落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「フェルメールからのラブレター展」

2012-02-28 00:55:16 | アート・文化

Img_0001 渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム。

金曜日は、夜9時までなので金曜日行った。着いたのは8時前でちょっと焦ってた。

Bunkamura、初めてだったんだが(渋谷って会社から遠いし、歳取ると足が遠のく場所だ)、オフィスみたいな入り口で、ドアが一カ所しか開いてなくて、えっ?ここ?と思いながら入ってたら、そこにいたお姉さんに、冷たく「何かご用でしょうか?」と言われてしまった。

「あの、フェルメール展ここですよね?」と言ったら、「チケットは?」「あの売り場は?」「ここを出て左です。」と、完全にオカシナおばさん扱いされた。

でも、会場出た後も、迷ってた人がいっぱいいた。

私だけじゃないぞ。分かりにくい建物のレイアウトに迷ったの。

まっ、しょがないかあ。

で、空いてた。平日の昼間に行った人は「混んでた」と言っていたが。絵の前でゆっくり見られたが、ただ、1時間では時間が足りなかった。多分、油彩41点。

メインは、フェルメールの3点。すごいな、日本は。住んでるだけで、フェルメールがガンガンやってくる。手紙を題材にしている有名な3点。

「手紙を読む青衣の女」はアムステルダム国立日美術館蔵で、そこで観た事ある。「手紙を書く女」はワシントン・ナショナルギャラリーから、「手紙を書く女と召使い」はアイルランドのナショナル・ギャラリーから。

Top_pic2Top_pic3_2Top_pic1

私は黄色のコートを着た「手紙を書く女」が一番好き。

Exhibition_pic1 あとは、彼と同時期の、有名でお馴染みのヤン・ステーンやデ・ホーホ。

←ヤン・ステーン「生徒にお仕置きをする教師」

見物人が結構足を止めていたのが、エドワールト・コリエルの「レターラック」というだまし絵。この人の絵、どっかでも見たぞ。この人の絵なら、今の日本人の部屋に普通に掛けられる。

私のお気に入りは、ヘリット・ダウ。2点あった。2点とも、すごっく小さくて老人のなにげない仕草を描いているんだが、緻密。レンブランドの弟子だった人で、当時は結構有名人だったらしい。

フェルディナント・ボルの「本も持つ男」、ヤン・リーフェンスの「机に向かう簿記係」も柔らかい光の感じが良かった。って、結局、レンブランドっぽいなあ。

ネットで見つけた、ヘリット・ダウの他の作品です↓

200pxgerard_dou_003 220pxgerrit_dou__selfportrait456pxgerard_dou__portret_van_een_le

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「ピラミッド 5000年の嘘」

2012-02-25 19:41:28 | 映画

350pxegypt_giza_sphinx_01 こういうの大好きで・・・。子供の頃からいっぱい本読んだし、大人になってからもグラハム・ハンコックの「神々の指紋」を読んだし、その関連のTV番組は録画してるし。TBSでやっていた「新・世界紀行」の「オーパーツ」の回なんてテープからDVDに移して保存してるし。

大好きだから、エジプトももちろん、ペルーもイースター島も行ったし。

他に、この映画に出てきた、メキシコの遺跡も、与那国に海底遺跡も、アンコールワットにも行ってる。

私って結構すごい。

Topmain だから、映画でわざわざやるんだから、どんな面白い説が出てくるのかと思って観た。

そしたら、途中、10分位だけど寝た。横のカップルのお姉さんは、ほぼ爆睡してた。

ナレーションの内容が濃い(早い)ので吹替え版でしかやってなかたっし、画面の幅は狭いし、なんかテレビ番組の雰囲気。せっかくだからピラミッドを3Dでやればいいのにそれもないし・・・。テレビでいい内容だった。

Untitled それに、この映画で初めてクフ王のピラミッドの面が微妙に真ん中に傾いていて実は8面体だと知ったが、それ以外は・・・、説得力ないし、可笑しいじゃん。

クフ王のピラミッドのみになぜ固執する? 他の2個は? おまけに、ピラミッドよりもっと謎が多いスフィンクス(ピラミッドの前に作られた説もある)は無視?

