落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ミセス・ハリスの犯罪」

2009-04-30 22:52:06 | 映画

Img_2  DVD鑑賞  原題: MRS. HARRIS

劇場公開したの? TVの2時間ドラマみたいだった。

アネット・ベニング、ベン・キングスレー主演で「1980年に全米を騒然とさせた実際の殺人事件を映画化!」という、コピーに魅かれて見てみた。

アネット・ベニング扮する、離婚して男の子を二人育ててる、最終的には校長にまでなった女性が、50歳超えた時、別の女に走った恋人(ベン・キングスレー)を銃で撃ち殺した事件の裁判を、関係者たちの証言を含めフラッシュバック形式で描いたドラマ。

彼女はものすごく好きだったんだよ、彼を。でも彼は好きな女の人といる事自体が、ものすごく好きなだけだったんだよ。だから、一緒にいるとすごい優しくて楽しくて、うれしくて・・・。でも、彼が心変わりすると、もうどうしようもないんだよなあ。主人公の年齢は、これからの私かあ・・・。

まあ、観なくてもいい映画(本当はTVドラマかあ?)だった。

心に残ったのは、関係者の証言で「彼は自分の年齢の半分に7歳を足した女性がちょうどいいと言っていた。」というセリフ。確かに、20歳の男に17歳の女、30歳に22歳、40歳に27歳、50歳に32歳、60歳に37歳、70歳の男に42歳の女。なるほどね。

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「スラムドッグ$ミリオネア」

2009-04-29 21:18:45 | 映画

Mi アカデミー賞作品賞・監督賞・脚色賞・撮影賞と音楽関係の賞など、数々を受賞。

監督のダニー・ボイルの作品は、「トレインスポッティング」は観てなくて、「ザ・ビーチ」と「28日後・・・」「28週後・・・」。ゾンビ映画(ウィルス感染だけどジャンルはゾンビ映画でしょ)を2本も撮った人が、アカデミー賞取れるんだあ・・・と、ちょっと感激。

内容はインド(主にムンバイ)を舞台にした、前向きなおとぎ話。悲惨な状況の中で子供が生き抜くんだが、いろんな事を商売にして、しっかり生きていく姿は、今の日本人が「うつ病」「自殺」なんて考えている閑があるのはやっぱり富んでるからなんだろうなあ、と思わせられる。

TV番組「ミリオネラ」の問題と警察との取り調べを通して、少年の過去が時系列的にきちんと描かれるのは、「映画」らしい脚色。お見事。

ムンバイのスラム街をとらえるカメラワークいいし、インドという国自体の発展も上手に絡めている。タージマハールは行った事があるので、靴の件や偽ガイドのくだりは(ああ、確かに)と思いだして楽しかった。

最後のダンスも、インド映画風の感じを出してて、楽しかったよ。

お兄ちゃん、あすこまで頑張って生き抜いたんだから、最後はもうちょっとうまくやって欲しかったなあ。

そう言えば、私がインドに行った時、町中に動物(神様の使いである神聖な白い牛・ラクダ・馬・ロバ・豚・象、さらに少し地方に行くと猿・野生の孔雀)が溢れてて、その糞で道路がグチャグチャだったんだが、この映画では出てこなかったなあ。

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「ゾンビ・ストリッパー」

2009-04-26 22:00:38 | 映画

Img DVD鑑賞。劇場公開してた。R-18。

映画の英語題字からして、わざとB級映画の作りだし、DVDのパッケージもそう。で、当然、中身のB級ホラーコメディ。結構評判が良かったので借りて見てみた。

まあ、借りて見て観る分にはいいんじゃない?

ウィルス感染者が一人、ストリップ劇場に逃げて、ストリッパーに噛みついたら、ゾンビ化したストリッパーが切れのある踊りをするんで観客が熱狂。「これは商売になる!」と思った、劇場主(エルム街の悪夢のフレディ役の人)がそのまま放置して商売を続ける。一方、ゾンビに人気が出て面白くない他のストリッパー達は・・・。というストーリーで、YAHOO!のストーリーの説明と微妙に違うが、まあどうでもいいか。

舞台がストリップ劇場の中だけなので、ストーリー的に無理してないし、顎が垂れ下ったキャラクターアイコンとして目立つゾンビがいたりして、まあまあのゾンビ映画かな。くだらないけどね。ゾンビになったストリッパー同士が、アソコからビリヤードの球を飛ばして戦うなんてくだりは、大人のドリフのコントみたいだった。

一番きれいなブルネットのストリッパーのお姉さんや新人さんは結局脱がなかったなあ。

頑張って踊って脱いだ胸が大きい人達は、シリコンなのかしらん。全然揺れないんだもん。

内覧会用サンプルDVDなんだが、1枚のDVDに2作入ってて、もう1作品は高校生のラブストーリー。すごい組み合わせだ。

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松任谷由実 コンサートツアー2009

2009-04-25 23:00:18 | 音楽

Img_new  昨夜。大宮まで行く。

ニューアルバム「そしてもう一度夢見るだろう」をひっさげているから、旅行がテーマ。映画「ベンジャミン・バトン」の冒頭シーンのようなセットだった。

出だしから、昔々の「航海日誌」と「ベルベットイースター」。半分位は新しいアルバムからやってたけど、一番ジーンときたのは「青いエアメール」。~選ばなかったから、失うのだと~という歌詞は、(ハイ、その通りでした。)と心の中でつぶやく。でも、この届かなくなるエアメールを題材にしたシチュエーションを理解できのは、私達の世代で最後なんだろうなあ。今はメールもFAXも映像も手軽に送れる時代だからなあ。

