落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

中2日のマルタ一人旅⑬

2010-08-08 15:18:23 | 旅行記・マルタ共和国

雑感

①エミレーツ航空&ドバイ空港

無料のTUTAYAが、目の前にある。映画は日本語吹き替え版があるのだけで、50本位あったんじゃないの?

行きはアメリカで成績が良かった「バウンティー・ハンター」(つまらんかった)のみ。後はもったいないけど寝た。帰りは見逃した「ウルフマン」「ラブリー・ボーン」「恋するベーカリー」。ただ、欧米の飛行機会社って、なんで着陸準備前にイヤホンを回収してしまうのだ!「恋するベーカリー」で、アレック・ボールドウィンがブランコでなんと言って別れる事になったかが、分からん!

他にCDも、最近のヒット曲はもちろん、1953年からのUKベストヒット20や、アーティスト別にも5枚位ずつ入ったり、一生いても飽きない位のエンターテインメントだった。一生飛行機は嫌だけど。

122 ←ドバイ空港からキプロスに向かう途中、まだの外に見つけた砂州。きれいな三日月型。さすがイスラム教徒の世界。

ドバイ空港は、行きに5時間滞在だったが、ビーチチェアのように足を伸ばせる椅子もあって、そこで少し寝たり、免税店をウロウロしたりしてたら終わった。

噂に聞いてた乗り換え客用の無料ブッフェは見つからなかった。マッサージもあったけど、店員が下手そうな割にいい値段だったので、辞めた。帰りも3時間近くの滞在予定だったが、マルタを出発するのが遅れて、ドバイ空港に着いて、ジャージに履き替えて化粧落としたら搭乗時間だった。 

120121_2  ←中東らしくモスクあり。もちろん、女性用と男性に分かれてる。

もっと豪華かと思ったら、まあ普通のハブ空港だった。期待が大きすぎたのかな?

ターミナルの端から端まで歩くと30分あるから、やっぱり豪華か。

②ホテル:KENNDY NOVA HOTEL(マルタ島スリーマ地区)

左の写真の、真ん中の一番そっけないベランダの建物。

125_2124_2123 元ダイバーで、いろんな島(自家発電とか、石の大きいお金が裏庭にあるとか)にも行ってる私だから、蛇口をひねって、水が出れば、多少ぬるくても、しょっぱくても、色が付いていなくても気にしないし、ベッドに刺す虫さえいなければOK。

だから、シャワーが固定式でも部屋を変えてくれなんて言わないし、「今回もベッドが広いじゃん! 窓は1m四方!の中庭にしかなくて、海沿いの意味ないけど。」と思ってた。屋上からの眺めはきれいだし、バス通り沿いだからバスに乗るのも便利。でもねえ~。

Ⅰ:入り口のガラス戸がうまく開かない。入り口を椅子が塞ぐように並んでて、横から回るようになっている。ちょっと廃業したホテルっぽい。

Ⅱ:レセプションに一人しかいないため、他の客が帰ってきて鍵をもらうために、どんどん後回しにされて、チェックインに20分待たされた。

Ⅲ:部屋に時計がない。

Ⅳ:レセプションに一人しかいないため、自分がカギを受け取る時も、接客中の客が気をきかせてくれないと、しばらく受け取れない。

Ⅴ:レセプションは、いつでもきれいな20代のお姉さんがいるのだが、うち1名が、なぜかいつも部屋番号を間違えて復唱する。

Ⅵ:朝食の部ブッフェで、パンはいろんな種類があるのだが、おかずは選ぶというより、自分で盛りつけるだけの、種類の少なさ。

まあ、これ位なら、どってことなかったさ。

Ⅶ:私が携帯の充電器を国内線用を持ってきてしまった。会社の連絡用も兼ねていたので、ダメ元で、レセプションで変圧器の貸し出しをしてないかを聞きに行った。「ない」のはしょうがない。が、「どこか売っている店を知りませんか?」って質問に、笑いながら「今日は日曜日だから開いてる店なんかない」と答えたあげく、面倒になったらしく、別の客同士の雑談に自分から割り込んでいって放置された。

Ⅷ:最終日ハイポジウムの予約もあったので、ウエイクアップコールを頼んだ。来ない気がして、自力で30分前に起きた。やはりなかった。チャックアウトの際、その旨を言ったら、「したけど、あなたが出なかった。」と言いだした。思いっきり嫌な顔をしたら、ウエイクアップコールの引き継ぎ表らしき紙を私に見せてきた。リゾートホテルだけあって、コールを頼むのは3日1部屋位だったが、他の部屋には、マーカーで一度線を引いて、さらにチェックマークが付いている。多分、電話してマーカーで線を引いて、客が出たらチェック印を入れているらしい。私の部屋番号には、当然マーカーで何も塗られてない。なのに、得意気に「ほら、ちゃんと記入してるでしょ!」だと。記入してるだけじゃん! 嘘つくな!

