北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2019.12.10 『雨霧山』(509m) 栗山側からめんこいKasaneを連れて
今日は休み。
先週ウィークデー休日の多いKasaneと連絡を取り、
休みが合ったのでともに登ることにしていた。
Kasaneははるばる大雪山の麓からやってくる。
その走行時間を3時間と読み、
それに合わせて待ち合わせ場所の、
室蘭本線「古山駅」に向かった。
そして着いたのが8時過ぎ。
Kasaneの予想到着時刻までには30分ほどあったので、
ザックに荷物を詰めたりストレッチをしたり。
Kasaneは私の予想を5分オーバーで到着した。
私の読みのなんと正確なことか・・・
JR古山駅から二台で目的地へ向かった。
栗山町の町道を東山地区の集会所まで走った。
今回はこの集会所を駐車地とさせていただいた。
いつもはもう少し林道を入るのだが、
Kasaneの小さい車がスタックしては大変なので、
集会所に置いて歩くことにした。
以前のブログで紹介したが、
Kasaneとは2年前に『神居尻山』で知り合った。
ボーイッシュで自然を相手にした職業に就いている。
歳は私の40歳も下の25歳だ。
だから孫のような感覚でめんこい。
そんなKasaneと、
9時15分、駐車地をスタートした。
このルートからは昨年も同時期に登っている。
まあ、標高が509mの山だから、
「登る」と言うよりは長い林道歩きが魅力だ。
わずかばかりの車道を歩いて、すぐ林道に入る。
しかし最初は林道と言っても、
その先に畑が広がっているため、
農道と表現した方がいいのかもしれない。
広い畑が広がる中を歩き、
エゾシカの防護柵を越えて、
9時30分、林道ゲート。
この林道の名称を知らなかったが、
森林管理署のの張り紙を見ると、
「雨霧林道」となっていた。
つまり「雨霧林道」は夕張市南清水沢を基点とし、
ここで終点を迎えることがわかった。
林道の積雪は例年のこの時期と何ら変わることがない。
歩行に支障がなく大変歩きやすい。
そんな中をほKasaneと楽しく会話しながら、
と言いたいが、
ばってん、話しが通じんばい!
いや、私の話しを聞き取ってくれないのだ。
私の言葉がどうもこもるようで聞き取りにくいらしい。
何か話すだびに「えっ!?」という聞き返しから始まるKasane。
終いには「今何と言ったのか全くわかりませんでした」などと返ってくる始末!
そこで納得した、Hiromiといちいち話しが噛み合わないわけが。
そうだそうだ、みんな俺が悪いんだぁ!
しかし、今からこんなんで、
もっと年取ったらだれも私の言う事を理解してくれないのではないか?
まずい~
林道を登っていくと、
沢筋から上がってきたヒグマの足跡に遭遇した。
この辺りは割とヒグマの影が濃い。
フツーリアルなヒグマの足跡を目にするとビビるもんだが、
このKasaneはむしろ喜んでいるように見える。
そりゃそうだ、自然と触れ合う職業に就いているのだから。
林道はその性質ゆえ、
いくつも蛇行を繰り返して徐々に高度を上げて行く。
そしてもう頂上が見えるという辺りで、
再びヒグマの足跡に遭遇した。
前に目にしたものより大きく、
そこを歩いて時間が経っていないよう。
ここでもKasaneは喜んでいるが、
念のため私は大声を出して進む。
頂上基部に着く頃になって、
それまで降っていた小雨が上がり、
ガスも晴れだしていい感じ。
Kasaneを先に登らせる。
少々の笹漕ぎを経て頂上へ。
そこでKasaneが叫んだ、「(三角点標石が)あった!」。
12時10分、二等三角点「鬼奥峠」。
この山の点名は「雨霧山」ではなかった。
名前の由来は夕張から見て、
『鬼首山』の西奥に位置するからだろうか?
頂上に至る少し前より「お腹すいた」と言い続けていたKasane。
早速昼食の準備に取り掛かる。
どうやらコッヘルを出してうどんを煮る様子。
私は日帰りなのでポットの湯でカップ麺+白飯+卵焼き。
出来上がった熱々のうどんをおいしそうに食べるKasane。
しかし食べ終わってみると、
コッヘルの底にうどんが焦げてこびりついてしまった。
それにもう一度水を入れて煮る。
こびりついたうどんをはがすつもりだ。
そこで私がその濁った汁の入ったコッヘルを覗き込んだ、
「うまく剥がれるといいな」と思って。
そしたらKasane、「飲みますかあ!?」
い、いらねえよそんなもん!!
まあま、こいつは変わってる。
そして話しはまだ続く。
「お前それ飲むのか?」と尋ねると、
「飲みますよぉ、もったいないですからあ」。
これにも驚かされたが、まだ続く。
今度はその濁った汁の中に、
今しがたカリポリと食べていた柿ピーを入れだした!
ひぇ~っ!!
こいついったい何者~っ!?
結局そのコッヘルの中の汁を一滴も残すことなく胃袋へと流し込んだ。
Kasaneさん、恐れ入りました。
下山は頂上からしばらく尾根伝いに下ってショートカット。
下りが苦手で、「情けない姿を撮らないでくださいよ~」と言っていたKasaneも、
難なく下って林道に下り立った。
あとはまた大笑いをしながら淡々と下るのだが、
途中で山ぶどうがたわわに下がるツルを発見し、
ゆさぶってできるだけ確保した。
こんな場面でもKasaneは採った山ぶどうをすぐ口にする。
そして「あま~いっ!」。
まあま、野生児だわ。
それからまた楽しく下り、
14時30分、林道ゲート。
それからすでに晴れて美しく広い畑の中を歩いて、
14時45分、駐車地。
Kasaneが「長沼のソフトクリームが美味しいところに行きたい」と言うので、
そこまで案内して別れた。
その売れ筋、人気の店を以前からHiromiに聞いておいてよかったよ。
Kasane、楽しかったねえ。
また登ろうねえ!
※Kasaneには結婚願望があります。
ところがなかなか出会いの機会がありません。
そんなKasaneに興味を抱かれた若者諸君は、
マネージャーのAmigoまでご一報下さい。
但し、私の目は厳しい!