帝国劇場にて。主人公のキャロル・キングを演じるのはWキャストで。平原綾香の回。
何の予備知識もない私に同行の友人が「キャロル・キングって、You've Got a Friendの人だよ。」と。
そうなのかあ。だが、私の知ってるYou've Got a Friendを歌ってたのは五輪真弓だ。1974年発売のライブアルバム「冬ざれた街/五輪真弓」を持ってて、「You've Got a Friend」と「It's Too Late」をライブで歌ってた。中学生の私は「デビューしたばかりだから、コンサートで歌う曲があまりなくて、外国曲をカバーしてるんだ」と思ってたが、なんと、五輪真弓のデビューから3作目までのアルバムの制作に、キャロル・キングが関わっていた事を、観劇後のネットで知った。ビックリ!
で、「
Beautiful~The Carole King Musical~」。
完成度高いわさ。思わず吹き出すセリフに、きびきびした舞台転換。
それに、知ってる曲がどんどん流れる。さすが56歳の私。「ロコ・モーション」以降、聞いたことある曲ばかりだわさ。
楽しいに決まってるわい。
ただ、覚えているのが英語の歌なんだが(もちろん英語は分からないが)、舞台で歌われるのは日本語なので、少し聞いてから、メロディのみを取り出しから「あ~、この曲ね!」となるので、ちょっと面倒くさい。でも、出演者達のその時の心境を歌っているので、やっぱり英語じゃ分からないし・・・。
舞台としても面白くて良かったけど、1960年代のアメリカの音楽シーンのお勉強にもとってもなった。ニューヨークが中心で、この2組の男女が数々のヒット曲を量産してたなんて。
ボブ・ディランやザ・ビートルズ、ザ・モンキーズが出てきて、焦りながらもプロデューサーと5人で、仲良く、嫉妬しながらも音楽シーンを引っ張ってたんだ・・・。
キャロル・キングなんて、10代後半から、子供2人育てながらだ。
しかも、もう一カップの、バリー・マン&シンシア・ワイルなんて、未だに夫婦でホームページもある。凄い!
キャロル・キングって、キングが良くないと思わない? なんか、ゴツイ感じじゃん。普通の大人しい、むしろ地味でダサい白人の女の子なのに。
だから、「You've Got a Friend」とキャロル・キングという名前が結びつかなかった。
いや「ロコ・モーション」 と、「You've Got a Friend」や「It's Too Late」が同じ作曲家だったとは・・・。
平原綾香は、流石に歌はうまいんだが、キャロル・キングと合っているのかな・・・?
もう一人の水樹奈々もちょっと違う気がするけどね。
シンシア・ワイル演じるソニンは、テレビ朝日の「しくじり先生」を観ていたので、ただただ応援したくて。
武田真治も良かったよ。
とにかく、面白くて、勉強になるミュージカルだった。
コピペだけど、自分が忘れないように。
※①から⑧まで 作曲・作詞:ジェリー・ゴフィン/キャロル・キング
※⑨から⑬まで 作曲・作詞:バリー・マン/シンシア・ワイル
① ♪ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー(1960)歌:シュレルズ
② ♪サム・カインド・オブ・ワンダフル(1961) 歌:ザ・ドリフターズ
③ ♪テイク・グッド・ケア・オブ・マイ・ベイビー (1961) 歌:ボビー・ヴィー
④ ♪イット・マイト・アズ・ウェル・レイン・アンティル・セプテンバー(1962)
歌:ボビー・ヴィー
⑤ ♪アップ・オン・ザ・ルーフ (1962) 歌:ザ・ドリフターズ
⑥ ♪ロコ・モーション(1962) 歌:リトル・エヴァ
⑦ ♪ワン・ファイン・デイ(1963) 歌:シフォンズ
⑧ ♪プリーザント・ヴァリー・サンデー(1967) 歌:ザ・モンキーズ
⑨ ♪ヒーズ・シュア・ザ・ボーイ・アイ・ラブ(1962) 歌:ザ・ロネッツ
⑩ ♪オン・ブロードウェイ(1963) 歌:ザ・ドリフターズ
⑪ ♪ウォーキング・イン・ザ・レイン(1964) 歌:ザ・ロネッツ
⑫ ♪ユーヴ・ロスト・ザット・ラヴィング・フィーリング(1964)
歌:ザ・ライチャス・ブラザーズ
⑬ ♪ウィ・ガッタ・ゲット・アウト・オブ・ディス・プレイス(1965)
歌:ザ・アニマルズ
■アルバル『つづれおり(タペストリー)』(1971)収録曲より
1972年グラミー賞における、最優秀レコード賞(イッツ・トゥー・レイト)、最優秀楽曲賞(ユーヴ・ガット・ア・フレンド)、そして、最優秀アルバム賞を受賞。発売から半世紀近くたった現在も、世界中で聴き継がれる大ヒットアルバムです。
※以下全て、作曲・作詞・歌:キャロル・キング
♪ソー・ファー・ラウェイ
♪イッツ・トゥー・レイト
♪ユーヴ・ガット・ア・フレンド
♪ナチュラル・ウーマン
♪アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