Ⅷ:で、キャスターバッグを預かってくれと言ったら、レセプションの隣の部屋を指さされた。自分で入れろと言うことだ。自分で小部屋の棚に入れた。

Ⅸ:戻ってきて、荷物部屋に行ったら、何とヨーロッパ人の団体の荷物に埋もれてた。「エッー!」と声を出したら、朝とは違うレセプションのお姉さんが来てくれたが、「あなたの荷物は?」「奥にある」と答えたら、「じゃあ、奥に入って取り出して」だと。おい!私は20~30代の男性じゃないんだぞ。お前より30歳近く年上で、お前より小さい女だぞ。

奥に入って、でかい丈夫そうな荷物を持って、ふらついて落としたら、私の後ろに来て、荷物は受け取り出した。が、途中で私に「暑いわねえ」と話かけた。冷房がない小部屋で汗だくで荷物を出してるのは私で、おまえはレセプションの冷房が届く場所で、私が持ち上げて床に降ろした荷物を受け取ってだけだろ!

ようやく、自分の小さなキャスターバッグにご対面して、外に持ち上げて運び出す。そしたら、女が言った。「じゃあ、まずこの大きな黒いバッグを、ドアの向こうに戻して。」

「はあ?」って、最近の若者が良く使う、私の嫌いな日本語が思わず口を付いて出た。そしたら、女は聞き取れなかったのかと思って「このバッグとバッグの間に入れて。ここよ、ここ。」と言いだした。バカかお前は。私は従業員じゃないんだぞ!

126 自分の荷物だけを持って、その場所を後にして、レセプションから見えない場所で、迎えのドライバーを待った。

←部屋のライトの取り付けは、なぜか全てこんな風になっていた。

とにかく、レセプションのお姉ちゃんから、鍵をもらうだけなら、良いホテルだったんだろうなあ。

とにかく絶対、薦めない!

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中2日のマルタ一人旅⑫

2010-08-08 13:38:42 | 旅行記・マルタ共和国

7月13日(火) その3

117_2 ヴァレッタに戻るとまだ11時前だったので、見逃していた【聖ヨハネ大聖堂&美術館】へ。?6。ここは壁や天井画も凄いが、私的な見所は床一面の大理石で飾られた墓碑。大貴族・大富豪の次男坊マルタ騎士団の物だ。

ただ、絨毯とミサ用の椅子でほとんどが隠れている。が、うまい具合に床掃除が入っていたので、一部だけど、じっくり観る事ができた。写真はOKだが、フラッシュ禁止のため、暗いし広すぎるし、上手に撮れない。で、なんで、骸骨が多いんだろう? そういう宗教的な背景なんだろうか?

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I_0002_2 ガイドレシーバーも料金内だったので、日本語がなかったから英語に挑戦! でも、早いし、内容が盛り沢山の為すぐに挫折した。考古学博物館で、ヴァレッタ市内用の日本語のガイドレシーバーの貸し出しをしていたので、それを借りたら、もっと見所が分かったのかな?

一人で行くと自由なんだけど、ガイドがいないので、歴史的背景やその意義やちょっとした見所が分からん。

奥の美術館で「聖ヨハネの断首」と「聖ヒエロニムス」や、タペストリーの大作を観る。

これで、時間的に観光は終わり。

あっ、蜂蜜4個しか買ってない。自分用のお土産に、いつもアクセサリー(普段付けられる安いもの)を買うので、大聖堂の向かいにあった、銀製品のお店へ行って、マルタ十字をモチーフにしたペンダントヘッドを3個購入。銀なので、安くて、3個で?20。他に会社の子用に、小さなカレンダーなどを購入。

