映画関係の友人から借りっぱなしで・・・他にもいろいろ。そろそろ何かを返さなければならないので、やっと観た。
あらっ? いつの間にか10年前の作品になってしまったのね。道理でダコタ・ファニングが子供のままだ。
実家と妹夫婦にはすでに貸してたのだが、母は「面白かった」、妹夫婦は「まどろっこしくて途中で観るの辞めた」という感想だった。観終わって、この2軒の感想が良く分かった。
1話90分で、前10話。エイリアンの「TAKEN(拉致)」と関わった3家族の50年の歴史が描かれる。1話90分は確かに長い。まどろっこしい。
スピルバーグが製作でお金がかかってるから、50年のアメリカの歴史が時代背景と小道具、メイク、ファッションがしっかり描かれる。1話目の監督なんて、トビ―・フーパーだぜ。10話全体の調和を考えて普通だったけど。
ストーリーは、子供の頃雑誌「UFOと宇宙」を読み、TVシリーズの「ロズウェル」「Xファイル」、映画「THE 4TH KIND」観てる私だもんね。宇宙人による「TAKEN」はお馴染みなので、総集編にまとめた手際良さに感激。
で、エイリアンの目的はあれで、もう彼らは「TAKEN」しないんだ。本当か?
楽しかったのは、3家族のうちの「クロフォード一家」のぶっ飛び方だ。彼らがいかなったら、従来のエイリアン物だったんだろうが、この3代がいるお陰で、TVドラマらしくなってる。初代クロフォードは、ジョエル・グレッチ。「V」でいい人だったのに、今回(こっちが先だけど)は、楽しい悪者だ。この人「4400」(第1話しか観てないけど)にも出てたんだ。
3代目の初代に顔と性格が似てるお姉さん:ヘザー・ドナヒューは、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の人だったのね。このお姉さんがいるから、楽しかった。後は彼女の恋人の、マット・フリューワーの憎めない怪演が良かった。この2人がいなかったら、地味な映画だったかも。後の2家族、結構地味だし。