せまいホールでのコンサートだからか、ガンガンのりのりの昔の曲を次々やるわけではなく、「14番目の月」とアンコールの「埠頭を渡る風」ぐらいしか立ち上がって踊れなかった。

で、55歳のユーミン、4着位着替えてたんだけど、3着目の、銀色のスパンコールでワンショルダーのミニのドレスは勘弁して欲しかったなあ。いくら鍛えられた体で、足が綺麗だとは言っても、55歳の割にはであって、肉の付き方がやっぱおばさん。

大ファンの人がいっつもチケット取り過ぎて、それで誘われるので、毎回、ユーミンのコンサートに行ってるんだけど、私がちゃんと聞いてたのは、「ひこうき雲」~「ダイヤモンドダストが消えぬ間に」まで。素敵なお姉さんだったユーミンなのに、実際自分がお姉さん(社会人)になったら、歌詞で扱っている題材と現実社会との差が大きくなってきて、最終的に(実際に会社で働いたこともないくせに)という想いに変わったから。まあ、車の助手席で聞いたアルバムも多いのでいろいろ想い出もありすぎるけど。

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GW

2009-04-22 22:22:25 | 独り言

GW後半、新潟の友人と温泉に行くことにした。24時間滞在OKで1泊3食付で、22,000円。日本の旅館で、ちょっとリッチにまったり、ゆったり。で、前泊の新潟駅前のホテルが、朝食付きで3,900円。安い!往復の交通費が20,000円。

先週母親が4泊5日で台湾旅行。燃油サーチャージ込全食事付で、65,000円。「香港や中国と同じだった」(母親談)から、買う物もなく5千円両替しただけで終わったそうだ。

旅行の価格って不思議・・・。

でも、結局は価格よりも、前向きに楽しもうと思う本人の心構えだからな。

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「そんな彼なら捨てちゃえば?」

2009-04-18 01:48:50 | 映画

試写会で。公開は8月1日より。

原題:HE'S JUST NOT THAT INTO YOU で、「彼は貴女になんか興味ない!」という正反対の意味。ベン・アフレックス、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、ジェニファー・コネリー、スカーレット・ヨハンソン等の女5人・男3人の錚々たるメンバーで繰り広げる恋愛映画で、「目指せ!アメリカ(ボルティモア)の《ラブ・アクチュアリー》」みたいな映画。

Img

20代~30代の女性の恋愛や結婚や離婚の話なんだけど、5人も出てくるのに、私は誰にも共感できなかった。「アメリカは人間関係が希薄だから、恋人=親友なので、いないと辛くて生活できない」というのは聞いたことあるけど、さすが肉食人種!ジジ(まあ実際の主人公の女)の恋人探しの行動は、まるでハンティングだ。相手の人格や感情なんて関係なし。とにかく男をGETが目的。

スカーレット・ヨハンソンは、あの立派な体を武器に獲物に突撃するけど、うまくいかない時は、自分にベタ惚れのキープ君を呼び出してH。で、勘違いしたキープ君が真剣にプロポーズすると、断ったあげく「でも、私達は親友よ」って、?

ジェニファー・アニストンとベン・アフレックスのカップルが、まあ一番普通ぽいけど、急に男の方が主義を曲げるんだけど、そこの理由が描かれてないから、?

ジェニファー・コネリーの役は、私が言っちゃいけないんだろうが「更年期?」と思う位、余裕がないというか、ギスギスし過ぎ。「前向きに歩く」って感じではなかったあ。

ドリュー・バリモアは、一番出番が少ないのに、製作総指揮の特権か、タイトルの三番目に名前が出て、ちゃっかりハッピーエンド。

気になる彼(彼女)から電話がかかってくるかどうかのドキドキ感がテーマのはずなんだけど、そんな純粋な恋愛じゃないんだもんなあ。こんな女たちとは付き合いたくないよ。怖いよ~。

あと、少子化になる理由がよく分かる映画だった。

クリス・クリストファーソンが、いいお爺ちゃんになってたのが救いかな。《ラブ・アクチュアリー》からは、遠いなあ。

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「キャプティビティ」

2009-04-12 18:03:24 | 映画

DVD鑑賞 2007年劇場公開作品

噂ではその出来栄えを聞いてたんだけどね。

ラリー・コーエン(「セルラー」「フォーン・ブース」)脚本、ローランド・ジョフィ(「ミッション」「キリング・フィールド」)監督、エリシャ・カスバート(「24」のキム・バウアー)主演、って思ったらやっぱり見たいじゃん。で、積んでたDVDから取り出して観た。