ホテルに戻り、預けておいた荷物を取ってパッキングし直して、13時10分の空港までの迎車のピックアップを待つ。

116 中2日しかいなかったけど、正式に公開されている巨石遺跡は全て観ることが出来たので満足。でも、本当は中5日滞在して、午前中観光・午後海・夕方街並み観光ができればいいのだけど・・・。

まあ、休みが取りにくいから、定期的に収入があるわけで。しょうがない・・・。

マルタ空港で、ハローキティ商品が棚5~6本分並んでいたのに驚いた。初めてマルタで観た「日本」だ。いや、ハジャー・イム神殿の博物館にSHARPの液晶テレビがあったから、2度目か。そして、出国すると、マッサージチェアが並んでいたので、お世話になる。

さよなら。マルタ。

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中2日のマルタ一人旅⑪

2010-08-08 08:14:43 | 旅行記・マルタ共和国

7月13日(火) その2

【ハイポジウム】から【タクシーン神殿】へ。歩いて5分位で、角に時々看板も出てる(ただし地元の言葉のNeoLithic Templeという表示の場合もある)んだが、住宅地の中なのでやはり分かりにくい。ただ、ウロウロ歩いてると、道行く地元の複数の人から、「あっちだよ」などと声をかけてくれる。ありがとうございました!

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それなのに、現在閉鎖されてる入り口の、すぐ右横にある入り口が分からず、横の教会に入ろうとした。左が閉鎖されてる入り口で、右の写真が現在の入り口。

ここも古く、今から5,000年年前の遺跡で、住宅地に埋まってたので保存状態がいい。「火鉢」や「水盤」が残り、考古学博物館に本物が展示している「豊穣の女神」や「動物の壁画」なども残っている。

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近くに【ハイポジウム】=「ネクロポリス」や「死者の谷」があり、そしてこの神殿。エジプト文明やローマ時代の街造りの基礎となった考え方だ。一体ここに、5,000年前にどんな規模の街があったんだろう?

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110_3 109_3112_3

じっくり観ても20分位の見学時間。

その後大聖堂の向かいのバス停からバスに乗り、ヴァレッタに戻る。

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中2日のマルタ一人旅⑩

2010-08-07 23:06:38 | 旅行記・マルタ共和国

7月13日(火) その1

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最終日。この日は、9時から【ハイポジウム】の予約を取っている。ガイドブックの表記通りに11番のバスに乗ったら、(あっ、またこの大聖堂!?)。これは「パオラ」の街の大聖堂で、初日にマルサシュロックに行った時も、青の洞窟や【ハジャー・イム神殿】などに行った時も、ここを通ってる。だから、「パオラ」乗り換えで、観光スケジュールを立てれば、効率が良かったのだ。が、そんなの行かなきゃ良く分からないからしょうがない。

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Img_2

【ハイポジウム】は11番のバスでなくても、「パオラ」を通I_0008 るバスでこの大聖堂で降りて歩いた方が分かり易いかも。11番のバスで、大聖堂の右側の道を進んだ公園みたいな所で降りたけど、かなり戻ったし、評判通り場所が分からなかったので、地元のお婆さんに丁寧にエスコートしていただいた。

予約は、ヘリテイジマルタで。

カード決済手数料込み?21。旅行を申し込んだ2週間前で、一人なら、ある程度日程と時間を選ぶ事ができた。1日7回、、1回10名までしか見学できない、平たく言うと今から4,500年前の地下墳墓。

I_0007  時間に遅れたら、入れてもらえないと言う事だったが、「時間」は「マルタ時間」の事で、9時過ぎにようやく扉が開いたらけど、職員が煙草を吸いに出てきただけで、その後も待たされた。

ようやく入場。カメラも含め荷物は全て預けてると、ガイドレシーバーが渡される。ここは、日本語あり! 他9名は、英語・イタリア語・スペイン語など。アジア系は、やはり私1名だった。

まずは定番の説明ビデオの鑑賞後、観に博物館を見学。そして、いよいよ、研究所のようなラボのようなガラス戸を通って、地下へ。

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遺跡保護のため(1902年に上に建ってた民家の井戸を掘る際に発見された後、2年位倉庫として使ってしまった罪滅ぼしか?)、見学者の歩くルートには鉄の歩道&階段が設置され、ガイドレシーバーに従って目を向ける場所のみ明りが付く仕組み。内部は地下3層になっていて、一言でいうと「きれいにほ(掘&彫)られた、吉見の百穴」。って感想はダメですか?

