大学生の話だから、もっと青臭い話かと思ったら、そんな常識とは関係ない「天才君」の話だった。
主人公は、「ゾンビ・ランド」の高校生が、頭がもっと良くて、オタクのままハーバード大学に入ってた。
彼は単に、ネットを使っていろんな事をしたいだけ。だってそれが、出来ちゃうんだもん。一般人の常識にはめ込んだり、話が通じなかったりしてもしょうがない。でも、ちゃんとそんな彼を認めた友達もいるんだよ。「ビューティフル・マインド」の主人公にだって、大学で現実の友人がいたように。
エドゥアルド・サベリンが訴訟を起こすのはわかるけど、双子のウィンクルボスとその友人までアイデア盗まれたと訴訟を起こすのはどうなんだろう?モタモタしてた自分達が悪いだけじゃん。ボート漕いでて忙しいのに。で、驚いたのはこの双子の兄弟、一人が演じてんるんだ。CGで、上手に2人いるように加工しているんだ。なんかハッキングとかよりすごい!
「ターミネーター2」で、リンダ・ハミルトンの双子を使った頃とは、本当に隔世の感。すごい時代だねえ。
映画は、「フェイス・ブック」創設のドタバタがどんどん進むから、どうなるんだろう?と、ストーリーの流れを追うだけで、退屈はしない。って、言うか、感情移入することなしに、最近の、バリバリ現役の人々を描くなんてすごいなあ、ヘエー、こんな風にフェイスブックってできたんだと、観てるだけで終わった。
製作総指揮がケヴィン・スペイシー、監督は、デヴィッド・フィンチャー。ほぼ同世代だ。
YAHOO!のユーザー・レビューを読むとフィンチャーだから観たという人が結構いた。私は監督の特にファンでもないけど、全部、映画館で観てた。まあ、監督本数、少ないからなあ。
あなたの会社にも、ここまでではないけど、主人公にちょっと似てるシステム系の人、いませんか? うちの会社にはいます!