落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ラファエロ」

2013-05-24 22:40:54 | アート・文化

Img_0006上野の国立西洋美術館。5月19日の日曜日、夕方に行ってみた。

ラファエロって、わずか37歳で亡くなったんだ。

せめて、60歳まで生きてたら・・・。

Img_raffaello2013_2_4もっと、柔らかい女性像をいっぱい残していたんだるなあ。

おまけに、しっかり工房作って、版画で普及版を作って、事業家としても何かしら残したんだろうなあ。

そして、本当に、栗原類そっくり! びっくりだ。ラファエロ、かなりの女好きと言われてるが、栗原類もそうなるのか! 500年の時空を超えた謎、というほど大げさな事ではないな。

入り口を入ってすぐに、ラファエロが20歳位の時にかいた自画像。人がいないのでじっくり観られて、(おおっ!空いているのかも)と思ったが、それは大きな間違い。

次の「Ⅰ.画家への一歩」からすっごい人。なので、このコーナーは最後にゆっくり見る事にして、人が空いてて見られる絵だけみて、5時過ぎてから最後にまた、ここに戻ってきた。さすがに部屋には10人もいなくてゆっくり見る事ができた。

メインの、これぞラファエロ!という"大公の聖母"は意外と大きいサイズなので、結構じっくり観る事が出来た。

で、あとの22点は、大きいサイズの絵はラファエロらしい、丸顔で柔らかい感じがなくて("エリザベッタ・コンザーガの肖像" "無口な女"など)、逆におおっ!と思う絵は、すっごく小さくて("聖家族と仔羊" "エゼキエルの幻視"など)、人混みがすごくてなかなかじっくりみられない。う~ん、欲求不満状態だ。

Img_raffaello2013_4

Photo

Photo_2

左から、◆無口な女(手塚理美に似ている) ◆聖家族と仔羊 ◆エゼキエルの幻視(これが結構良かったんだが、A3サイズ位の小ささだった)

ヴァチカン宮殿、ゆっくり見に行きたくなった。

Img004 今回、公式図録以外に、1,200円のミニ図録があったので、そちらを購入。いいじゃん、このミニ図録企画。絵葉書買うより安いし、解説もしっかり載ってるし。公式図録って、高いし、分厚過ぎて、家で読むのも重いんだもん。ぜひ、他の展示会でも見習って、作成して欲しいなあ。

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「華麗なるギャッビー」1974年版

2013-05-19 20:37:02 | 映画

4881view001 試写会の時、「前のはTVでしか見た事がない」とうっかり言ったら、ブルーレイが回ってきた。

恐るべし、映画好き達。

ディカプリオのって、本当にリメイクだねえ。見事なほど。キーとなるメガネ屋の広告は、そっくりそのまま。むしろ、ニックがきちんと丁寧に説明してくれる分、2012年版の方がストーリーが分かり易くなっていた。そして、デイジーへの想いが、より丁寧に切なく描かれてた。

4881view003 違うのは、デイジーの旦那の自己防衛からの嘘の時系列と、ギャッビーの過去。ディカプリオ版がこだわった過去。レッドフォードのは、お葬式にお父さんが駆けつけてくれるんだ。でも、2014年度版では、ギャッツビーの過去にこだわった割には、どうでもいい感じがした。

で、1974年版。

暑い夏の出来事だからか、女優さん以外は全員顔に汗をかいていた。そうだ。夏は汗をかくもんだ。ましてきちんとスリーピース着てるし。

4881view004で、やっぱり、ミア・ファローが分からん。

当時も、大人になって観た今回も、美人にも、可愛らしくも、魅力的にも思えないのだ。私生活でもモテモテだったのに。さっぱり分からない。男には魅力的に見えるのか?私には「ローズマリーの赤ちゃん」の女優さんだし。

トム・ブキャナンがフレデリー・マーキュリーしか見えない。

美人じゃないけど印象が強いカレン・ブラックも、美人なロイス・チャイルドも、この映画以降の作品でなら観てる。

子役の子、パッツィ・ケンジットだったんだ。「ビギナーズ」とか「リーサル・ウェポン2」とかは観てたから。

公開時、私は中学生だったから観に行ってないけど、すっごい流行ったし、レッドフォードの白いスーツに皆あこがれたんだよなあ。

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「華麗なるギャッビー」2012年度版

2013-05-19 10:34:51 | 映画

0003 ディカプリオが、ギャッビーを演じた、6月14日公開の。試写会にて鑑賞。3D公開もあるらしいが2Dで。

ロバート・レッドフォードの、1974年版は、TV放映で見ただけでウロ覚えなので、新鮮な気持ちで拝見いたしました。

主人公は、完全にトビー・マグワイア。アル中の彼が、治療を兼ねて、思い出を小説に書くという体裁を取っていて。彼の顔立ちが、今回の役柄に良くハマっている。

舞台は"狂乱の20年代"と言われる、弾け切ったニューヨーク。

「ムーラン・ルージュ」の監督さんだからか、カメラが良く動くし、キラキラCG満載。わざと薄っぺらいパーティーシーンは、妙に懐かしい感じが。おおっ!バブル期の六本木のディスコ貸し切りパーティーの雰囲気に似てるぞ!偽物上流階級のパーティーだ。