ピラミッド周辺から発掘されたオーパーツも、あの円形のプロペラ以外にもまだあるんだけど。壁画の「生命の樹」にも触れろよ。

で、ピラミッドの石組の精巧さから、クスコのインカ帝国の石組に話がいくのはいいんだけど、インカ帝国の遺跡は、もっと新しいんだけど・・・。コリカンチャやサクサイワマンは、5000年の嘘と比べるとはるかに最近の500年前だよん。ピラミッドとクスコを結んだ円周上にはさまざまな遺跡があるとか言ってたけど、その中にアンコールワットまで入っていたけど、アンコールワットは、別に精巧な石組じゃないし。

モヘンジョダロの象形文字とイースター島の文字(ロンゴロンゴ 私イースター島とロンドンと2か所で実物見てる)が同じだと騒いでるが、片方が5000年前で、片方は200年前までは使われてたんだけど・・・。

で、ヨーロッパの巨石文明は全て無視という・・・。

極めて扱ってる遺跡のサンプル数が少なくて、なんでこんな結論が・・・という、つまんない映画だった。

せめて、映像がきれいだったらまだ良かったのに・・・。

あと、数名の学者にインタビューしてるんだが、そのうちの建築家がロンドンのミレニアムブリッジをバッグにインタビューに応じていたが、ミレニアムブリッジって不良品で、開通3日後に閉鎖されてんのに、その橋をバックに建築家が偉そうに語ってるのが可笑しかった。

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「はやぶさ 遥かなる帰還」

2012-02-12 20:29:40 | 映画

340557view006 東映60周年記念!ということで、大人の事情で前売り券が回ってきました。

ちなみに前作(じゃないけど)、竹内結子の「はやぶさ/HAYABUSA」は観てません。

はやぶさプロジェクトは20年以上と聞いていたので、てっきり20年をえがくのかと思っていて、最後に渡辺謙がカツラを取るのかと思ってたら違ってました。打ち上げから、帰還(と言っても、はやぶさ自体は大気圏突入で燃え尽きるんですが)まででした。

340557view001 噂だと、竹内結子のはドラマっぽくて、こちらはドキュメンタリー風だとか。確かに、コピーで「日本の男たちは諦めない」と言っているだけの作品であった。

だから、つまんない女出さなくていいのに。

観客の説明係りに朝日新聞記者の夏川結衣の役割の人は必要だったけど、これも男性でいいじゃん。しかもオーストラリアでの彼女の泣き顔はいらなかったなあ。なんか男だけで、ガッシリJAXAをえがいて欲しかった。もう少し、イケメン入れて。

340557view002 山崎努の町工場の話や、吉岡秀隆の民間企業NEC社員の苦悩とかは、物語に厚みがでて良かった。民間企業勤めとしては、吉岡君の会社の中での苦労が偲ばれる・・・。一生懸命上司にかけあって、人と金と時間を都合してもらったんだろうなあ。頑張れNECのイオンエンジン! 観てるうちに機会があったら、私も買ってあげようかと思ったよ、イオンエンジン。機会はないと思うが。でも、TVドラマ観ないから、よく分からないんだが吉岡秀隆は、「三丁目の夕日」の茶川先生と全く同じ演技なんだが、いいのか? これで。彼はこのワンパターンなのか?

とは言え、最後に、はやぶさが送ってきた地球の写真を見た時には、涙が出てきたよん。《はたぶさ》の一生自体が、目茶目茶ドラマなんだもん。最後に、(あ~、最後に彼は地球を見る事ができたんだ)と思ったら、なんか愛おしくて・・・。

最後にテロップで、「2014年にはやぶさ2プロジェクトスタート」と出るけど、映画館の外に募金箱置けば、観た人結構入れたと思うんだけど。JAXA、もっと新しいパソコン買えよ。本当に、2年前で、MO使ってたんだろうか?

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「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」

2012-02-12 00:17:43 | 映画

341223view009 ローワン・アトキンソンって、生理的に・・・。

なので、主演の映画(ミスター・ビーン)って観た事がなかったんだが、まあ、今は仕事も忙しいし、軽く笑えそうだし、取りあえず観てみようかと・・・。

そしたら、もっと馬鹿馬鹿しくて、しょうもない映画なのかと思ったら、普通にスパイ映画だった。

ローワン・アトキンソンの、変で面倒臭い動きで笑わせるけど、ちゃんとしたスパイ映画に思えた私は変?

