小さい劇場でほぼ満員。レイトショーがないので、会社即帰りでようやく最終回に間に合う。大人の会社員が見られるように、レイトショーをやればいいのに。
面白かったけど、期待し過ぎたようだ。メチャメチャ感動する訳じゃなかった。
本人もきちんと夢に向かって努力はしてるんだけど、結構運と人に助けられてて。それに、それまで、あんなに丁寧に描いてたのに、いきなり「6ヶ月後」と「18ヶ月後」って・・・・。見せてくれよ!その間を。
特に「18ヶ月後」って、職も無く、後遺症で寝てて、気力もなくなって、奥さんが働いて、借金も膨らんでと。この18ヶ月が夫婦として最も大変で、大切な時期だったはずだが・・・。本当に、この奥さんが偉いんだよ~。旦那の夢を応援して。
奥さんとの出会いや、携帯電話のショップで働いていた時期など、結構脚色があったみたいだ。まあ、お金取って人に見せる映画だからなあ。
映画だと、本当にこの2人(奥さんと携帯電話のショップの店長)のお陰だった。チャットで、こんなに自分を支えてくれる奥さんと知り合えるものなんだ、と感動。私ももっと早く知っていたら人生変わってたのかなあ・・・。
店長、良かったなあ。こんな人がいいなあ。見守ってくれてて、要所要所でさりげなく助けてくれて。ヒョロッとしてる方が、デブより好き、長髪も好き。この役者さん、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで、義眼のラゲッッテイだったのか・・・。う~ん、ちょっと醒めた。
おまけに息子のオペラ好きを応援しているお母さんは、「ハリー・ポッター」シリーズのロンのお母さんだった。有名人が出てるじゃん。
スーザン・ボイルより、映画にしやすい人なんだろうなあ、ポッツ。
抱きしめる日まで、が何だったんだ? そりゃ、息子を抱きしめたかっただろうが、その日がきたらか何だったんだろう。
アイルランドが物語の始まりの舞台だからと観に行ったが、字幕は確かに「アイルランド」だけど実際は「北アイルランド」だった。
だから、“カトリック”も微妙な立場だったのかも。シングル・マザーで子供を育てる事がどんなに大変だったか・・・。
本当は暗い話なんだが、ジュディ・デンチ演じる主人公の現在が、孫もいるし生活も貧しくないし、頭の回転の速い娘と同居してるし、根が明るいおばちゃんだし。記事にする際には、自分の名前を、アン・ブーリンにしろというシーンにはニヤリ。ジャーナリスト(実在の人物)も、記事にしなければと焦っている割には、実は結構いい奴だし。
子役のアンソニーが可愛いの。実際、勝手に遊んでいるだけなんだろうけど。泣かないし、めちゃめちゃ愛想いいし。そりゃ、連れて行かれちゃうよなあ、と変に納得。
ストーリーは、結構、次々とびっくりだった。えっ~!エイズ問題まで絡んでくるとは!しかも、振り出しに戻るで、フツフツと怒りが。
が、主人公、意外と動揺しない。私、まだまだ、ヒヨッコなのかしらん?
で、ケルティックハープの件で泣かせる。でも、字幕、「ケルティックハープ」としてたけど、「アイリッシュ・ハープ」とした方が日本人に分かり易いのではないか? ギネスビール=アイルランドと分からないと、なぜギネスビールのグラスにアイルランドの国章であるハープがあったのか、そのブローチを息子がつけていたのか、ピンとこないのではないのかなあ?