住居としては使ってないので、トルコの地下都市カイマクル程広くはないし、居住のための構造にはなってない(通気口や火を使った跡はなし)。死体をドンドン部屋の床に置いて、溜まったらその上を歩いて、反対側の壁を掘ってまた部屋を作る。死者への畏怖を込めて、部屋の壁はきれいに磨かれ、地上の神殿と同じように入り口や柱を掘っている。単純な模様の壁画も残っている。暗い中に部屋が浮かび上がるので荘厳な感じがする。カタコンベの元祖だ。

ここに骨があった時ってどんな風景だったんだろう。一部屋位再現すればいいのにと悪趣味の私は思った。

考古学博物館に展示されている「眠れる女神像」は、ここで発見された像。ただ、作成時は立像だったのに、粘土自体の重さで寝てしまったらしいと、ガイドレシーバーが言っていた

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見学後、写真撮影禁止なので、?7のガイドブックを私も含めほぼ全員が購入してた。次に行った【タルシーン神殿】の係員に「いくらで買った?」と聞かれたが、なんでだったんだろう?

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中2日のマルタ一人旅⑨

2010-08-01 20:09:26 | 旅行記・マルタ共和国

7月12日(月) その3

スリーマのホテルに戻り、蜂蜜をカバンから出し、再び外へ。バス停でヴァレッタ行きのバスを待つ。が、さっぱり来ない。バス停で待つ人々も皆イライラしてた。ようやく来ても、(運転手の判断で)満員なので、バスは停まってくれない。ようやく3本目のバスが乗せてくれた。

Ana4Ana3  そのため、ヴァレッタに着いた時点で、すでに4時半。今からだと、行きたかったラバトの聖パウロのカタコンベや聖アガサのカタコンベには入れない・・・。

怖いもの大好き(ゲテモノ好きと言う友人もいる)の私は、パリのカタコンベや、ローマのカタコンベや骸骨寺、イタリア・シチリア島のカプチン派のカタコンベなどに行っているので、ここも行きたかったんだが、今回は巨石遺跡がメインだったから、優先順位を下げてしまったのだ。

パソコン探ってたら、パリのカタコンベに行った時の写真が出てきた。(もう、10年前かあ。)

ここは宗教的意味合いはなくて、無縁仏の大たい骨が積み上げられている所。800万人分とか言われている。今は知らないが、当時は1日2時間しか開いてなくて、一緒にフランスに行った友達が付き合ってくれなくて、一人で入った。そして、出口でなぜか係員に骨を持ち出していないか、バッグの中身を全てチェックされた。どうも、途中で、骨を持ち上げたりしたのが、監視カメラに映ったらしい。今まで受けた、持ち物チェックで一番厳しかった。

で、話はマルタに戻り、ラバト&イムディーナの街の雰囲気を観にだけ行こうかとも思ったが、それも悔しいので、ヴァレッタの向かいの岬の都市スリー・シティーズのどれかに行こうと適当にバス(多分1か4か6)に乗り終点で降りる。

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バス停に、ちゃんと観光客用のモデルコースを記した大きい看板があった。Birguが地元の言葉でVittoriosa(ヴィっトリオーザ)の事らしい。

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1,530年代に、ヴァレッタに先駆けて騎士団の基地となったり、第二次大戦時にはドイツ軍に空爆されたり、いろいろあった地区らしいが、今は夢のような場所だ。(住み心地は分からないが)建物はコンクリの一様なビルではなく、目の前は海で自由に泳いだり、余裕のある人々の高級ヨットが並んでたり。

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こちらはコスピークワ側の入り江。手前には泳いでいる人や釣りをしている近所の人がいる。

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そして、町中を突っ切って、セングレア側の入り江がこちら。この船!

どんだけ、金持ちが集まってるんじゃい!

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099 102                  

船を見ながら、カフェでオレンジジュースとピザ。

何も期待しないで行ったので、人々がしっかり住んでる世界遺産級の美しい町と豪華ヨット達にビックリ。砦の側の城壁の見にくい所にエアコンの室外機が並んでたりしたけど、その生活感も込みでいいなあ。

この日は、これで、おしまい!

