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2019.12.22 『477m峰』(点名:板江別)  まだまだ小雪の山を楽しめる!

 今日は冬至。

とうとうこの日がやってきた。

日が短くなっていくのはたまらなく淋しい。

明日からほんの少しずつではあるが、

一日一日日が長くなっていく。

明るい希望が湧いてくるというものだ。

 昨日の終業後、いつものようにHiromiを迎えに行き、

また南空知の山の麓で車中泊とした。

そして今朝7時、

田園地帯の端に駐車してスタート。

スタートして間もなく、

エゾシカの防護柵に設けられた可動式の扉から林道に入った。

この林道は最初笹が覆っている上、

路面がドロドロのワダチとなっており、

とても車で進入はできない。

それゆえハンターが入り込むこともないので、

安心して林道歩きを楽しめるというものだ。

エゾシカの防護柵から10分も歩かぬうちに、

「板江別林道」のゲートが現れる。

このゲートを越えるとすぐに分岐となり、

つい5日前「南高山」に向かった時と同じく、

右股に入って林道終点まで進む。

林道は「イタイベツ川」に沿って奥に伸びる。

  「板江別」は素直に読むと「いたえべつ」だ。

ところがそのピークを源とする川は「イタイベツ川」と、

カタカナで地形図に示されている。

であるならば、「板江別」も「イタイベツ」と読むのだろう。

ただ、私が住む「江別」の名称が、

何故そこで使われているのかが不思議だ。

 「板江別右股林道」は、

最初右岸につけられているが、

やがて左岸にかわってまた右岸となる。

そして終点を迎えるのだが、

今日はその終点まで辛抱できなかった。

どうも記憶の中の林道より長い気がして、

駐車地から3kmほど歩いたところで、

古い作業道を伝って斜面に取り付いた。

尾根の頭まで上がって、

あとは尾根をつないで目標に至るつもりだった。

そこで唯一の願いは濃いブッシュに悩まされないこと。

ところがこの斜面はそのわずらわしさが全くなく、

どこでも歩ける状態だった。

そんな斜面を快適に登り、

8時50分、Co.360で尾根の頭に上がった。

ここで進路を東に取り、尾根を伝って登って行く。

そしてこの尾根がまた素晴らしかった。

雪がなければそこに登山道が現れるのではないかというほど、

邪魔になるブッシュが少ない。

ただ厄介な倒木は次から次へと現れはしたが。

そんな倒木を越えたり回避したりを繰り返し、

ようやく前方に尾根の終息点が見えてきた。

 

そしてそのころになると尾根に笹が覆いだした。

9時40分、Co.440で一旦ピークに上がった。

このピークから方向を南に変えて尾根が続く。

そしてようやく目指す『板江別』が見えてきた。

 

ところがここから笹薮突入だ。

そうだよねえ、そんな簡単に登らせてくれるわけないよねぇ~

笹を漕いで進むが、この稜線からは左右の風景が楽しめる。

先週Kasaneと登った『雨霧山』が北東方向約2kmの位置に見えている。

前を行くHiromiは今日も元気で、

ガンガン笹を漕いでいく。

10時ちょうど、三等三角点「板江別」。

 早速頂上で三角点標石を探す。

そして20cm程の雪の下にそれはあった。

いい瞬間だ。

今日もバウムクーヘンがないので、

私の手製卵サンドでシケの真似して初登を祝った。

下山は予定を全うしたという豊かな気分で楽しく下る。

余計なショートカットを企てると、 

無駄に時間を費やすであろうことを避け、

おおよそ登路に沿って下り、

最後は急斜面の下降で林道に当てた。

あとは淡々と歩いて、

12時25分駐車地。

今日は朝まで雪の予報だったが、

起きた時から山行を終えるまで、

穏やかで素晴らしい天気だった。

なかなか立てないマニアックな一座を終えて、

Hiromiとまた「サイゼリヤ」で反省会!

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