8月20日 土曜日
9:00 バスはホテルルートイン恵那を出発。
↑ 黒川かな?
↑ 木曽川 やっぱり巨石がゴロゴロ。鮎釣りかな?
⑧金山町筋骨めぐり(下呂市) 10:10~11:00
ドライブイン飛山で、筋骨めぐりのガイドさんと待ち合わせ。飛騨街道金山宿の、筋(すじ)と骨(ほね)のように人間の体に例え、複雑にからみ合ったせまい道のことで、でも国が定めた公道だそうだ。このガイドさんの話がなかなか面白かった。
左)本当にこんな狭い道を行く。 右)こちょこちょの木。さるすべりの木だけどね。
で、水路沿いに立っている家を見に、水路まで降りる。
水路の上に1階を無理やり建築した家並み。「ハウルの動く城」として紹介されている。
↓ で、水路脇の地下室扱いにもこんな部屋があって
手摺下の右の白いこうもりマークは、夜に羽ばたくという事で、その手の女の人の商売部屋だったそうだ。宿場町の名残。
左)水路上の天井は1階の床になる 右)洗い物をした清水。どんどん水が沸いていた
この後行く「金山巨石群リサーチセンター&ギャラリー」にも寄る。
宿場町時代の家の中。壁面に絵が描いてあり、柱なども当時の繁栄ぶりを語っている。
実はツアーの日程表には入ってなかったのだが・・・。意外と面白かった。
馬瀬川沿いに20分位北上。ダムに堰き止められているので、川幅が広くなっている。
⑨金山巨石群(下呂市金山町) 11:30~13:00
古代太陽暦である金山巨石群を、25年研究している人にガイドをしてもらう。
山の斜面(昔は木が茂っていたらしいが今はある程度整地している)に巨石がある。
1.北極星を指す岩
斜め(35度)になっているこの石の三角形の頂点部分の延長上に、当時(BC.2500年頃)の北極星(りゅう座α星のトゥバン、今はα星こぐま座のポラリス)があったそうだ。
でも、この石の近所の石も角度は違うけど斜めなんだけど・・・。
2.再現館(太陽カレンダーシミュレーター)
岩屋岩陰遺跡の太陽光が入る角度で季節が分かるというのを分かり易く説明した場所なんだが、狭くて入れなかった。笑
後から入ったら、こんな感じ。
3.線刻石のある巨石群
↓この岩の間から、夏至の日には太陽が昇り、反対側から見ると冬至の日には陽が沈むそうだ。
↓ 線刻線のある巨石
↓ これも太陽観測する巨石
↓ この岩は人手が入っていると思うけど
↓ 線刻石のある巨石群の後姿
↓ 線刻石の洞窟の中
4.岩屋岩陰遺跡巨石群
ここは、平治の乱(1159年)の頃の伝説が残る洞窟があって、社も祀られている。
斜めになった巨岩3つが扇のように重なっている様は確かに不思議だ。
研究者でもあるガイドさんが一緒なので、柵の中に中に入れる。
左)小さな社の裏に巨岩3つが重なってできた空間がある 右)コウモリの繁殖地でもある
ここも太陽の光が入る角度でカレンダーになっているらしい。左)研究者の観測の跡 右)太陽光が入る場所
研究者でもあるガイドさんが。縄文時代の太陽暦カレンダー熱く語るんだが・・・。どうなんだろう?
確かに縄文時代、ここに人がすんでいたのかもしれないが、自然石のようにも思える、それに、なぜこの山奥の場所で観測するんだろう?
この場所の向かいは、こんな山肌だし。平地の方が絶対観測しやすいと思うんだが。そしてこの山奥でない方が、観測結果を人々に報告しやすいと思うのだが。
イギリスのストーンヘンジ、エジプトのギザのピラミッドやアブ・シンベル神殿、メキシコのチチェン・イツァ、アイルランドのニューレンジと同じ時期であるから(ざっくり過ぎるけど)何かしらの共通性があるとも言ってるんだけど、巨石が好きで全て行ってる私としては
①例に挙げてる外国の巨石遺跡は全て平地にある
②例に挙げてる外国の巨石遺跡しっかりと誰が見ても人工建築物
なので、同意はできないなあ。
あと、研究者の人がアブ・シンベル宮殿の2月22日(ラムセス2世の誕生日)と10月22日の年に2回、朝日が一番奥の像に朝日が差し込むように設計されているのを、吉村作治氏に「ラムセス2世という個人の誕生日ではなく、太陽暦という大きい括りで建築されたはずだ」と言ったそうだが、エジプトに旅行した事のある人間なら、誰しも思うはずだ。「いやいや、あの自己顕示欲が強いラムセス2世なら自分中心で建設するだろう」と。