ディカプリオは、どうなんでしょう? 演出なんだろうがわざとらしいし、お茶目と呼ぶには痛々しいし。なんか、レッドフォードの表情を意識し過ぎ。もっと、別のギャッビーでいいじゃん。

0002それに、21世紀の時代、ギャッビーの純愛が、果たして純愛と若い観客に認識されるんだろうか? 共感されるとは思えないが。ただ、哀れなだけで。

ファッションも、「プラダ」「ミュウミュウ」(う~ん、同じじゃないの?)が女性ファッションの大々的バックアップ。確かにきれいなドレスがいっぱい出てくるけど、今着る事ができない20年代ファッションだから、食い付けないなあ。

デイジーを演じるキャリー・マリガンは、ウロ覚えのミア・ファローよりはるかに可愛らしく魅力的だったけどね。

デイジーの旦那のトムは、金があるのに、なぜ、あの愛人?原作がそうだから、しょうがないかあ。

まあ、前作のラストは覚えてたけど、細部は忘れていたんで、どうなるんだろうと思いながら、142分見届けました。

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「アイアンマン3」

2013-05-11 15:16:12 | 映画

IMAX、3Dで鑑賞。

Img_01_2

おバカな若い、アメコミヒーローより、口の減らない疲れた中年がヒーローの方が親しみがあるんだが。不眠症でパニック症候群で、チャラ男時代の恨みを未だにかっているという説明の前半はちょっと退屈。

344443view005 トニー・スタークの自宅が壊されるあたりから、ようやく盛り上がって来て、最後戦闘シーンは文句なく、というか文句のいいようのない《迫力》で楽しめた。敵が、元々植物学者が発見したバイオ系の不死身集団で、それに“アイアン”マン達が戦うんで、違和感は否めないんだけどね。

巨大タンカーが舞台で、クレーンやコンテナが爆発しながら崩れていくシーンは、見ごたえ十分。

アイアンマンがいっぱい出てきたり、遠隔操作できるシーンとか楽しかったなあ。

Img_09 まあ、楽しかったらか、細かい所はいいかって感じ。

グウィネス・パルトロー、まさかああなるとは・・・。まあ、なるとは思っていたが。アイアンマンスーツを着たり、結構今回は大活躍! 腹筋なんだろうが、意外とウエスト太かった。で、あっさり、元も戻ったんだ。

344443view004 だとすると、あのバイオ技術は、身体的欠損のある人々の役にたったんだろうか? やっぱりあの植物学者のお姉さんがいなくなったから、実現できなかったんだろうか? あの、お姉さんが一番気の毒だったなあ。あと、イスラム教徒も。

エンドロール後の、お楽しみ。相手が、ハルクことブルース・バナーだったとは、見ている最中には気がつかなかった。エリック・バナやエドワード・ノートンなら気が付いたのに・・・。アベンチャーズの仲間のハルクじゃないからなあ。

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週末よしもと 爆笑ステージ in 川崎

2013-05-06 23:10:48 | イベント

Untitled 偉いなあ。よしもとの芸人さんて。こんなふうな地方公演までやるんだあ。

5月5日、18:30開場、19:00開演。

TVで見た事ある人ばっかりだ。本物だ。タウン誌で3月末に広告を見て、チケットをかったら11列目だった。とっても良く見えた。

楽しい2時間、3,500円は安かった。

が、エハラマサヒロの時、乳児が泣きわめいて、彼が気の毒だった。幼児の声じゃなくて、明らかに乳児の泣き声。あまりに長くないているので、会場中の人がその乳児(本当は連れてきた大人にだが)に冷たく注目したら、ようやく祖父らしき人がかかえて出て行った。まだ3カ月位の赤ん坊だった。泣くなと言うのは無理だ。なぜ、連れてくる?

スリムクラブは、本当にネタをすべったら、トークで10分つないだのだろうか? でも、きちんとネタをやって欲しかったなあ。

FUJIWARAの力技のコントはさすがだった。そして、トータルテンボスと花丸大吉は、やはりうまい!