修道院の問題は、子供の斡旋についてはしょうがないような気もする。確かに、親の承諾を得てないのは大問題だけど。(しょうがない)という思いがあったから、主人公始め、じっと耐えてたんだろうけど。もちろん、医療設備の問題も大きくて、マーティンが少女達の墓を見て、社会面の記者で頑張るぞ!と決意するシーンも納得。
ラストも素敵。
個人攻撃ではなく、このような事実があった事を世の中に知ってもらいたかったフィロミナ。凍りついた初雪(多分)が美しい。
なのに、徒歩圏内に3つもシネコンがあるのに、上映しているのは一カ所で、しかも昼間の1回だけ。平均年齢が高い観客で満席だった。
私はダメだった。
やたら凝ったオープニングから、「えっ~、このシーン、もうやっちゃうんだ」の、始まってからわずか5分位で、心がすっかり離れてしまった。
時たま、「ベンジャミン・バトン」や「スター・ウォーズ」などの映画ネタもあって、ちょっと興味を持って映画側に身を乗り出すのだが。しばらくすると、また離れてしまう。
グリーンランドとアイスランドの風景がきれいだったので、なんとか最後まで観れたけど。
妄想癖のある不思議ちゃんが主人公で、監督もベン・ステイラー本人。で、妄想の突飛な分、現実がしっかり描かれている訳ではなく。妄想もどって事ない小さな内容だし、現実もあり得ない不思議な話がダラダラと続く。心温まる内容でもないし。
さすがに、ショーン・ペンが出てきてサッカーするシーンは、しっかりと締まってたけど。
多分、人によっては、雰囲気があると絶賛するんだろうなあ。
私、不思議ちゃん、苦手なんだよね。
そうなんだよ。主人公だけは12年間だけの奴隷で、夜は明けたんだけど、残りの奴隷たちは・・・。
この映画は1841年から1853年位の話で、南北戦争が1861年から1865年だ。そして、「大統領の執事の涙」の主人公が少年の頃の1930年代には、まだ南部は「黒人を殺しても罪にはならない」時代だったのだ。
主人公の、「自由黒人」という立場もなんと危うい事か。
南北戦争前が舞台だ。「アンクル・トムの小屋」を誰もが読んでて、TVドラマ「ルーツ」のクンタ・キンテで衝撃を受けた世代の私としては、黒人差別の映画だったらむしろ「42」でも「大統領の執事の涙」でも、良かったと思うんだが・・・。
この2作品は、近代過ぎて、何か問題でもあるのだろうか? と、深読みしてしまう。
それに、黒人より、農場主達の家庭などの問題や内面の方に重点が置かれてて、なんか黒 人があまり何も考えてない(まあ、考えては生きていけないからなんだが・・・)ような描き方で、実は差別しているような・・・。おまけに、製作のブラピが、爽やかに登場したら、アッと言う間に解決しちゃうし。なんだかなあ。
白人の方がきちんと描かれてたから、「リトル・ミスサンシャイン」のお兄ちゃんや、「悪の法則」のカウンセラーや、カンバーバッチが良かった。助演女優賞も女の情念丸出しの、エップス夫人のサラ・ポールソンの方が良かったようなあ・・・。脱がなかったから、やっぱりアカデミー賞はダメなのか?
カメラが、やたら低い位置に置いて撮っているので、時々自分がひっくり返りそうな感じになる。
南部の景色はきれいだったよ。
3月15日土曜日
去年も今頃行って、桜散ってたんだが・・・。また、同じ時期に行ってみた。少しお利口さんになったのは、横浜から「三浦半島1Dayきっぷ」を利用した事かな。
三浦海岸駅前の河津桜。これが一番花が付いていた。
でも、雰囲気はまだ楽しめるので、小松ヶ池までの道を歩く。
小松ヶ池公園の桜は、別の種類みたい。
小松ヶ池。↓
大きいヒキガエルがいっぱいいて、鳴きながら元気に、営んでいました。春なのねえ。
池の奥に人だかりが。カワセミがいました!
そして、三浦海岸駅まで戻って、三崎口駅へ。バスで城ケ島へ。
白秋碑と橋を見てから、城ケ島公園へ。
第二展望台から振りかえると、馬の背洞門 が見える。
広場があって、子供を遊ばせるのに最適!ただ、トンビが多いので、お弁当を広げられるかは疑問だけど。
1月下旬に見頃だったはずの水仙が、駐車場の北側にはまだ結構咲いていた。
帰りは、三崎港のうらりに寄って買物をしようと、観光地図にあった白秋号(三崎港との渡し船)の白秋碑側の乗り場に行ったがここの乗り場は廃止されてた。で、トコトコ歩いて西側岸壁の乗り場へ。白秋号に乗る方は、気を付けてね!
