晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

徒然なるままに

2012-07-05 07:54:22 | 人生
“ つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、
心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、
あやしうこそ物狂ほしけれ。”
 『徒然草』序段

鎌倉時代の末期に吉田兼好が記したとされる随筆だが
学生時代に読んだきりで記述内容は詳しくない

しかし徒然なるままにという序段の言葉は忘れてない
人生観の一面を写す言葉であり、この歳になると
日々のくらしの大きな枕詞でもある

晴耕雨読と相通じる人生観でもあるが
意味としては
「暇(ひま)」「退屈(たいくつ)」「手持ちぶさた」ということだそうで、
つまり「徒然なるまま・・・」とは「暇にまかせて・・・」ということになるが
なかなかこの通りの生活はできない

人は能動と受動の相関関係で生きている
隠遁生活をしようにもいやがおうなしに受難はふりかかる

ただ徒然なるままにという気持や時間は大切です
他人から見れば無駄な時間、無駄なことと思われても
人には「あそび」が必要ということでしょう



コメント
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