最後に、川崎市のゆるキャラ5体が出てきたが・・・。生田緑地のキャラや、宮前区のキャラは、川崎区にある教育文化会館にくる客には、馴染みがない。生田や宮前区の人が、ほとんど川崎駅に来る事がないのと同じだ。

会場を出たら、自転車で帰っていくお客がさんがいっぱいいて、なんか面白かった。そういう私も、歩いて帰ったけどね。

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「シュガーマン 奇跡に愛された男」

2013-05-04 11:10:46 | 映画

344446view001友人に誘われて。

2012年、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞。

1970年代初頭にアメリカでデビューしアルバム2枚を発表したが、売れずに消えたミュージシャン「ロドリゲス」。

1970代末、どういうわけか南アフリカで反アパルトヘイト闘争のシンボルソングとして彼の《シュガーマン》が大ヒット! 今も南アフリカでは、「大物」なのに、いったい「ロドリゲス」って誰なんだ? 生きているのか? 探して見よう!という映画だった。

344446view004ロドリゲスは、乱暴な言い方だがボブ・ディアンぽい感じ。(さすがに、ボブ・ディランは私の年代じゃないからあまり知らないが・・・)。

ステージ上で自殺したという伝説まで生まれたが、しっかり、本当にしっかりと人生を歩んでいて、地味で誠実で信念の人と言う感じで、立派な奴だぜ。ロドリゲス! 現在、御歳71歳。

ロドリゲスの人柄にただただ感心。日本で60年代・70年代から活躍してるミュージシャン達、売れなかった彼みたいな人生を歩んでいただろうか・・・。

344446view005本人は、南アフリカで大物ミュージシャンになっている事は何も知らず、印税も入らず、地道に生きてきた。再発見された後は、南アフリカに4回行って、コンサートもしているらしい。

メデタシ、メデタシで、見た後に爽やかな気持ちになる。

が、これって、本当にドキュメンタリー映画?

なぜか、スウェーデンとイギリス製作。どうも、スウェーデンでも彼のアルバムはヒットしたらしいが。

原題のSEARCHING FOR SUGAR MANが行われたのは、1998年の話。今から15年前の話をなぜ今頃? 

344446view006 ドキュメンタリーの題材としては、15年前の出来事で、ハッピーエンドも分かっていて、写真も映像もいっぱい残っている。編集と付け足しの撮影で、映画できちゃうじゃん。音楽もロドリゲスの、説得力のある歌詞が流れれば、言葉なんかいらないし・・・。印税をガメてた、元レコード会社の社長が亡くなったら、公開する気になったのかあ?

とにかく「ロドリゲス」本人の魅力だけでもってる映画だった。

他にも気になった点が2点。

一つは、ロドリゲスの娘3人は父親のコンサートに同行するほど仲がいいのに、奥さんについての言及はない事。

344446view003もう一つは、南アフリカでのコンサートで、反アパルトヘイトのアイコンで、本人も白人ではないのに、観客に黒人がいないのは、何でだろう? と思った。まだ、いろいろあるんだろう。

ケープタウンの街が映るたびに、空に円盤がいないか探してしまう私。「第9地区」の舞台ですから。

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「ラストスタンド」

2013-05-03 19:29:31 | 映画

344069view010シュワちゃんの10年振りの主演映画だ。見ないといかんだろう。期待はしないけど。

見たら、西部劇だった。そして「ジャンゴ」並みに血飛沫と肉が飛び散ってた。

舞台はメキシコ国境に隣接した、田舎町。高校のアメフトが、試合に出るので、町あげての応援で、町の中はあまり人が残ってない。この町から出ていけるのは、きっとこのアメフトの試合で目を付けられて、大学に推薦入学で進学できる若者だけかなという位の田舎。

344069view003ストーリーの進行に合わせて「真昼の決闘」ですか?というように画面下にはやたら時刻が・・・。

話はラスベガスからスタートしてるのに、FBIも人数不足のなのか、馬鹿すぎるのか、なぜかシボレーコルベットに追いつけず。

シュワちゃん演じる保安官とメキシコ系の小太り副保安官、田舎の副保安官なのに銃撃戦になって人を殺しても冷静なお姉さん(「マイティ・ソー」で浅野忠信と同僚だった女の人)、民間人2人が、殺しのプロの傭兵達や脱獄囚に立ち向かう。「真昼の決闘」と違って、熱い友情だ。

344069view014そして、FBIやSWATが敵わなかった、用意周到な敵に勝つ。

これじゃあ、アメリカで『銃規制法案』は通らないだろう。悪党からは、自分達を自分達で守らないといけなんだぜ。広~い荒野で、誰も助けに来てくれない。警察組織も、FBIも、軍も来ない。そりゃ、お婆さんだって、護身用に銃を手元に置いとく訳だ。

シュワちゃん、地元なので地の利を利用して、殺しのプロと戦うのかと思ったら、なんのヒネリもなく真っ向勝負。

シボレー+トウモロコシ畑の対決は、工夫があったけど、単に舞台に使われただけで、もうちょっとなんか欲しかったなあ。

344069view012フォレスト・ウィッテカー、せっかく出てるのに、なんだかなあ。傭兵のボスの、ピーター・ストーメアは、残虐な感じが良かったけど。

う~ん、メキシコ国境に近い田舎町の雰囲気はとっても良かったんだけど、なんか戦い方にヒネリが足りないのよねえ。

この役、シュワちゃんと同じ歳の65歳のクリント・イーストウッドで観たかったなあ。

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