昨年のパリではポスターを見かけたのに、日本では宣伝見ないなあ・・・。
先週のレディースディに席を予約してたのに、風邪が酷くなってきたので諦めたのだ。やっと今週のレディーズディに見る事ができた。レディースディなのに、客席200人近い劇場で10名いなかったけどね。あんまり、レディースディ関係なかったか。
でも、もっと大勢で笑いたかったなあ。
豪華キャストだぜい!
スペイン語系の名字の方がいっぱい! チャーリー・シーンもカルロス・エステベスの名で出演!「スパイ・キッズ」の女の子も立派に成長して下着姿で銃をぶっ放してるぞい。ご両親は、彼女が「スパイ・キッズ」に出た時、こんな役をするとは思わなかったろうなあ。でも、こんな下着姿で頑張れるのも、80年近い人生で、せいぜい15年だから、いい身体してるんだから、頑張れえ!
メル・ギブソンは、普通だった。ってか、彼は39歳で「ブレイブ・ハート」で、アカデミー賞の監督賞と作品賞を取った男だぞ。もっと、皆敬ってくれい!
そして、スターウォーズの大ファンという設定。
一番最初のSWでルークが乗ってた自動車がああああっ。タイヤがある!そして、ミッシェル・ロドリゲスが、2作目のラストのハン・ソロに!笑える!
次回作は、やはりジャスティン・ビーバーがC3POを演るのかも・・・。
Yahoo!のレビューだと、グロいというので期待してたんだが、なんだ、相変わらず可愛い!首チョンパのあと、首がポン!って、誰かが投げたみたいに真上から落ちてくる。内蔵が飛び出る銃も、もっとグロい事になるのかと思ってドキドキしてたら、あ~ら、可愛い。
「ブレイブ・ハート」で主人公が処刑される時が、内蔵出される刑だったんだが、その時のメル・ギブソンの表情で想像させるシーンの方がよっぽど恐かったよん。
エロはねえ、今回誰も○っぱい出してないの。まあ、トレホのはアップになってたけど。
3Dメガネの件含め、アンバー・ハードは本当に出ずっぱりで頑張ってた。ジョニー・デップがメロメロになった女だ。わざとビッチ振り発揮で大活躍。彼女もこれで、ロドリゲス・ファミリーの一員かあ。
レディ・ガガは、まあゲストだな。ファミリーにはなれない雰囲気だった。ラジー賞のノミネートおめでとう!って、ラジー賞をほとんど観ている自分が恐い。ヴァンデラスはなんであんなに肌艶々なんでしょう?
最後に、宇宙に向かうトレホに握手する人、誰だろうと調べたら(エンド・ロールにあったHimselfを手掛かりに)、スペースXという会社は本当にあってそこのCEOのElon Muskという人だった。そんなの誰も分からないぞい。
という訳で、ストーリーなど関係なく、迫力と小ネタで楽しく観られました!
大変、楽しく観られたぞい。アカデミー賞発表の夜にぴったりの映画だ。
ニコラス・ケイジが生前より写真だけの出演の、1より良かったかも。血とかお下劣が平気な私にはピッタリ!
デイブが始めたキック・アス。暴力には暴力で立ち向かう、というヒーローなんだもの。当然、その報いはある。そこが、きっちりと描かれている。
あと、叔父さんが本当の悪を見せつけて、クリスを悪の道に行かないようにする所も好き。う~ん、私って変?
ヒット・ガールが無理やり馴染もうとする高校生活は、「キャリー」 だ。クロエ・グレース・モリッツの「キャリー」では、イジメの仕返しは、超能力の爆発じゃなくて、着飾ってのゲロゲリ棒。やっぱり、こっちの方が、クロエには合ってるなあ。
キック・アスとマザー・ファッカーの関係は、「スパイダーマン」だなあ。
マザー・ロシアは、ブリジット・ニールセンの成れの果てか?
