



きっかけは、








講師は、越塚勇人氏。1965年神奈川県生まれ。元・体育教師・養護教員。スキーでの大事故をきっかけに全身麻痺の体に。その後、懸命のリハビリにより社会復帰。事故をきっかけに人生や人生感も大きく変化。現在、命について、大切な何かを伝えるために全国へ講演活動をおこなっている。
午後6時、会場となった宮崎市民文化センターに到着。講演前に流されたアンビリバボーのビデオから越塚氏の半生を知ることができた。
講演では、最初に「今、なくなったら本当に困るものを直感で


腰塚氏が、懸命なリハビリの中で体験した家族や上司、同僚、生徒たちとのこころの交流。凄まじい生きることへの戦いなどを通して、強い気持ちのこころは必ず叶う、人を大切にするなど、力強く語られた

また闘病中、看護師が言ってくれた「一緒にがんばりましょう」の言葉など、自分の価値観(思い込み、決めつけ、こだわり)で相手に教えたいなどという傲慢な気持ちがどこかにある

そして腰塚氏は、”ドリー夢メーカー”になろうと提案。
その意味は、



大切な人の”ドリー夢メイカー”として「やる気スイッチ」を見つけること。そして夢の共有者、共演者になること。
本当に困った時助けられるのは「親」だということ。自分の親、そしてこどもたちなど、すべて自分が源であること。
腰塚氏は教壇に戻られる前に5つの誓いをされた。紹介したい。
口は…人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
耳は…人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
目は…人のよいところを見るために使おう
手足は…人を助けるために使おう
心は…人の痛みがわかるために使おう
生死ギリギリのところで生きた方でしかわからない気づきだと感じる。不自由なく生きている今、当たり前のことを幸せと感じることを思い起こさせる言葉である。
その他、次のことを学んだ。







最後に・・・
講演では越塚氏がご自身の良い・悪い感情を包み隠さず話されたことが印象的だった。自分の弱さを語れる人間的な強さと使命感から人としての生き様を学んだように思う。
人と比べる訳ではなく、自分が納得してどう生きるのか・・。そう問われた講演会であったとも思う。どう生きるか・・3.11から1週間。繰り返される大自然の中の人間の存在、人とのつながり。宮崎県での口蹄疫の被害や新燃岳といろんな意味から揺さぶられたあの頃。それでも毎日の生活に流されている自分・・。でも「今」「ここ」の積み重ねが、現在と未来をつくっていくのだろう。焦らずどっしりと構えて、なすべきことをゆまずたゆまず積み重ねていくしかない。
また講演では「縁」の不思議さを感じた。この講演をちらしで知ったが、誘われなければ参加しなかったと思う。ここで見たことも感じたことも、縁をたぐり寄せていかなければできなかったこと。改めて人と人の織り成す縁を大切にしていきたい。
そして、笑顔とユーモアも大切にして・・・。