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中2日のマルタ一人旅⑧

2010-07-29 22:29:04 | 旅行記・マルタ共和国

7月12日(月) その2

ゴゾ島の続き。

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ゴゾ島には他にも観光地があるんだけど(だから絶対1日ツアーで回った方がいい)、時間がないので、ヴィクトリアの、だまし絵ドームが有名な【大聖堂】だけを見に行く。どこにあるのかと思って人に聞いたら、大城塞の中にあった。

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086 087 大聖堂だけあって、外見は質素だが、中は大変立派だし、ドームを作る金がなかったからって、わざわざこんなだまし絵を描かなくても・・・。と思った。正面から観るとドームに見えるけど、ちょっと斜めから見ると、明らかにパーツが狂ってる。床は、ヴァレッタの大聖堂と同じように、色大理石で墓碑が描かれてた。まあ、そのお陰で有名になったんだから、結果オーライかな?

ここでも、入場料に、湿った札を出した。振り返ったら、チケット売り場の人が、札を持った手を振って乾かしていた。

バスターミナルに戻って、港行きのバスに乗る。そこで腕時計を見たら、まだ、11時。これで、ラバト(イムディーナ)は楽勝だあ!と思ってたが、おかしい。まだ11時のはずはない。あっ、止まってる・・・。電池入れ替えたばかりなのに・・・。その後、しょうがないので、腰をかがめて人の時計を覗き込んだり、デジカメを再生にして表示してある時刻からマイナス7時間して時間を探る事になる。Img_0006                                               090 103_3 ゴゾ島のフェリー乗り場は、鉄筋の、近代的建物だった。ちゃんとチケットを買って、そこの売店でビールとサンドウィッチを買って、フェリーの中で食べた。

で、1時間急行バスに乗りスリーマに戻り、蜂蜜が重いので、1度ホテルに戻る。

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中2日のマルタ一人旅⑦

2010-07-28 00:59:09 | 旅行記・マルタ共和国

7月12日(月) その1

この日はゴゾ島の遺跡と、マルタ島のラバト(イムディーナ)のカタコンベを観る予定だった。

スリーマのバスターミナル(と言っても道幅が若干広いだけ)から、ゴゾ島へのフェリー乗り場のあるチェルケウアまでの急行バス645番が、8時の始発から20分おきに出ている。始発に乗る。

066 067_3 068            

チェルケウアまで1時間かかるけど、景色がきれいなので飽きない。日本みたいな砂浜にビーチチェアが並んだ海水浴場や、ヨーロッパのバカンス客用の小さな町があって、バスの運転手は、バス停で待っている人にスリーマから運んだ荷物を渡している。運び屋か?

069 ひと気がなく、単なる大きなフェリーの桟橋があるだけの港にバスが近づくと、すでにフェリーは到着してて自動車が中に入って行く。港に着いて、小さなプレハブのチケット売り場に入ると、「走れ!」と身振りで言われて、チケットを買わずに走る。コンクリの日よけしかない、乗客用通路を真剣に走って、最後の自動車1台と一緒に走り込む。同じバスで到着して、走るのを諦めた人もいた。9時発のフェリーに乗れたらしい。フェリーの中は、広くて意外ときれい。

大きなカーフェリーで自動車は満車だった。30分位の船旅でゴゾ島へ。

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ここのフェリー乗り場は、マルタ島のよりはるかに近代的な建物だった。自動車で来た乗客以外のほとんどは、ツアーに申し込んでいるらしく、建物の出口を出ると、ツアーガイドに着いて行ってしまい、ゴゾ島の中心地ヴィクトリアに行くバスには1台分しか人が乗らなかった。ここのバスは、マルタの券は使えないので、?0.47を払う。チケットも違う。

ヴィクトリアまでは意外と遠くて20分位かかったかな? バスターミナルで降りると、閑散としていた。

Img_0004ジュガンティーヤ神殿を観に行くには、バスが1時間に1本あるかないかなので「地球の歩き方」に書いてあった、レンタサイクルを借りて行ってみることにした。ターミナルの右手にレンタサイクル屋があった。

←レンタサイクル屋さんの名刺

1日借りて?5と安いんだけど、日本の住所まできちんと書かされた。自転車は、日本と同じで手でブレーキがかけられるマウンテンバイク。前に、オランダのアムステルダムで自転車ツアーに参加した時に、ブレーキはペダルを逆回転してかけるタイプの自転車だったんだが、これだと乗る時に足をおきやすい位置にペダルの調整ができなくて、乗る時にモタモタして、ツアーガイドに置いて行かれそうになって、泣きそうになった。