341223view003 少林寺(みたいな所)で修行して、ちゃんとそれを活かして活躍。同僚にはめられて、一時は仲間に追われたり。やけに昔の香港や、ロンドンのザ・マルを車椅子で突っ走ったり、スイスのロープーウェイでアクションがあったり。

う~ん、ちょっとギャグが入ってる普通のアクション映画だ。

個人的に好きだったのは、椅子の高さを調整しようとして失敗するところ。あ~、クラスにいたよね~、こんな男の子。

てな訳で、もう分かったぞ、ローワン・アトキンソン。私の好きなタイプのコメディ映画ではなくて、ギャグが好きなおっさんが主人公の映画なんだ。次回作は行かなくていいや。

341223view007このスパイ組織が所属している MI7がTOSHIBA(正式ロゴ)の一部門になっていたのは、面白かった。

あと、ジリアン・アンダーソンが、スマートになっていた。

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「ALWAYS 三丁目の夕日'64」

2012-02-05 00:04:11 | 映画

339701view002 箱庭のようなほんわかした世界の中で、ベタで分かりやすい話が、分かりやすい人間で繰り広げられる。

それなのになぜ?私は後半、ハンカチを取り出したんだ?

感動とかじゃないんだけど、泣けてきちゃんうだよん。六ちゃん結婚式前のシーンとか、茶川が淳之介をわざと突き放すシーンとか。ベタベタなシーンなのに・・・。こんなので泣いて悔しい・・・。

まあ、日本人だからだな。しょうがない。

339701view003 3Dで観た。タイトルロールの最後の方に、カメラが東京タワーを下から段々登って入って、タワーの頂点(あんなにギザギザだったとは)まで行って、ちょっとずれると、ALWAYS 三丁目の夕日'64 という題名がでる。おおっ!3Dだ! 

あとは、鈴木オートの社長が暴れる所が飛び出してた。

昭和のいい時代。ちなみに私は生まれてて、東京オリンピックの時は、3歳6ヶ月。なんと、覚えてまっせ! 東京オリンピック。聖火ランナーを国道まで観に行ったり、開会式をテレビで観た事を。だから、映画で子供達が唄ってる唄とか、覚えてるもん。

339701view005ん~、でも、私、病院で生まれたよ。オリンピック前に生まれた、私の妹も病院で生まれたよ。

あんなふうに、近所中が見守る中での出産って・・・。マリー・アントワネットの時代じゃん。

白組が作った、理想の昭和の世界だねえ。だから、私はすんなり観られた。やっぱ、寅さんシリーズじゃん。須賀健太君が大人になるまで、続けるのかしらん。

薬師丸ひろこは理想のお母さんだ。

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「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」

2012-02-01 22:39:54 | 映画

340705view001 日本橋の麒麟像で記念写真、撮っちゃう人とか、七福神巡りする人とか増えるんだろうなあ。私も多分、日本橋の近くに行ったら、麒麟の写真撮るだろうなあ。「日本橋再生プロジェクト」ぴったりのプロモーション映画だ。

映画?

テレビ放映でいいじゃん。

ドラマは、全体の半分位みたので、雰囲気は知っている。

テレビドラマ→映画の「容疑者Xの献身」程の出来じゃないよん。

340705view006 カメラもやたら役者のアップだけだし、役者さん、あんまり上手じゃないし・・・。おじさん達の駆け引き満載の、刑事の捜査会議のシーンだけは安心して観られたけど。あとは、子供がウロウロしてて・・・。劇団ひとりねえ・・・。

女優さん達も、みんなウザい。黒木メイサはドラマの流れでまだ友情出演扱いでしょうがないけど、田中麗奈みたいなおせっかいな看護師って実際いるかあ? 看護師さん、もっと忙しいのでは? 新垣結衣も、あんな絵に描いたような田舎から出てきた貧乏カップルって・・・。いや、女優さん達が悪いんじゃなくて、演出がなんかねえ。

まあ、父親と息子の話が中心だから、私が誰にも感情移入できなかったからかも知れないが。

340705view019泣くどころか(元々あんまり泣かないけど)、真ん中、私にしては珍しく眠くなった。

中井貴一がさえない中年のオジサンを演じてて、その容疑者が友和&百恵の息子という・・・。あ~、私も年を取ったもんだ。

で、向井理はどこに出てたんだ?

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