今一、分からないのはジム・キャリー。こんなになっちゃって・・・。大佐が愛してたのは、本当に正義なのか、正義のヒーローを演じる自分なのか? 最後に、犬、何かして欲しかったなあ。
ヒット・ガールは、幼少期から殺人マシーンとして育てられたんだから、もう元には戻れない。コスプレ軍団には、おさらばして当然さ。やっぱ、ヒット・ガールは可愛いなあ。
私は、高所恐怖症だ。高い建物、タワーが苦手だ。無理して登っても、20分程は我慢できるが、あとは吐き気がしてくる。
だから、一生登るものか!と思っていた。まして、地震が多い日本だぞ、ここは。
でも、金曜日の午後8時、ホロ酔いかげんで通りかかったら、登り口には人がいないでガラガラなんだもん。
「登りましょう!」と言われたら、断れないじゃん。
本当に、ガラガラでエレベーターの前で30秒位待っただけで、350mの展望台へ。あの開店?当時の混雑はなんだったんだ?
でも、登ってみたら結構混んでた。
バレンタインデーやホワイトデーに合わせて、やたらハートがディスプレイされてた。
夜だから、昨年のパリのモンマルトルタワーからの夜の風景に似てる。夜だからな。
私の世代の東京タワーが、すっごく小さい。
展望デッキは3階構成になっていて、降りながら帰りのエレベーターに向かう。最後のフロアにガラス床があって一緒に登った人は楽しんでたぞ。
なぜか、スマホで撮るとボケて映る。PM2.5で霞んでるんじゃないかなどと適当な事を言う人もいる。
なんだかんだと会社を探してしまうサラリーマンの私達。
まあ、こんな機会がなければ登らないから、まっ、いいか。でも、やっぱ恐かった。
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20キロ痩せて撮影に臨み、Yahoo!のユーザーレビュー評価も、4.5以上だ。
これは上映館が少なくても、観に行かねばならないだろう。と、訪れたヒューマントラストシネマ有楽町は、サービスデーということもあって満員! 有楽町で良い作品を上映してくれるのは有難いのだが、ロビーが狭い。足音が響く。ドアが開くと劇場全体が明るくなる。
で、映画は、結構淡々と進む。“感動!”という程ではないよん。主人公があまり感情移入できる、良い奴ではないからだ。第三者には迷惑をかけないけど、ドラッグとインチキ賭けと単なる処理としかいえない○ッ○○の自堕落な日々。
彼の心情の変化はあまり深く描かれてない。毛嫌いしてたレイヨンを、ビジネスパートナーとしてきちんと接するようになったり、処理の対象でしかなかった女の、医師に友情を感じたりはしてるけど。まあ、あまり深く描かれてない分、たまにちゃんと描いたレイヨンとの握手シーンは、ハッとさせられるんだが。
余命30日と言われてから、文字通り必死で生き延びようと勉強し、日本(!)やアムステルダムにまで、単独で買いつけに行ったりと、そのバイタリティにはただただ尊敬。でも、やっぱりそれだけできるんだったら、もっと早く人生をなんとかすれば良かったのに!とも思うが、人間ケツに火が付かなければ本気で動かないという証明なんでしょうか・・・。
そばに寄ったら感染すると真剣に思われていた、“エイズ”発覚期。私も覚えてるから、主人公の仲間が離れているのは分かるけど、むしろ“ゲイ”と呼ばれる事の方が屈辱だったんだ。ダラスのカーボーイ達は。その時代の、性同一性障害の人々はどんなに大変だったか・・・。レイヨンがお父さんに会いにいくシーンは本当に切なかった。
薬に認定が世界規模でおかしい事を訴える彼だったが、私はむしろドラッグをやめて自然の食品を食べてビタミン剤を飲んで病気の進行を遅らせる事ができるほうにびっくり。やっぱり自然に生きる事が大事なのねえ。
でも、実際の話、デブが20キロ痩せる訳ではないので、体に良くないだろうなあ。「アメリカン・ハッスル」でも、クリスチャン・ベイルは見事に太ってたし。これで、役者にストレスがかかって、ドラッグに頼るようになったら、嫌だなあ。そんな、ハリウッドになりませんように。