071 レンタサイクル屋からまっすぐ行って、右の坂道を下るんだが、自動車多くて、怖くて自転車に乗れない。そりゃそうだ。普段だって自転車に乗ってないもん。それこそ、7~8年前のオランダ以来かも。

なので、人のいない裏道に入って、練習して体を慣らしてから出発! 自動車が多い道を下ると、左側に遺跡のある町シャーラ(Xaghara)への標識があるので、後はその標識通りに走ればいい。走ればいいんだが・・・。途中、なんて事がない上り坂があった。お尻をあげて立ち漕ぎをしようとしたら、できない! あっ、「地球の歩き方」に「すぐに着きました」とか書いてあるのは、20代の男性か? しまった! 私はあと半年で50歳の女だ。無理だ。なので、降りて自転車を押して炎天下を歩く。

この自転車に鍵かけてこの場に放置し、自分はヒッチハイクで遺跡に行ってヴィクトリアに戻ったら、あのスキンヘッドのレンタサイクル屋の親父にはいくら払ったら許してもらえるだろうかと、結構真剣に考える。

072 坂(と言ってもかなりゆるやか)の頂上でようやく自転車に乗り、快調に走りだすが、しばらくして、自分を追い抜いて行った自動車のエンジン音が、低く唸る音を聞く。エンジンの回転数落ちてるよ~。この先かなりの坂だ・・・。そうだよなあ。昔からの町は敵からの防御を考えて丘の上に作るもんなあ。

と言う訳で、「いろは坂」をまた自転車を押しながら進む・・・。

そして、やったあ!やっとシャーラの街だ!ヴィクトリアから40分かかった。町の入り口のすぐ右手が【ジュガンティーヤ神殿】だ。

073 Img_0005                  

入場料を取り出そうと、かばんに手を突っ込んだら、濡れてる・・・。途中で飲んだペットボトルの水が全部、バッグの中にこぼれていたのだ。良かった、カメラは水深3m用で。ただ、財布の中の札やガイドブック等がビショビショだ。バッグを乾かすため裏返しにして、取りあえずそこに物を入れる。日よけ用のスカーフはビショビショだが、そのまま熱中症対策に首に巻く。

チケット売り場の人には、お札の「Wet は、Pure Mineral water だから」と言って渡す。この日はずっとお金を払う時、そう言い続けた。

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外側の石は、マルタ島のよりサンゴっぽい石だ。

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078 前日に観た神殿と違い、蔽いはかけられてないが、足場みたいなのを組まれて倒壊を防いであった。

石積みが荒いので、他の神殿より古いものと考えられている。

この山の上まで、海辺にあった石を運んできたんだろう。

ここは、前日の神殿と違って、海が見えない場所なので、本当に「神殿」だったのかなあ・・・。どこも神殿(Temples)と言っているけど、どれももっと実用的で必要性の高い建物だったんじゃないのかな? と思った。

079 敷地内にあった、お土産屋さんみたいな所で蜂蜜を買う。1個?2だったんで、「安い!」と思って4個買ったら「重い!」。

←ここは、入り口にあった、蜂蜜屋さん。

近くの風車(TAKAOLA)は、チケット代に含まれているけど、チケット売り場の人からは何も説明がなかった。

見える所まで行ったら、修復中で羽がなかったので、写真だけ撮って、近くには行かなかった。

080 帰りはヴィクトリアまで、わずか15分で到着した。

そして、親父に楽勝のような顔をして自転車を返した。めでたし、めでたし。

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中2日のマルタ一人旅⑥

2010-07-25 19:59:39 | 旅行記・マルタ共和国

7月11日(日曜日) その4

【青の洞窟】から一度ホテルに戻り、午後7時位にバスに乗って、隣の岬のサンジュリアンの方へ行ってみる。バスを適当に降りたら、そこはスリーマとサンジュリアンの間の入り江だった。

午後7時過ぎなんだけど、こっちの方は、目の前の海で泳げるので、みんなのんびり海水浴。

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ホテルかコンドミニアムが海岸沿いの道に並び、ヨーロッパからのバカンス客が大勢!いいなあ、皆家族で10日以上滞在するんだろうなあ。経済破綻なんて忘れてさ。

061 062 この日は、サッカーのワールドカップの決勝戦。昨日の準決勝戦から、どの店も「うちは9スクリーンあります!」とか「Big Screen!」とか、テレビ中継に力を入れてる。8時半からのゴールデンタイムに生中継だもんなあ。なるべく、テレビがなくて空いてる店に入ったが、小さな1台だけのブラウン管テレビがあるだけなのに、キックオフ直後に、客が勝手にテーブルをテレビを見易いように並べ替え、満員になる。

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真ん中の写真が、サッカー中継してる店の写真。どこもこんな感じで、しかも店によってはしっかり、厨房に1台あった。レンタルなのかな?

