9月10日 日曜日
昭和観光㈱の「越後のミケランジェロ石川雲蝶の作品鑑賞ツアー」に参加。
ちなみに「越後のミケランジェロ」と名付けたのは中島誠之助氏です。
お客さんは15名位だったかな? ガイドの方が、南魚沼雲蝶会の会長でもある中島すい子さんで、詳しいし雲蝶愛に溢れていた。
Ⅲ.針倉山 永林寺
内部は残念ながら撮影禁止。13年間滞在し、本堂の設計から欄干の彫刻、絵画、人物像、香炉台、燈篭台、障子などの制作に携わる。確かに、ミケランジェロだあ。
↓ 購入した写真集より
ガイドさんの言う通り、本当に“東匠”とか、“雲と蝶”とか、作品にさりげなくサインが入っているんだよ~。燈篭台なんて、細かくて立体的過ぎて、どんな道具でどうやって彫ったのかさっぱり分からない。
写真は↓のHPがきれい。
このお寺のすぐそばに、雲蝶が滞在していた家があって、子孫の人が稲刈りをしていた。
Ⅳ.ランチ
道の駅 深雪の里にて。金糸瓜(そうめんうり)って初めて食べたけど、味自体はあまりないんだなあ。
私達以外の団体客向けの食事も用意されていた。このまま観光事業が回復しますように。
Ⅴ.西福寺 開山堂
①山門(赤門)
ここは入り口から雲蝶の作品。制作したのは開山堂のしばらく後らしい。
② 山門(白門)
後ろの三角の屋根は開山堂を保護するための建物。確かに開山堂の土台、木の組み合わせがずれている所があった。
こんな感じです。
西福寺は、期間を決めて写真撮影OKになっている。ありがたい。写真撮らないと、忘れちゃんだよなあ、特に最近は。
他のHPは、にいがた観光ナビ、魚沼市観光オフィシャルサイト。
③本堂
↓ 襖絵
↓ 派手な襖絵の後側
襖絵も欄干も、裏面は地味なデザインにするそうだ。
↓ 障子
まず、水平面を掘ってから、縦の木と組み合わせたそうだ。手伝う人はいたんだろうが、本当に何でもやる人だったんだなあ。
④開山堂
↓ パンフレットから。全体像はこんな感じ。
目につかわれているのはガラスで、“ぎやまん”と呼ばれていたそうだ。雲蝶は目にぎやまんを使うのが好きだったそうで、注意して見ると確かに使いまくっている。
↓ 開山堂の外の彫刻
もう、この立体感はなんなんだあ!
Ⅵ.八海山 龍谷寺
入り口にもなっている観音堂はインドグプタ王朝様式で、ちょっとびっくり。
体育館位広い内部のずっと向こうの壁に、ハワイから寄贈された観音像や開運十一面観音像が置かれてる。
本堂には、石川雲蝶や小林源太郎による獏(ばく)や麒麟(きりん)といった欄干があるんだが、お寺のスタンスとしては「あ~、雲蝶ね。そう言えばありますよ。それが何か?」って感じ。
撮影はNGだし、欄干もあんまり掃除されてないような・・・。
↓ パンフレットより
コーヒーをいただきました。
Ⅷ.越後湯沢駅
雲蝶堪能して満足。ぽんしゅ館で、酒に弱い二人は酔っぱらい、へぎ蕎麦とひげ根ニンニク(発芽にんにく)の天ぷらを食べる。
友人と泊まりで旅行するのは、本当に久しぶりだあ。
また、泊りで遊びに行こうね!