出だしはOK!
長回しかのようなカメラで、次々とボンドのエロさと殺し屋としての執着心を描く。で、ビルが壊れると、今度はメキシコシティの群衆で埋め尽くされたソカロ(広場)で疾走するヘリコプター。
このソカロ、最近、テンプロマヨーテという遺跡が整備されて、見学できるようになったるんだ。私が、行った20年前にはなかったのよん。行きたいなあ。
とまあ、ここまでは良かったのよん。
「007スカイ・フォール」はTVで放送されたのを観て復習したのでまだ良かったんだが、その前の2作をさっぱり覚えとらん。観たはずなのに。なので、マドレーヌのお父さんが、良く分からん。ふうん、そうだったのかあ、って感じ。他の今までの悪役とこう繋がるんだ。ふう~ん。
あとは、突っ込みどころ満載で。モニカ・べルッチは、何だったんだ? 旦那の葬儀の日に喪服を着た未亡人とベッドインするなんて、男の願望か?昔のポルノ映画か? しかも5分毎に殺し屋来るんじゃなかったのか? 何、のんびりしてるんだ? しかも、事の後なのに、その下着ってどうやったんだ? で、その後、殺されちゃったのか?
お父さんの死ぬシーンの映像をマドレーヌに見せられて、慌てていたジェームス・ボンド。だいたい、録画されてたのは知ってたのに、何で放置したままあの家をそのままにして去ったのか? マドレーヌを囮にしてた事を、ばらされたくなかったからか、「俺の目をみろ!」なんて動揺していたのか?
列車の、マドレーヌの着ていたドレスは、誰がいつ買ったんだろう? メイクも含めて、演じるレア・セドゥに全然似合ってなかった。しかも、あんだけボンドが苦戦する殺し屋に、顔を殴られてるのに、きれいなままだ。
で、敵のアジトの爆破シーン。映像的にはとってもきれいでした。でも、なんでメーター部分を銃を撃っただけで、なぜあそこまで大爆発?
あの建物の設備の燃料は、ガスだったんですか? あんな雑な配管の。あの配管で、世界を乗っ取る気だったんだ。
最後の、MI5の建物の爆破は、高校の文化祭かあ?
ヴァルツが一生懸命飾り付けしたのか?
で、あの船でヘリコプターに追いついて、拳銃でヘリコプターが落ちてくる~。落ちるかあ?あの位置に?
と、楽しく突っ込待させていただいているうちに、2時間半があっと言う間に終わったわい。
あっ、「007スカイ・フォール」はマムだったけど、今回は「ダディ(お父さん)」がキーワード。お父さんが里子を可愛がって、面白くなかった実子の話です。
次作は、ヴァルツが脱走してまた悪役で登場。列車からおとされた殺し屋(Mr.ヒンクス?)も生きてて登場。マドレーヌは、吊り橋効果がとっくに醒めて、ボンドと別れているんで、別のボンドガール登場。って感じかな。レイフ・ファンズは、もっと活躍しろよ!
ジェームス・ボンドって、休職中の時間の方が多いみたい。