バスに乗ってホテルへ。バスの3日券、買っておいて良かった。

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中2日のマルタ一人旅⑤

2010-07-25 14:19:30 | 旅行記・マルタ共和国

  7月11日(日曜日) その3

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ヴァレッタ市内を縦断し、日差しを遮る物がないバスターミナルで、38か138のバスを待つ。方面によって、乗り場は同じなので、どちらかが来たら乗ればいい。38のバスが来た。ヨーロッパの青の洞窟で泳ごうという服の下に水着を着たバカンス客が我先にと乗り込む。君たちは中国人か?

まあ、運転手が満員と判断すると、いきなり発車する可能性があるので、気持ちは分かるが・・・。

で、30分位でブルーグロット。次の神殿で下車。このバスは運転手が、自らこの2か所のバス停の名前を大声で言ってくれた。

【ハジャー・イム神殿】と【イムナイドラ神殿】

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ガイドブックや去年行った人のブログ情報とは違い、近代的システム(?)になっていた。まず鉄筋の建物でチケット(共通券)を購入すると、椅子の並んだ部屋に通され、適当に人数が集ると、神殿の歴史とテントで保護する前の全体像などを映像化した音楽のみが流れるビデオを10分位鑑賞。その後、案内された出口の外は簡単な博物館になっていて、どうやって巨石を動かしたか、二つの神殿の発掘の様子がシャープの液晶ディズプレイ(4台位あったかな?)で、説明されていた。

その後建物の外、すぐ傍にある、【ハジャー・イム神殿】へ。

保護のためにテントに覆われている。

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027_2029_2 030                     031 032 033

034035_2 見た感じ、ロンドン郊外のストーンヘンジと同じ民族が作ったんだと思う。マルタのはそのまま忘れられて原型が残ったけど、ストーンヘンジはその後の別の民族が改築してしまったのではないかと。問題は、ヨーロッパ全域を紀元前3600年~2500年の1000年の間、同じ文化を持つ同じ民族が存在・統治していたかどうかという謎だ。

ロープが張ってあって、入り口を入ってまっすぐ出て周辺しか見学できないようになっている。

遊歩道を10分位下り(帰りは15分位かかった)、【イムナイドラ神殿】へ。

途中、地元のおじさんにしつこく話かけられる。

ここの方が、ロープは張ってあるけど、いろいろ歩きまわれる。入り口などは保存状態がいい。時代的にはこの後になる、エジプトのピラミッドや神殿に大きな石を上げたように、土で傾斜を作り、石のコロを使って傾斜を登らせたんだろうか。

036057_2 038                  

039040041  この神殿は、2001年に何者かによって破壊された、哀しい過去があるらしい。誰がやったか分からないので(この小さな島で本当に分からないのか?とも思う。宗教的背景もあるのかな?)、動機も分からないが。「先史」の存在を嫌がる団体もいるからなあ。

「テレビも、ゲームも、本もない時代、食べる事が保障されたら、石を運ぶ位しかやる事がないんだから、やるんじゃない?」というのが、私の母の説です。

それぞれの神殿の入り口で、チケットの再確認がある。

042 043 チケット売り場の側のレストランで昼ごはん。チップ合わせて?10。マルタでは、スパゲッティなどのサイドメニュー(!)をメインで頼んだ場合、追加料金が請求される場合があって、ここでも?3余計にもらうからと説明されたけど、それでもビールもスパゲッテイもスモールサイズでいいよと言ったら、気の毒に思ったのか、追加料金を請求してこなかった。か、忘れたか。

