じるだけで、内容はサッパリ・・・。あっ、本当に鏡文字なんだとかしか、分からん。

1点、人動弓発車機械スケッチをアニメ化して、その使用図をビジュアル化していたけど、そんな風にみせてくれないと、分かんないよ。あっ。ダ・ヴィンチの手稿の設計図を、実際に模型化したり、アニメ化して動かしてする展示会は別にあったな。そっちの方が、《天才の肖像》を感じられたかも。

『洗礼者聖ヨハネ』の明るい模写があった。本当に、これ、真面目に描いたのかしらんと、やっぱり思う。指が上向きなので、この絵が会場のB1Fから1Fの案内、『聖家族と洗礼者聖ヨハネ』も上を指している人がいるので1Fから2Fへの案内ポスターに使われていたのは面白かった。

1312 ←これが一番、可愛かった。

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「イノセント・ガーデン」

2013-06-08 00:45:03 | 映画

345422view001 製作が「スコット・フリー」社なのよ。なので、目茶目茶凝ったタイトルロールに、リドリーとトニー・スコットの名前が出て、本編とエンドロール終了後、スコット・フリーの会社のタイトルアニメ(?)が流れる・・・。ああっ、本編と関係ないけど・・・。感無量。

で、映画自体は、すっごく思わせぶりの凝った映像で始まる。最初と最後がつながるようになっている。

監督は「オールド・ボーイ」「親切なクムジュさん」のパク・チャヌクの初のハリウッド作。1本も観てないけど、でも、その系統だし期待はするじゃん。

345422view003でも、惜しいんだよなあ。

殺人に性的興奮を覚える、シリアルキラーの「血」の話と、音や視力に敏感な「能力」が一緒に描かれてしまってるんで、もったいないんだよなあ。

「血」に気が付いたお父さんが、狩りに連れて行って、欲望を小出しにさせる所なんて、リアルで、なるほどと思わせる。お父さん、弟のその後と、自分の娘の事で大変だったんだろうなあ。

すっごい昔の映画「悪い種子」を思い出した。

345422view006で、ミア・ワシコウスカ演じるインディア・ストーカー。18歳という、性の欲望(彼女の場合は殺人でもあるけど)を、上手に描いてる。だからこそ、全てをおじさんのせいにして(まあ、実際そうだけど)、「能力」を活かしてニューヨークで大活躍して欲しかったのに。

ニューヨークを舞台にすっごい、連続殺人事件を起こしてくれるはずなのに。

あれじゃあ、すぐに捕まっちゃうじゃん。せっかく、ハイヒールに履き替えて、大人になったと思ったのに、なんであんなガキみたいな事を・・・。

345422view005_2 自宅の庭に埋めるのも、アメリカ人は好きだよね。だから、イノセント・ガーデンじゃなくて、最初(あれっ?またシークレット・ガーデン?)って思っちゃったよん。

役者さんはみんな良かったのにねえ。最初、二コール・キッドマン、もったいないなあと思ってたら、だんだん良くなってきた。

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