落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「パブリック・エネミーズ」

2009-12-30 17:33:05 | 映画

09123001 上海への往復の飛行機で鑑賞。上海、近すぎて、行きだけで全部見られなかった。

マイケル・マン監督の、「コラテラル」に続いて、話題のスターを使ったギャング映画!という位置付けだと思うんだが、いつのまにか宣伝で“ラブ・ストーリー”になっている・・・。

違うだろ。マイケル・マンだぜ。“男の死に様(行き様)”と銃撃戦を楽しみに見る映画でしょ。

恋人のビリーだって、一番最初の脱走シーンで、一味に着替えの場所と食べ物を提供する子持ちの農夫の妻が、ジョン・デリンジャーに「私も連れて行って」と言うシーンがあるけど、その農夫の妻とどこが違うんだ?

09123003現状の閉塞感から逃れて、自分の人生をジョン・デリンジャーに賭けてみようとしたのは、農夫の妻と同じだろう。

ジョン・デリンジャーの、仲間への友情。とくに運転手役の彼とのやり取りはカッコいい。

FBIの創成期、フーバーが州を越えた組織を作ろうと、やっきになり、最終的には持ち駒としてその犠牲(?)になるクリスチャン・ベイル。好きで人を殺してる訳じゃない。なんか甘ちゃんだったのが、どんどん育っていく。

0123002 今じゃ科学捜査とは言えないけど、遺留品からの容疑者割り出しや、電話の盗聴など、現代捜査のベースとなっていく方法が確立されてうまく回っていく様が丁寧に描かれる。

そして、スティーブン・ラング演じるベテラン捜査官が来てから、FBI側がいきいきと描かれる。ビリーを拷問したりミスばっかりしてるデブ君も含めて。ジョン・デリンジャー側の落ちぶれと対比して、いい感じ。

ラストの、ジョン・デリンジャーの遺言をビリー届けるメッセンジャーとしてのスティーブン・ラングの役割は、もう主役級の扱いでしょ。このラストで曲(サントラ)が生きてくる。

ジョニー・デップは確かにカッコいいけど、それで女性客を呼ぶのはなんだかなあ。男の映画だと思うんだけど。

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M-1グランプリ

2009-12-20 22:52:55 | 独り言

録画予約忘れて、外出しちまった・・・。

毎年楽しみにしてたのに・・・。

まっ、しょうがないか。

久々の銀座はきれいだったし。

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「インビクタス/負けざる者たち」

2009-12-14 22:43:09 | 映画

Img_0001試写会にて鑑賞

日本公開は2010年2月5日

監督:クリント・イーストウッド

あらすじは「1994年、マンデラ(モーガン・フリーマン)はついに南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。いまだにアパルトヘイトによる人種差別や経済格差の残る国をまとめるため、彼はラグビーチームの再建を図る。1995年に自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向け、マンデラとチームキャプテンのピナール(マット・デイモン)は、一致団結して前進する。」という映画。

監督!78歳だよ!

いくらスタッフがしっかりしてても、なんでこんなに元気なんだ?

まあ、「グラン・トリノ」や「チェンジリング」に比べれば、やや地味な作りだけどね。

Img_0002 アパルトヘイト撤廃後、白人対黒人の対立を防ぐために、他の事柄に国民の目を向けようとして、マンデラが目に付けたのが「ラグビー」。白人のスポーツをあえて潰さずに、白人の「ラグビー」から、南アフリカという国の「ラグビー」にして、国民を一時的にでも団結させるためにキャプテンを巻き込んで、自国で行われたワールド・カップで優勝に導く。

ラグビーに関しては、決勝での相手・ニュージーランドのオールドブラックスは強いのと、そのユニフォームは知ってた。が、ラグビーにワールドカップがあったんだ・・・。しかも、今回のサッカーのW杯でに南アの治安が不安材料になってるのに、なぜ、政治情勢の落ち着かない1995年に、ラグビーのワールドカップを南アで? 映画を見ながら、それが一番不思議だった。

しかも、旅客機のパイロットが、機体の下に「頑張れ!ボガ!(もちろん英語で)」とペンキで書いたのを見せるために、スタジアムギリギリに、低空飛行したりして・・・。テロの後なのに・・・。

そうかあ、そこまで熱狂的なスポーツなんだあ。

日本のラグビーチームも話題に出てくるよ。逆に、なんでワールドカップに出ちゃったんだよ!という、話題で。

Img_0003 大統領のSPの黒人と白人がだんだん仲良くなっていく様子が、分かりやすい、ホッとする描写だ。そう、大変良い映画だ。

ただ、映画とは別に、刑務所に27年も入ってて、ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩「インビクタス」を心の支えにしてて、立派に大統領が務まるなら、人生ってなんなんだ? と思った。

人間の偉大さって、経験から身につけるんじゃなくて、生まれ持ったものなのかしらん。若い時に功績が認められて、27年のブランクがあっても、そのカリスマ性で、大統領になれて、おまけに立派に勤めが果たせるなら、30代・40代の悩みや努力ってなんなんだああああ!と、偉大なマンデラ大統領を見て思った。

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「黄金の都シカン展」土器 到着!

