金曜日は、夜9時までなので金曜日行った。着いたのは8時前でちょっと焦ってた。
Bunkamura、初めてだったんだが(渋谷って会社から遠いし、歳取ると足が遠のく場所だ)、オフィスみたいな入り口で、ドアが一カ所しか開いてなくて、えっ?ここ?と思いながら入ってたら、そこにいたお姉さんに、冷たく「何かご用でしょうか?」と言われてしまった。
「あの、フェルメール展ここですよね?」と言ったら、「チケットは?」「あの売り場は?」「ここを出て左です。」と、完全にオカシナおばさん扱いされた。
でも、会場出た後も、迷ってた人がいっぱいいた。
私だけじゃないぞ。分かりにくい建物のレイアウトに迷ったの。
まっ、しょがないかあ。
で、空いてた。平日の昼間に行った人は「混んでた」と言っていたが。絵の前でゆっくり見られたが、ただ、1時間では時間が足りなかった。多分、油彩41点。
メインは、フェルメールの3点。すごいな、日本は。住んでるだけで、フェルメールがガンガンやってくる。手紙を題材にしている有名な3点。
「手紙を読む青衣の女」はアムステルダム国立日美術館蔵で、そこで観た事ある。「手紙を書く女」はワシントン・ナショナルギャラリーから、「手紙を書く女と召使い」はアイルランドのナショナル・ギャラリーから。
私は黄色のコートを着た「手紙を書く女」が一番好き。
あとは、彼と同時期の、有名でお馴染みのヤン・ステーンやデ・ホーホ。
←ヤン・ステーン「生徒にお仕置きをする教師」
見物人が結構足を止めていたのが、エドワールト・コリエルの「レターラック」というだまし絵。この人の絵、どっかでも見たぞ。この人の絵なら、今の日本人の部屋に普通に掛けられる。
私のお気に入りは、ヘリット・ダウ。2点あった。2点とも、すごっく小さくて老人のなにげない仕草を描いているんだが、緻密。レンブランドの弟子だった人で、当時は結構有名人だったらしい。
フェルディナント・ボルの「本も持つ男」、ヤン・リーフェンスの「机に向かう簿記係」も柔らかい光の感じが良かった。って、結局、レンブランドっぽいなあ。
ネットで見つけた、ヘリット・ダウの他の作品です↓