噂どおりでした・・・。

前半はエリシャが監禁されて正体不明の奴に拷問されるんだが、盛り沢山な拷問内容だからブツブツ途切れて、どんどん続く。観ている方が、奥歯がキーンとなるような痛さを感じる暇なし。しかもこんなに拷問されてるの、毎回終わったらのんびりシャワー浴びてんのか?と思うくらいきれい。

で、なんで、監禁されて常にカメラで覗かれてると知ってるのに、そんなにおおらかにエッチできるんだ?今までだって、監禁してた正体不明の奴がいきなり部屋に入ってきただろ?落ち着いてできないだろ、普通は。

そして犯人はあっさり心変わり。最終的にはエリシャも人格破壊。

公開時のR‐18は、子供にはこんなくだらない映画は見せられないという意味なのかしらん。

「セルラー」と「フォーン・ブース」だけが異色だったのかあ。そう言えば「マニア・コップ」シリーズの方が近いもんあるしなあ。

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続「ルーブル美術館展」

2009-04-11 22:41:08 | アート・文化

見つけたぜ!

これがアントーン・ファン・ダイクの描いたイケメン兄弟!

Ikemenjpg 実際は、もっと横幅があるんだけどね。

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「ルーブル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画―」

2009-04-11 22:12:25 | アート・文化

Img_0003 上野:国立西洋美術館

金曜日は夜8時までやってるので、昨日、仕事を終わらせてから行った。空いてた。前に人のいない絵もあった。

ルーブル貯蔵品を国別ではなく、17世紀のヨーロッパ(フランス、スペイン、イタリア、オランダなど)の71点の絵画を 

Ⅰ.「黄金の世紀」とその陰の領域

Ⅱ.旅行と「科学革命」

Ⅲ.「聖人の世紀」、古代の継承者?

という3つの切り口で展示。

まず、会場に入って思うのが、絵が大きい! 額が立派!

まだ、絵が大きな屋敷に住む貴族の物だったからだろう。

Img_0008

Img_0009

レンブラント、フェルメール、ルーベンス、ベラスケス、ムリーリョといった有名どころがいっぱい!

で、女性が気に行ってたのが、イケメン兄弟を描いたアントーン・ファン・ダイクの「プファルツ選帝の息子たち」。なんで絵葉書売ってないんだろう・・・。売ってたら一番人気だったのに。私だって、買ったぞ!池田理代子の描く漫画の登場人物みたいにカッコ良かった。

Img_0002 反対に男性がじっくり見てたのがウィレム・ドロストの「バテシバ」。

レンブランドの弟子だった人だって。

そっと下から掌で触ってみたい胸だ。崇高だけど、色気もある。

「自分の部下ウリヤの妻バテシバの美しさに惑ったダヴィデは、ウリヤを前線に送り戦死させ、自分の妻とした。」という聖書の中の話が題材。

なるほど、この女の人なら・・・と思わせる。

会場を2周して観たんだけど、男の人で戻ってこの絵だけをまたじっくり見てる人もいた。

私の今回の一番のお気に入りは、ヨアヒム・ウテワール「アンドロメダを救うペルセウス」。

これも高さ2m位の大作だ。

Img_0001まず、色使いが、実際をもっとピンクっぽくて、赤と緑が強い。でもパステル調というか不思議な色合い。絵葉書を買ったんだけど、やっぱり色が良く出てない。

構成も自由というか、舞台っぽいというか。本当にアトリエで「構成」されたものという感じ。

筆使いは胸の小ささ含めて女の人の体も、足元に配置された貝も妙にリアル。

そのくせ、海獣はギリシャ・ローマ時代の想像の産物をモチーフにしてて、現代の私には目新しい。

他にいいな、と思ったのは、ペドロ・ヌーニェス・デ・ビリャビセンシオ(すごい名前!)の「ムール貝を食べる少年たち」、ピエル・フランチェスコ・モーラの「」弓を持つ東方の戦士(バルバリア海賊)」、カルロ・ドルチ「受胎告知 天使」など。

1点、1点、見応えある大作達だった。

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「プラ・バロック」ネタばれ

2009-04-09 21:51:07 | 本と雑誌

Img 作者:結城充考

第12回日本ミステリー大賞新人賞受賞

週刊文春の書評の中の「埋立地の冷凍コンテナから14体の凍死体が発見された」という出だしに魅かれて、読んでみた。悪趣味な私。

夜、雨、油が浮いた水たまり、汚れた海と鉄の匂い。そして歪んだネットの世界。

女刑事が主人公だから、感情移入しやすくて、一気に読めた。

最後の方で凶暴な犯人があきらかになりクライマックスを迎えるが、前半をもっと削って、犯人の凶暴さをもっとじっくり描いて欲しかったな。アメリカのその手の小説のように。悪趣味な私としてはそう思う。

それに、ほとんどの人間が、実は主人公の知り合いだったなんて、読んでる最中は「ほっ~」と思うが、あまりにご都合主義。まあ、人口500人位のバーチャル世界(あるいはパラレルワールド)の出来事なら、あり得るが。

今一その存在に意義があるのかどうか分からなかった甥っ子との今後を含め、続編書かれそうだ。

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