2009-12-13 21:36:43 | アート・文化

F1000001 上野でやってた「黄金の都 シカン展」を見に行った時に、買おうかどうか迷って帰ってきた、土器のレプリカ。

先週、迷ったあげくネットで注文した。それが到着!

5,800円。

ホホッ。

贅沢。

高さは、13cm位。

当時の製法を再現して、最後は、家畜の糞をかけて蒸すと、この黒色になるらしい。展示の時、レプリカを作った時の映像が流れていた。

裏面には、「REPLICA」の文字と、手書きのサイン。

F1000003 うふっ。

小さな幸せ。

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「今度は愛妻家」

2009-12-09 22:48:40 | 映画

Img_0001 試写会にて鑑賞。

来年の1月16日からロードショー。

結婚10年、働きもしないダメダメ亭主と女と認めて欲しくて尽くしてた妻が、ついに旦那に愛想尽かして・・・。

これ以上、書けない・・・。だって、ストーリー書くこと=ネタばれ=知ってしまったら面白さ半減以上。

Img_0002 後半から、あ~あ、そうだったんだあ。だから、ああだったんだあ。ということは、この人は?なるほどね。だから一生懸命面倒みてたんだ。って、いうふうに展開していく。

ただ、後半、もうちょっと刈り込んで、ドンドン進んだ方が、たたみかける感じがして良かったんじゃないかな。

元々芝居だったせいか、せっかく商店街なんていい雰囲気だしてるのに、結局は夫婦の家のリビングのソファのまわりで物語が進んでいく。もったいないなあ。登場人物も少ないから、主人公が見ていたテレビのコマーシャルに出てただけの津田寛治が、エンドロールでの扱いが大きい。

Img_0003 トヨエツと薬師丸ひろ子夫婦に対比する形で、生々しくて感情のまま進む若い二人が描かれるが、本当に必要か? まあ、この二人がいなかったら、ゆる~いままだったからしょうがないんだろうけど、水川あさみの役なんて、共感できる観客なんかいないでしょ。

なんか惜しい出来だった。

あっ、でも泣いたよ。

監督の行定勲が、試写会終わるまで残ってて(上映前に監督と出演者の舞台挨拶があった)、観客にサインしてた。偉い!

薬師丸ひろ子。こんなに残るなんて誰が思ったでしょう・・・。「お父さん、怖いよ~。」

私たちの世代は、成田空港が出来たばかりで、出国手続きが地下にあった頃、そこに降りるエスカレーターの所で、キスするのに憧れたもんさ。薬師丸ひろ子と松田優作の「探偵物語」のラストシーン。お互い、老けたよなあ。でも、いい歳の取り方だよね、きっと。

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「THE 4TH KIND フォース・カインド」

2009-12-03 00:37:02 | 映画

120201 試写会にて鑑賞。劇場公開は12月18日。

未解決の死者や行方不明者が多発するアラスカ州ノームを舞台に、原因不明の現象の究明に迫る衝撃的な実録スリラー。2000年に起こった凄惨な出来事の渦中にいた心理学者が録画した記録映像の一部を本編に用い、『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチが主演するドラマと絡めて世にも恐ろしい異変を描く。犠牲となった人たちの混乱と悲痛な叫び声、さらには現実のものとは思えないショック映像に息を飲む。

↑説明が面倒なので、コピペです。

120202 で、ネタばれ!

心理学者のタイラー博士(女)が、住民に催眠療法した時の実録映像が「衝撃の映像」です。この映画の監督が実際のタイラー博士にインタビューしながら、ミラ・ジョヴォヴィッチが再現ドラマでタイラー博士を演じるという、新企画の映画。

で、衝撃の映像なんかよりも、よっぽど怖いのが、“本物”のタイラー博士。

いったいどこで、この女の人を見つけてきたんだ? 完全に栄養失調じゃん。とにかく、顔が怖い! 

120203 いや、“本物”の博士なんだから見つけて来たって言い方自体に、私がこの映画をどう思ってるか、察してください。企画物としては良くできてると思う。

フォース・カインドの意味は、私は「第4の種」で変な生物に住民が食べられる話かと勝手に思ってたら、「第4種接近遭遇」の話(「第3種接近遭遇」が映画「未知との遭遇」)で、要はタイラー博士の長男は「X-ファイル」のモルダーになり損ねたって話だった。

高校生の頃、雑誌「UFOと宇宙」を愛読していた私にとっては、宇宙人が田舎の住民を誘拐して人体実験をした後記憶を消して元に戻しているという話は、昔々から言われている話で、雑誌を愛読してる時にも現在進行形で、当事者へのインタビューが記事で載ったりしていた。だから、そんな事件は実際にあったと思う。

でもさあ、自分が大人になって、この映画の設定が2000年じゃん。「いつまで、人体実験してんだよ、宇宙人?」と、思う。目的があって、人体実験をしてるなら、さっさと目的を果たせばいいじゃん。何千年かかってんだよ? って。

でも、あんまり宇宙人の悪口言ってたら、見つかって、襲われたらどうしよう・・・。

「あなたは信じますか?」というのが、試写会での宣伝文句でした。

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