北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2019.11.30 『509m峰』(点名:仲勃山・ちょぼつやま) 夕張の三角点を訪ねる
この週末も今やっておくことを!
夕張に執着している私は、
そろそろ夕張の三角点をつぶして歩こうかと考えていた。
それで調べてみると、
他の地域同様数々の三角点が点在していることを知った。
土曜の朝、そんな一つから始めようと、
途中でHiromi を拾い、
夕張市滝の上に向かった。
そして道々夕張~厚真線に入る。
狙ったのは点名:「仲勃山」。
『仲勃山』の「勃」を私は読めなかった。
それで自宅で地形図を見ているとき、女房に聞いてみた、
「この字なんて読むのよ?」
すると私より賢い女房が言った、
「勃起の勃でしょ!」
あっ・・・
勃起の熟語ならわかるさ、
しかしそれを切り離して「勃」だけが一人歩きすると、
それは全く独立した感覚で・・・
まあ、歳でその「勃」にもすっかり疎遠になっちまったからなあ・・・
この山は以前から、
この辺りの国道を走りながら目にして気になっていた。
そのわりと鋭角な容姿を眺めて、
いつか登ってみたいと。
この山に登るルートは二通り考えられる。
一つは夕張川に架かる「滝の上橋」を渡った地点から尾根に取りついて、
南東に登り行く尾根を忠実に辿って頂上を目指すもの。
もう一つは道々を更に進み、
左手に小沢と砂防ダムが見えた地点から入山して、
小沢を経て尾根に取りつくもの。
現地に行ってみて後者を選択した。
笹の高さと密度を見ると、
結構きつそうなので、
登路の距離が短い方を選択した。
道々の都合よい位置に駐車地があり、
9時ちょうど、スタート。
すぐ小沢に入る。
最初の砂防ダムを越えると、
小さいがきれいな滑滝が現れる。
ひじょーにコンパクトではあるが、
紛れもなく滑滝だ。
しばらく小沢の渡渉を繰り返しながら進んでいく。
そして勘に従って尾根への急斜面に取り付く。
この斜面の笹が手強く四苦八苦。
尾根の頭に上がると一旦笹が薄くなった。
ただ長くは続かず、
その後は濃くなったり薄くなったり。
そして最後の登りが急登の上、
笹の背丈が高くなった。
しかしどういうわけか足元を見ると、
登山道の狭い幅で笹がない。
最初はシカ道かと思ったが、
足元の笹の切り株もないので、
人為的な手が加わったとしか考えられない。
そして助けられたその跡もやがて消えた。
しかしピークは近い。
三角点を見つけさせようと、
Hiromi を前に立たせるも、
登りきったHiromi が、
「ピークはまだ先だわぁ~」。
続いて登ると、
なるほど少し先に更に高みがある。
Hiromi に続いて最高標高点に行ってみると、
何とどなたかが作成された頂上標識が木にくくりつけられていた。
こんなマニアックな山に、
と驚いたが、そのくくりつけられていた高さから察して、
積雪期だったようだ。
10時25分、ピークに立った。
早速三角点を探す。
周囲の雪を登山靴で払い除けるも見つからない。
首をかしげてしまう。
そこでとりあえず早めの昼食。
そしてまた探すもやはりない。
そこでHiromi にその地点の標高を確認した。
するとHiromi のGPS では「518m」と言う。
ん? それは高すぎる。
そこで登ってきた時最初にたどり着いたピークに戻ってみた。
するとそこに三角点の標石は存在した。
三等三角点:「仲勃山」。
木の間越しに南夕張の 風景が見える。
下山を開始して登路の傾斜のきつさを知った。
登るときには笹のトンネルを、
ただただ黙々と登ったので、
その傾斜をあまり感ずることがなかった。
それが下山となると、
雪や笹の茎に滑らされて、
簡単にすってんころりん!
また小沢に降り立ち、
それをたんたんと下って、
12時ちょうど、駐車地。
まだ時間が早いのでもう一座へ向かった。