3.第2海堡 続き
西翼の反対側(南側)から、砲台跡を見る。まずは上から。
そして下から。
三笠桟橋のターミナルにあった模型。Cannon→キャノン砲と覚えていたら、カノン砲で加農砲と、今でも説明文に採用されているのにビックリ。
↓ 古い時代のコンクリートなので、鉄筋がはいっていないそうだ。
↓ 中央部砲塔観測台
「中央部砲塔観測台です。この観測台は視界の開けた場所に設けられており、地下の指令室や通信室と一体的に機能していたと考えられます。」
で、この向こう側、島全体像の中央の円の北側は写真禁止。どうも「危険物施設総合研修訓練」場所で、国家資格を取る試験に関わる場所なので、秘密らしい。焼け焦げた、貨物車みたいのや金属製の建物があった。でも、ググってたら、ここで火を使ってking gnuがシークレット配信ライブをしたそうだ。いいのか? king gnuなら。いいんだろうなあ。
↑ 高角砲の砲座
「2.7cm高角砲の砲座跡です。この高角砲は太平洋戦争時、昭和19年 (1944)に設置されたものだと考えられています」
灯台のため(だけじゃないと個人的には思うのだが)のソーラーパネルの中に残っている。明治時代の戦艦時代から、太平洋戦争時代の飛行機相手、そして令和の時代のソーラーパネルやking gnuがシークレット配信ライブ。第2海堡、大活躍じゃん。
↓ 掩蔽壕(えんぺいごう)
「桟橋から見られるのが、90mあまりにわたってのびるレンガの塀。
軍の物資を置いたり、兵士が暮らすための、いわば防空壕のような役割の構造物で「掩蔽壕(えんぺいごう)」といいます。
アーチ状の入り口が特徴で、現在は安全対策のため入ることはできませんが、中には広い空間が広がっています。」
レンガがしっかり焼いてあって、きれい。アーチの中にもいつか観光客が入れるようになるんだろうか。
↓ 防波堤
「北側海域の防波堤です。東側は延長 160m、西側は延長80mですが、西 側部分は沈下が進み海没状態です」
「第二海堡は岩礁などの砂地の海底にゼロから築かれました。
はじめに防波堤を、そして船を停泊させるための桟橋を造り、そのあと海底に土台となる石を投入していきました。
この防波堤は日本初のものと言われています。完成当時はもっと長く、高さもあったのですが、関東大震災の影響で多くの部分が海中に崩落してしまいました。」
↓ 三笠桟橋のターミナルの建物あった、第2海堡の模型。
なんか、理想の完成図みたいに見える。
↑ 海の向こうの、第1海堡
↑ あの釣り船の先に、第3海堡があったらしい。
4.船たち
私達についてくれたガイドさんも、船のガイドさんも、「船」が好きみたいでやたら説明してくれた。確かに、いろいろ調べたら貨物船も楽しそうだ。
大島に行くジェット船 友。スピードが出過ぎるので、普通の航路を走れないんだって。なるほど。
三笠桟橋から徒歩で横須賀中央駅まで戻り、京急で帰る。
第2海堡に上陸でできて満足。お天気も雨が降らずラッキー!
高くてもいいや!と旅行会社のツアーに申し込んだけど、やっぱり単品で値段が分かるので、ちょっとなあ、と思っていたら、これからの同じツアーは4千円値下げしていた。だろうなあ。
友達で行きたい!という人がいたら、三笠桟橋の船会社主催のツアーでまた参加したいなあ。