とことこ、炎天下の中、ブルーグロットまで歩く。途中、車が止まって親切で「一人だけなら乗れるよ」と声をかけてもらうが、多分歩いても20分位なので、お断りする。

044 045 確かに、ブルーグロットのバス停までは徒歩20分だった。が、その後、いろは坂みたいな舗装された車道を延々と下る。下るという事は帰りは上る。ヘロヘロになって上ってきた人に、近道はないかと聞いたら、ないそうだ。138のバスは、ブルーグロットまでこの坂を下りるそうだ。帰りの飛行機で一緒だった日本人に聞いた。ただ、1時間に1本なので、帰りは他の日本人とタクシーで途中の街(パオラ)まで行ったそうだ。パオラからだと、ヴァレッタまでのバスがたくさん出てるから。

坂を下りると、駐車場近辺がなんか懐かしい感じがする観光地。レストランも4~5軒ある。

ここもガイドブックとは違い、チケットブースでチケットを購入し、船着き場で半券を渡すというシステムになっていた。午前中の方が、光がきれいだと言うがどうなんだろう。途中で1カ所、「BLUE GROTTO」ではなく、「BLUE CAVE」という表示もあったが・・・。

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と、こんな感じの3~4カ所穴巡りだった。30分は乗ってなかったかな?

確かに浅い海底が白砂の箇所だけ、青がきれいだけど・・・。イタリアのカプリ島の「青の洞窟」のイメージは絶対にない。あのグロット全体がRGBのBで燃える感じではない。日本の、観光船のイメージの方が近い。沖縄に行った事のある人、ましてダイバーは、普通の観光船だと思って、海水浴の余興に乗って下さい。GROTTOでは、ありません。

で、回り中に泳いでいる人。日本みたいにビーチなんてなくて、プールにある梯子が何カ所か取り付けてあるだけ。

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泳いだ。元気が出た。帰りの坂はお陰で、元気よく上れた。真ん中の写真が、水中写真。ボケてるけど。

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バス通りから観た、青の洞窟の写真です。バス停からヴァレッタ方面に50m位言った所に小さな展望公園があるので、そこから見られます。レンタカーで回るコースだなあ。

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中2日のマルタ一人旅④

2010-07-24 22:31:06 | 旅行記・マルタ共和国

019 7月11日(日曜日) その2

次に【騎士団長の宮殿&武器庫】

この入り口を入って、中庭のブースでチケット?10購入。

それから、ネプチューンの中庭に行って、使用人の螺旋階段みたいのを上がって、2階の公開している部屋を見学する。ここって1547年の建物なのに、現在の大統領府と議会が置かれてるから、5部屋のみの公開なんだって。「地球の歩き方」に書いてあるガイドツアーはなかった。

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聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)って、貴族の次男坊が集められて、戦いで死ぬ事を本懐とし、結婚も禁じられた軍隊で、現在も国連にその存在が認められてる団体。う~ん、いろんな妄想が浮かんでしまう。

騎士団好きな人、ゴメンナサイ。

023 宮殿を一度出て、ミュージアムショップの奥が【武器庫】。

予想通り、騎士団の武器と防具がズラッと並んでる。施してある彫刻が1個1個違う。が、いつの間にかちょっとした飾られていないオスマントルコの兵士の姿を一生懸命見ていた自分がいた。

で、そろそろ10時半近くなったので、【イン・ガーディア】を観るべく、ヴァレッタ市の先端、聖エルモ砦まで、炎天下の中を歩き出す。

でも、なんか、静かだ・・・。誰もいない・・・。

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「地球の歩き方」にも、↑マルタ観光局日本事務所発行の冊子にも7月11日とあるのに。ただ、ギラギラ照りつける日差しに、マルタストーンで作った壊れかけた砦が白っぽく照らされてるだけだ。

隣の国立戦争博物館の人に聞いてみたら、「9月からのスタートです。」

ああっ、やっぱり。そんな気がしてたんだ。暑いし、今日はワールドカップの決勝戦だ。演じるのはボランティアの人々だ。開催を発表してても、辞めたい時は辞めるよなあ。

014 良かった。服の下に水着着てきて。日曜はミサがあるため、教会関係は観光客が立ち入りできないので、午後はハジャー・イム神殿とイムナイドラ神殿とそのそばの青の洞窟に行く予定だったのだ。青の洞窟で泳げると聞いていたので、水着を着ておいたのだ。やったあ!ゆっくり泳げるぞ!

←こんなふうにヴァレッタ市内の多くの教会では、みんなミサをしてた。 

という訳で、トットと踵を返して、反対側のバスターミナルを目指す。旅行に行く時は、観光局本国のネットをチェックしましょう!

砦側から見た、ヴァレッタの風景↓

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