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2019.12.17 『242m峰』(点名:南高山)~『274m峰』(点名:東山奥)  師走の貴重な一日を楽しむ

 今日は休み。

今年の12月は楽だ。

土曜休みはないものの、

先週も今週もウィークデーに休みを入れることができた。

例年だと12月は早出と残業が続くのだが、

今年はそれもなく平和に時が流れていく。

ただのアルバイトの身としては、

忙しいのはまっぴらゴメンだ。

 

 貴重なウィークデーの一日は、

また南空知で三角点を目指すことにした。

栗山町円山と滝下の中間点あたりから、

「栗山幹線用水路」に沿う農道に入った。

そして「イタイベツ川」沿いに続く林道に入るのだが、

既に廃道と化していて、

農道脇に駐車するしかなかった。

目指すピークまではそう長い距離でもないので、

その地点から歩くことには抵抗がない。

駐車地をスタートすると、

すぐにすすきや笹が林道を覆い、

目指すピークへの取り付き点まで行けるのかどうか不安になる。

しかし笹に覆われた林道は、

エゾシカの防護柵を越えて進入すると通常の状態に戻った。

そして間もなく「板江別林道」の入口ゲートが現れた。

但しこのゲートは開放されたままだ。

ゲートを過ぎるとすぐに分岐が現れる。

今日はこの分岐から二本の林道を歩くことにしていた。

つまり、一旦進行方向右側の林道に入り、

『242m峰』に登ってから戻って左の林道に入る。

二座目の『274m峰』に登るためだ。

 林道はウェットで歩きにくい。

少しでも傾斜が出ると滑って、

ストックを持参しなかったことを少々後悔した。

地形図に従って右斜面への取り付き点を探す。

しかし地形図以上に斜度のきつい斜面が続き、

なかなか取り付けない。

するとCo.120で右手に小沢が現れ、

ピンクテープがつけられていた。

ちょっと驚いたが、上空を見上げて納得した。

上空には北海道電力の送電線が走っており、

沢筋のピンクテープは、

その保守管理用の小道に導くためのものだった。

送電線の下にはこの保守管理用の小道が完備されている。

  小沢を入って間もなく急斜面に取り付いた。

笹をつかみながら滑る急斜面を登って笹原へ。

あとは西に向かって笹の斜面を登るだけだ。

笹は薄い。

やがて頂上に達した。

四等三角点「南高山」

「南」ということは「北」もあるのか?

木の間越しに西側の風景が広がる。

なかなかいい眺めだ。

東には今週末目指すことになるであろう、

「板江別」のピークが見えている。

それを目にすると益々登行意欲が掻き立てられる。

  登路とは別の斜面を下って林道に下りた。

そして分岐まで戻り、

『274m峰』を目指して歩いた。

こちらの林道も長く歩くことはなく、

Co.200で斜面に取り付いた。

ところが「斜面に」とは言っても、

登山道のような刈り分け道がつけられていた。

ただ、これもまた北電の送電線保守管理用の小道で、

その先には送電線を支える鉄塔が見えていた。

従ってその小道を離れて笹薮に入った。

いくらも登らないうちに頂上に達したが、

こちらのピークは笹の密度が濃い。

とりあえず、四等三角点「東山奥」

三角点の標石を求めて探し回るのだが、

どこにも見つからない。

見つからないのは濃い笹のせいもあるが、

倒木がひどい上倒れた木が人為的に切断されて、

そこらじゅうに散らばっている。

従って三角点標石はそれらの下になって見えないのだと推測する。

残念だが見つけられずに下山することにした。

 林道を淡々と下っていると雨が降りだした。

強くはないが決して心地よくはない。

林道分岐を過ぎ、

エゾシカの防護柵を越えて駐車地に戻った。

三角点もう一座と思っていたが、

いざ雨が降り出すとその気にはなれず、

おとなしく帰途に着いた。

ウィークデーの貴重な休みを得られたことに感謝!

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